「チョコレートに合う発酵食品が知りたい!」
こんにちは、発酵食品マニアのすえさやです^^
突然ですが、あなたはチョコレートが発酵食品だってご存知でしたか?
チョコレートの原料であるカカオの種は、取り出す前に実を発酵させることから「チョコレート(純ココアパウダー)」は発酵食品と言われているんですよ。
発酵させることでカカオ豆に香りや酸味が出るらしいので不思議ですよね。
そして発酵食品は基本的にその他の発酵食品とも相性がいいので、チョコレートも他の発酵食品と合うはず!
ということで実際にカカオ豆が原料のチョコレート(純ココアパウダーも含む)にいろいろな発酵食品を合わせてみました。
今回は
- 納豆
- 酒粕
- 醤油
- 味噌
- みりん
を合わせてみたんですが、どれもすごく美味しくなったので普段のお菓子作りはもちろん、バレンタインにもおすすめですよ。
それではさっそく「チョコレート×納豆」から、どんなお菓子ができるのか見ていきましょう。
「納豆」入りチョコレート菓子
クランチチョコレート
材料
- チョコレート:50g
- ドライ納豆:30g
この分量で小さじ11杯分できます
作り方
- ドライ納豆を細かく砕く
- チョコレートを細かく割って600Wで20秒ずつ温めて溶かす
- 溶かしたチョコレートに砕いたドライ納豆を入れてよく混ぜる
- 計量スプーンなどで形を作り、クッキングシートの上に出していく(型があれば型に入れる)
- 冷蔵庫で1時間ほど冷やし固めたら完成
ドライ納豆のクランチチョコレートはナッツのようなザクザク食感が楽しく、納豆の香りとうま味のおかげでコーンフレークで作るときよりも味が濃いんですよ。
だから作り方が簡単でも味に手抜き感は出ません。
塩味のドライ納豆を使えばチョコの甘さをより引き立たせることができますし、ドライ納豆にクセがないのでドライフルーツを混ぜるなどのアレンジも可能です。
なので「手間をかけずに美味しいお菓子が食べたい」そんなときにおすすめですね。
「酒粕」入りチョコレート菓子
生チョコレート
材料
- チョコレート:50g
- 生クリーム:50g
- 酒粕:20g
- 純ココアパウダー(飾り用):適量
この分量で2cm×2cm、厚さ1cmのキャラメルが16個できます
下準備
- チョコレートを入れる容器にクッキングシートをひいておく(この分量だと容器は9cm×9 cm、高さは3cmあれば足ります)
作り方
- 耐熱容器にチョコレートを細かく割って入れ、600Wで20秒ずつ温めながらチョコを溶かす
- 別の耐熱容器に生クリームと酒粕を入れて、600wのレンジで30秒加熱
- 酒粕をよく混ぜ合わせて裏ごしする
- 裏ごしした酒粕ペーストと溶かしたチョコレートと混ぜ合わせる
- 容器にチョコレートを流し入れる
- 冷蔵庫で1時間ほど冷やし固め、一口サイズに切って純ココアをふりかけたら完成
お酒入りのチョコレートを家で作るのは大変ですが、酒粕を使えば簡単にお酒の香りがするチョコレートを作ることができますよ。
酒粕のうま味がプラスされるので普通の生チョコよりも深い味わいがしますし、舌触りも滑らか。
もちっとした食感はちょっと良いところのチョコレートのように感じられるので、人に贈るのにもおすすめです。
我が家では普通の生チョコよりも酒粕入りの生チョコのほうが人気なので、作るときはいつも酒粕入り。
ただ、アルコールが含まれているのでお子さまやアルコールに弱い方は気をつけてくださいね。
チョコレートプリン
材料
- 牛乳:200ml
- 酒粕:20g
- 砂糖:20g
- 粉ゼラチン:4~5g(小さじ1.5で約4.5g)
- 純ココアパウダー:小さじ1
この分量でプリンカップ2個分できます
作り方
- 耐熱容器に牛乳200mlのうち50mlと酒粕を入れて、600wのレンジで30秒加熱する
- 純ココアパウダーもくわえてよく混ぜ合わせ、裏ごしする
- 別の耐熱皿に牛乳200mlのうち30mlと粉ゼラチンを入れて、500wのレンジで10秒ずつ加熱して溶かす
- ボウルに裏ごしした酒粕ペースト、残りの牛乳、砂糖、溶かしたゼラチン、バニラエッセンスを入れて、泡だて器でよく混ぜる
