「乳酸菌とビフィズス菌って何が違うの?」
「効果が高いのはどっち?」
こんにちは、発酵食品マニアのすえさやです^^
ヨーグルトを買うとき「ビフィズス菌入り」だとなんだか体に良いような気がして、手に取る人はきっと多いはず。
でも、乳酸菌とビフィズス菌の違いをちゃんと知っていないと「ヨーグルトを食べているのにお腹の調子が良くならない!」なんてことになるって知ってました?
かくゆう私も、違いを知らなかったせいで3ヶ月ほど「効果をあまり感じないなぁ~」と思いながら食べていた時期があるんですけど^^;
そこで今回は、ヨーグルトの効果をちゃんと実感するために乳酸菌とビフィズス菌の違いについてお話ししていきますよ^^
最後にはビフィズス菌入りと、そうじゃないヨーグルトを食べ続けて分かったことも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください♪
それではさっそくレッツゴー!
乳酸菌とビフィズス菌の違い3つとは?
乳酸菌とビフィズス菌は2つともヨーグルトに使われていますが、実はどちらも人間の腸に住んでいるって知ってました?
意外にも身近にいた2つの菌に、いったいどんな違いがあるのか…ちょっと一覧で見てみましょうか^^
- 糖を分解して作る成分
- 人間の腸に住んでいる数
- 酸素・酵素への耐性
これだけだとよく分からないと思うので、これからもうちょっと詳しくお話ししていきますね。
まずは1つ目の違い「糖を分解して作る成分」についてから!
乳酸菌とビフィズス菌の違い1つ目:糖を分解して作る成分
ところでビフィズス菌についてですが、乳酸菌の一種って思っている人は意外と多いんじゃないでしょうか。(私も昔は思ってたし^^;)
でも実は、乳酸菌とビフィズス菌って全くの別物なんですよね。
というのも、乳酸菌は糖を分解して乳酸(だいたいブドウ糖の5割以上の乳酸)を作るんですけど、ビフィズス菌の場合は乳酸を作るもののその量は少なめ。
その代わりに、酢酸・葉酸・ビタミンBを作り出すので、乳酸菌とはぜんぜん違うんですよ^^
そんな違いを持った乳酸菌とビフィズス菌は私たちの腸内にも住んでいるわけですが…実はその数にも大きな違いがあったんですよね~。
乳酸菌とビフィズス菌の違い2つ目:人間の腸に住んでいる数
乳酸菌とビフィズス菌は人間の腸にも住んでいる…ここまでは同じなんですが、住んでいる数は全然違います^^;
人によって差はあるんですけど、私たちの腸に住んでいる善玉菌の数を100%だとすると、ビフィズス菌はなんと99.9%!
数にすると
- ビフィズス菌:約10兆個
- 乳酸菌:約1000億個
という感じ。
「ヨーグルト = 乳酸菌」のイメージが強すぎて、ビフィズス菌をなんだか特別に見ていたけど、意外とビフィズス菌のほうが身近なものだったんですね^^
ということは、私たちに合っているのは「ビフィズス菌入り」のヨーグルトってこと?
…って思った人は多いはず。
たしかに私たちの腸内細菌の数を考えると、腸内でも数の多いビフィズス菌を摂ったほうが効果をより実感できそう!
