「酒粕の保存方法が知りたい!」
こんにちは、発酵食品マニアのすえさやです^^
酒粕を買ったのはいいけど、保存方法がよく分からないって人は意外と多いのでは?

かくゆう私も、最初の頃はどういうふうに保存すればいいのか分かってなかったので、適当に冷蔵庫に入れてました(笑)
なので今回は、あなたが酒粕をどう使うのかによって保存方法も選べるように、常温・冷蔵・冷凍での保存の仕方やそれぞれの特徴を紹介していきますよ。
ではまずは、酒粕の常温保存から見ていきましょう。
酒粕の保存方法1つ目:常温
酒粕は冷蔵で売られていることが多いですけど、実は常温での保存もできちゃうんです!
どうやって保存すればいいのか、そのやり方は下のとおり^^
酒粕の常温での保存方法
- 未開封の場合:そのまま直射日光の当たらない涼しい場所へ
- 開封済みの場合(ビニール袋タイプ)
- 酒粕を抑えながら袋の口を閉じ、しっかりねじって空気を入れないようにする
- 直射日光の当たらない涼しい場所へ
- 開封済みの場合(パックタイプ)
- 食品用ビニール袋か、消毒した容器に酒粕を移しかえる
- 上から酒粕を押して空気を抜く
- ビニール袋なら酒粕に沿わせてしぼり口をねじる、容器なら酒粕にラップをぴっちりくっつけてかけたあとにフタをする(ポイントは空気に触れさせないこと)
- 直射日光の当たらない涼しい場所へ
もともと酒粕はアルコールが多く含まれているので、雑菌も繁殖しにくく常温でも保存ができるんですよね^^
じゃあ、なんでお店では冷蔵で売られているのか…それは常温だと「熟成」が進んでいってしまうから。

熟成が進むと味も香りもどんどん強くなっていくので、食べ方によっては美味しくなくなってしまうことが…。
ちなみに、甘酒や焼き酒粕などそのまま酒粕を食べるときは熟成が少ないほうがいいけど、漬物みたいに他の食材に酒粕の香りや味をうつしたいなら熟成が進んだものの方が美味しいのでおすすめですよ(*´з`)
あ、そうそう!
常温で保存するときは、保存期間にも気をつけましょう。
酒粕を常温で保存するときの期間
- 開封前:3ヶ月~半年
- 開封済み:2~3週間
酒粕を常温で保存したとき、長く持つか持たないかは「空気に触れていないかどうか」で決まります。
空気に触れていた場合、酒粕のアルコールが蒸発してしまって酒粕の雑菌への抵抗力は低下ぎみに。
「気付いたらカビが生えていた!」なんてこともあるので、空気には本当に気をつけましょう^^;

ちなみに、夏場は気温も湿度も高いので要注意。
私も1度カビを生やしてしまったことがあるので…。
季節によって熟成スピードが違うし、酒粕が乾燥していないかのチェックも必要だし、とにかく気をつかうことが多い!
正直、疲れます(笑)
ただ、熟成していく過程を楽しめるのは常温保存ならではなので、気になる人は「乾燥・気温・湿度」に気をつけて常温保存してみてくださいね^^
そして、ちょくちょく酒粕の様子をチェックするのも忘れないようにしましょう。
ということで、酒粕の常温保存についてのお話はこれでおしまい!
お次は一番メジャーな「冷蔵保存」についてお話ししていきますよ~。
酒粕の保存方法2つ目:冷蔵
酒粕は冷蔵で販売されていることが多いから、保存も冷蔵のほうが馴染みがあってしやすいかも^^
そんな酒粕の冷蔵保存の方法は下のとおりです。
酒粕の冷蔵での保存方法
- 未開封の場合:そのまま冷蔵庫へ
- 開封済みの場合(ビニール袋タイプ)
- 酒粕を抑えながら袋の口を閉じ、しっかりねじって空気を入れないようにする
- 冷蔵庫内にニオイが漏れるのを防ぐため、袋は2重にしておくのがおすすめ
- 冷蔵庫で保存する
- 開封済みの場合(パックタイプ)
- 食品用ビニール袋か、消毒した容器に酒粕を移しかえる
- 上から酒粕を押して空気を抜く
- ビニール袋なら空気を入れないようにねじり、容器なら酒粕にラップをくっつけてかけたあとにフタをして冷蔵庫へ
酒粕は冷蔵庫で保存すると、酒粕の熟成がかなりゆっくりになります^^
なので、酒粕をふつうの料理に使っていくなら常温よりも冷蔵庫がおすすめ。