- プリンの器に流し入れて、冷蔵庫で固めたら完成
酒粕を入れて作ったプリンは酒粕の食感を引き継いでもったりした食感になります(ムースを固めた感じに近いかもしれません)
このプリンはチョコレートも生クリームも使っていないにもかかわらず濃厚な仕上がりなので、脂質が気になる人にもおすすめですよ。
口の中でゼラチンが溶けるタイミングで酒粕と純ココアの香りがふわっと広がるので、香りまで楽しむためにもぜひゆっくり召し上がってくださいね^^
★他にも酒粕×チョコレートでアイスクリームやパウンドケーキなども作ることができます。
詳しくはこちらをどうぞ。
⇒簡単美味しい!酒粕を使ったお菓子のレシピ8つをご紹介
「醤油」入りチョコレート菓子
チョコレートムース
材料
- チョコレート:100g
- 動物性の生クリーム:200ml
- 醤油:小さじ2分の1
- 純ココアパウダー(飾り用):適量
この分量でプリンカップ3つ分できます
作り方
- ボウルに生クリームを半量入れ、角が立つまで泡立てる
- 別のボウルにチョコレートを細かく割って入れ、湯せんで溶かす
- 溶かしたチョコレートに泡立てていない残りの生クリームと醤油を入れよく混ぜる
- 泡立てた生クリームを数回にわけて混ぜていく
- 容器に入れて冷蔵庫で2時間ほど冷やし固め、純ココアパウダーを振るいかけたら完成
醤油を入れたチョコレートムースはチョコレートの香りと甘さが引き立ち、まるで売り物のような仕上がりになります。
小さじ2分の1程度の醤油なら塩味も気にならずチョコレートの甘さが際立つだけですが、個人的には小さじ1の醤油にして少し塩味も感じるようにするのもおすすめですね。
口どけが滑らかなのでアクセントに細かく刻んだドライ納豆やナッツを入れてもいいかもしれません。
「味噌」入りチョコレート菓子
チョコブラウニー
材料
- 味噌:大さじ1
- チョコレート:100g
- 無塩バター:50g
- 卵:2個
- 薄力粉:50g
- 砂糖:50g
- 純ココアパウダー:20g
- お好きなナッツ:50g
この分量で成形して5cm×5cm、厚さ2cmのブラウニーが6個できます
下準備
- ローストしていないナッツはフライパンで香りがするまでから煎りする
- ナッツを好みの大きさに刻む
- 薄力粉と純ココアパウダーを合わせてふるう
- 味噌に粒がある場合は裏ごしする
- バットがある場合はバットにクッキングシートを敷き、バットがない場合はクッキングシートを折りホッチキスでとめて型をつくる(この分量だと容器は18cm×18cm、高さは5cmあれば足ります)
- オーブンを170℃に予熱する
作り方
- ボウルに砂糖と味噌を入れ、すり混ぜる
- 卵を割り入れ、ハンドミキサーか泡立て器で白くもったりするまで混ぜる
- 別のボウルにチョコレートとバターを入れ、湯せんにかけて溶かす
- 2に3を少しずつ分けながら入れ、卵の泡を潰さないようにヘラで優しく混ぜる
- ナッツを半量入れて混ぜる
- 薄力粉と純ココアパウダーを3回くらいに分けて入れ、粉っぽさがなくなるまでさっくり混ぜる
- バットもしくはクッキングシートで作った型に流し入れて、平らになるように広げる
※生地の厚さは2cmが目安 - 残りのナッツを表面にのせる
- 170℃のオーブンで10分焼き、いったん取り出してアルミホイルをかぶせ、さらに15分焼く
- 生地の中央に竹串を刺して生の生地がついてこなかったら焼き上がり
- ラップを上からふんわりかけてあら熱がとれるまで常温におき、その後冷蔵庫で冷やす(一晩しっかり冷やすと綺麗に切れて、生地もしっとりする)
- 好みの大きさに切ったら完成
味噌をブラウニーに入れると、最初に塩味を少し感じ、その後にチョコレートの濃厚な甘さを感じます。
チョコレートの味が口に広がると塩味は分からなくなるレベルなので、味噌は完全にチョコレートの引き立て役ですね。
ただ、私は100gあたり食塩相当量が10.7gの味噌を使っているので、それ以上の食塩相当量がある味噌を使うときは注意が必要です。