でも市販のヨーグルトを見てみてください^^
不思議なことにビフィズス菌入りのものより乳酸菌入りのものばかり。
どうして私たちの腸内にたくさんいるビフィズス菌ではなく、乳酸菌のほうがヨーグルトにたくさん使われているのか…それは乳酸菌とビフィズス菌の違い3つ目の「酸素・酵素への耐性」があるからなんですよね。
乳酸菌とビフィズス菌の違い3つ目:酸素・酵素への耐性
乳酸菌とビフィズス菌をヨーグルトで摂るとき、1番ネックになるのが「酸素」と「酵素」です。
ヨーグルトパックの封を開ければすぐ酸素に触れるし、食べれば胃液に含まれている消化酵素に触れる…これはどうしたって避けられません^^;
乳酸菌の強さ
- 酸素 → あっても生きられる
- 酵素 → 死ぬものが多いけど、生き残る種類の乳酸菌もいる
ビフィズス菌の強さ
- 酸素 → 死んでしまう
- 酵素 → 死んでしまうものが多い
ビフィズス菌が酸素にも弱いなんて…いくらヨーグルトに含まれていたとしても食べ方が悪かったりしたら効果も実感しにくくなりますよね^^;
とくに大きなパックだと1回で食べきるのは難しいし、そうなるとず~っと空気に触れているわけでビフィズス菌が減っていってしまうに違いありません…。
でもそんな中で朗報が!
実は、ビフィズス菌の中でも「bb536」という種類は酸素にも酵素にも強く生きたまま腸に届いてくれるんですって♪
…でもそうなると原点にかえって「乳酸菌とビフィズス菌(bb536)入りのヨーグルト、どっちのほうが効果があるの?」ってなりますよね(笑)
だから私はより高い効果を得られるのはどちらなのかを確かめるべく、ビフィズス菌(bb536)入りヨーグルトとそうじゃないヨーグルトをそれぞれ2ヶ月間ずつ食べ比べてみました^^
乳酸菌とビフィズス菌それぞれ食べ続けて感じた違いとは?
私が乳酸菌だけのヨーグルトとビフィズス菌入りのヨーグルトをそれぞれ食べ続けてみて感じたのは、やっぱり「ビフィズス菌入りのほうが整腸作用がある」ということ。
もちろん、乳酸菌ヨーグルトでも便秘改善の効果はありました。
ただ、食べているのにも関わらずたまに便秘になることがあったりして^^;
それがビフィズス菌入りヨーグルトにはなかったんですよね。
だからもしもあなたが整腸作用を目的にヨーグルトを食べるならビフィズス菌入りヨーグルトのほうがおすすめ!
それと食べ続けて分かったことがもう1つあるんですけど、乳酸菌ヨーグルトにしてもビフィズス菌入りヨーグルトにしても「オリゴ糖」を含むものと食べると効果を実感しやすくなったように感じました^^
オリゴ糖は腸内の善玉菌のエサになるから、ヨーグルトとの相性が良いんですよね。
(おすすめは「きなこ」。食物繊維も含まれているから便秘にいいですよ)
ちなみに、今回私が食べたヨーグルトは以下の通りです^^
★乳酸菌ヨーグルト
★ビフィズス菌(ビフィズス菌bb536)入りヨーグルト
さて、ここまで長くなっちゃったので最後に要点だけふり返っておきましょうか!
まとめ
- 乳酸菌とビフィズス菌の違い3つとは
- 糖を分解して作る成分
- 人間の腸に住んでいる数
- 酸素・酵素への耐性
である。
- より効果を実感しやすいのは「ビフィズス菌」入りヨーグルトである。(酸素や酵素に強いビフィズス菌だと実感しやすい)
ビフィズス菌ヨーグルトは効果をより感じることができるけど、自分で作るのって難しいんですよね。
私もビフィズス菌入りヨーグルトを種に自分で作ってみたことがあるんですけど、たまに便秘になっていたし^^;(美味しい普通のヨーグルトでした!)
確実にビフィズス菌入りヨーグルトを食べたいなら、買ったほうがいいかもしれません。
とはいえ、乳酸菌だけでもオリゴ糖と食べるなどの工夫をすれば、腸内環境をよくする効果をアップさせることはできるし、自分のお腹の具合に合わせて上手に選ぶのがGoodです^^
ハピパリ運営者 “ すえさや ” ってどんな人?
- 「広島県」出身の「福岡県」住まいのアラサー主婦(生い立ち)
- 発酵食品と猫LOVE
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