私自身、酒粕を買ったら冷蔵庫で保存することがほとんどかな。
ただ、冷蔵庫で保存するときも乾燥には要注意ですよ!
いくら気温が低くても、酒粕が乾燥するとその部分にカビが生えることがあるので空気に触れないように保存することを徹底してください^^
そして、そんな酒粕の冷蔵保存できる期間は次のとおりなので、なるべくその期間内に食べちゃいましょう。
酒粕を冷蔵で保存するときの期間
- 開封前:1年~1年半
- 開封済み:半年
酒粕の冷蔵保存は熟成もゆっくりだし、低温度のおかげで雑菌の繁殖も抑えられるので、常温保存よりも長く持ちます^^
ただ、安心して長く食べられるぶん、最後のへんを食べるときに「ちょっと(熟成による)変色をしているな…」なんてことになりがちなのが困りポイントかな^^;(冷蔵では熟成を完全にはとめられないので)
なので、酒粕の色を大事にしたい料理(たとえば甘酒とか)に使うなら、保存期間内でも早めに食べたほうがいいでしょう。
それか、酒粕の熟成を完全にストップできる「冷凍保存」にしてしまうのがおすすめです!
酒粕の保存方法3つ目:冷凍
酒粕の冷凍保存ってあまり聞かないですけど、これが意外と便利なんですよね( *´艸`)
そんな酒粕の冷凍保存の方法は下のとおり↓
酒粕の冷凍での保存方法
- 未開封、開封済みの場合
- 酒粕をラップに50gずつ包む(薄くすると凍りやすく溶けやすい)
- 乾燥やニオイ移りを防ぐために、もう一度ラップで包む
- ジップロックなどの密封できるものに入れ、冷凍庫で保存する
酒粕の冷凍保存は、熟成を完全にストップ!
なので、いつでも熟成前の酒粕を味わうことができますよ^^
使うときは冷蔵庫に移動させてゆっくり解凍するか、加熱する料理(たとえば粕汁とか)にそのままポイッでOK!
ただ、冷凍保存はしている時間が長くなればなるほど乾燥してしまうんですよね…。
だから解凍したときにちょっとパサつきが気になるときがあるかもしれません^^;
そんなときは、日本酒を少し混ぜると復活するので試してみてください♪

ちなみに我が家には日本酒がないので、冷凍した酒粕はもっぱら粕汁いき(笑)
酒粕を冷凍するときの保存期間
- 基本的に酒粕の冷凍保存はずっとしておけるけど、美味しく食べたいなら期間は半年~1年
酒粕をずっと冷凍していると、乾燥したり冷凍臭がするようになってきます。
そうなると美味しくないので、冷凍して長く保存ができるとしてもできるだけ早めに食べるようにしましょう。(ちなみに私は、3ヶ月以内には食べるようにしています!)
ということで、ここまで酒粕の保存方法「常温・冷蔵・冷凍」について見てきました^^
ちょっと長くなってしまったので、最後に要点だけまとめておきますね。
まとめ
- 酒粕の常温保存について
- 保存期間:開封前は3ヶ月~半年、開封済みは2~3週間
- 保存するときは、温度&湿度&乾燥に気をつける
- 酒粕の冷蔵保存について
- 保存期間:開封前は1年~1年半、開封済みは半年
- 保存するときは、乾燥に気をつける
- 酒粕の冷凍保存について
- 保存期間:半年~1年
酒粕は温度が高いほど熟成が早いので、使い方によって保存方法を選ぶといいでしょう。

ちなみに私の場合は、8割が冷蔵保存で、残り1割ずつで常温と冷凍をしています^^
もしも酒粕に違和感(ニオイ・味など)を感じたら、食べるのをやめてくださいね!
★気になる酒粕の賞味期限についてもどうぞ^^
⇒酒粕が賞味期限切れに!色も変わってるけどいつまで食べられる?
ハピパリ運営者 “ すえさや ” ってどんな人?
- 「広島県」出身の「福岡県」住まいのアラサー主婦(生い立ち)
- 発酵食品・猫・アニメ・声優LOVE
- 韓国語の勉強中!
SNS
SNSではブログに載せてない写真だったり、お話をしています(*´з`)
- Instagram
↑ 猫メイン(=・ω・=)♥ - Twitter
↑ 普段の私の様子をブツブツ…。 - 公式LINEアカウント
↑ 新記事やブラッシュアップした記事をお知らせしていますし、個別チャットでお話も( *´艸`)