同じ分量入れると塩味が効きすぎる可能性があるので、味噌の量は減らすようにしてくださいね(ちなみに私はフンドーキンの無添加合わせ味噌を使っています)
また、今回はナッツを使いましたがドライフルーツも美味しいのでおすすめですよ。
ちょっとお金はかかりますが、オレンジのドライフルーツは色味もいいし、味と香りもチョコレートに合うので個人的に好きですね^^
「みりん」入りチョコレート菓子
チョコキャラメル
材料
- 本みりん:100g
- 動物性の生クリーム(脂肪分35%以上):100g
- 純ココアパウダー:5g
- 冷水(煮詰めの確認用):200ml
この分量で1cm×3cm、厚さ1cmのキャラメルが16個できます
本みりん以外のみりんだと、糖度が足りなかったり添加物が邪魔をしたりしてキャラメルが固まらないことがあります。
なので、みりんキャラメルを作るときは必ず本みりんを使ってくださいね。
下準備
- キャラメルを入れる耐熱容器にクッキングシートをひいておく(この分量だと容器は8cm×10cm、高さは3cmあれば足ります)
- 指で底を触れるサイズの容器に冷水を入れておく
作り方
- 材料を全てフライパンに入れ、弱中火~中火で混ぜながら煮詰めていく
※火が強いとザラザラした舌触りになったり、分離して油っぽいキャラメルになるので注意 - キャラメルがもったりし、混ぜるときにフライパンから自然にはがれるようになるまで煮詰める(練るような感覚になる)
- 冷水にキャラメルを(大豆サイズ)垂らし、指でつまんで固さを確認する
- 柔らかいゴム~パキッと固まるまで好みの固さで煮詰めたら容器にキャラメルを流し入れ、あら熱がとれるまで常温においておく
- あら熱がとれたら冷蔵庫に入れ、4~6時間ほど冷やし固める
- 好みの大きさに切ったら完成(キャラメルが柔らかくて切りにくい場合は包丁に薄く油を塗ると切りやすい)
みりんキャラメルを煮詰める時間はガスかIHかでも変わるので目安は「冷水で固まって指でつまめるかどうか」にするといいですよ。
冷水の中で形を保っていても触って感触がない場合は、冷やしてもクリーム状にしかなりません。
なので触って弾力を感じるくらいまでは煮詰めましょう。
また、使う生クリームの脂肪分は高いもののほうがおすすめです。
脂肪分がコクと風味をうむので、脂肪分の低い生クリームを使った場合は淡白なキャラメルに仕上がりますよ。
とはいえ脂肪分が高すぎると焦げやすくなるので、個人的には生クリームの脂肪分は40%くらいが美味しさ的にも作りやすさ的にもおすすめですね。
みりんキャラメルは手間と時間がかかりますが、そのぶん舌触りが滑らかで砂糖を使っていないのにしっかりと甘く、絶対にまた食べたくなる美味しさです。
たとえ失敗して固まらなくてもクリームとしてクッキーに挟んだりパンに塗ったりして使えるので失敗をおそれずに作ってみてくださいね^^
まとめ
- チョコレート×発酵食品の合う組み合わせと作れるお菓子は
- チョコレート×納豆
- クランチチョコレート
- チョコレート×酒粕
- 生チョコレート
- チョコレートプリン
- チョコレート×醤油
- チョコレートムース
- チョコレート×味噌
- チョコブラウニー
- チョコレート×みりん
- チョコキャラメル
である。
- チョコレート×納豆
今回チョコレートに発酵食品を混ぜてみて分かったんですが、塩味のある発酵食品はチョコレートの甘さを際立たせていました。
それに香りの強い発酵食品はチョコレートの香りに奥行きを持たせ、発酵食品の持つうま味はチョコレートの味に深みを与えて濃厚なものに。
チョコレートや純ココアは単体でも香りや味が素敵ですけど、今回混ぜてみた発酵食品はどれもチョコレートの香りと味をワンランク上げてくれるものばかりでした。
なのであなたもぜひ、チョコレート×発酵食品をやってみてくださいね^^
ハピパリ運営者 “ すえさや ” ってどんな人?
- 「広島県」出身の「福岡県」住まいのアラサー主婦(生い立ち)
- 発酵食品と猫LOVE
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