「簡単に奈良漬を作りたい!」
こんにちは、発酵食品マニアのすえさやです^^
奈良漬って香りもいいしご飯にも合うし、私、好きなんですよね。
だから奈良漬を作ってみたくて作り方を調べたんですが、そうしたら
- 漬物用の道具(樽とか)を揃えないといけない
- 6~8回くらい漬けかえないといけない
- 完成までの時間が約3年もかかる
などなど、かなり大変なことが判明…。
それでも「やっぱり奈良漬を手作りして食べてみたい!」という私の好奇心は抑えられず、きゅうりを使い、最初だけ作業をしてあとは放置、だけどしっかり飴色になるという作り方で奈良漬を作ってみました。
1年漬けただけだけど食べたらちゃんと奈良漬だったので、今回あなたにも作り方をシェアしますね。
ジップロックで漬けられるし、食べられるまでの期間も1年くらいなので、ぜひあなたもお試しあれ♪
ジップロックで漬ける奈良漬の作り方とは?
ではまず作り方を見ていく前に、奈良漬に必要な道具と材料を揃えましょう。
奈良漬を作るのに必要な道具
- ジップロック
- 重し(きゅうりの重さの2倍の重さを用意。途中で重しを減らすので、水で重さを調節できるペットボトルがおすすめ!)
- きゅうりを干すザル or かご
奈良漬を作るのに必要な材料
- きゅうり:私は今回3本使用(写真では2本ですが3本使っています)
- 粗塩:きゅうりの重さの20%の量(私はキムチを漬けるとき用の韓国の粗塩を使っていますが、日本のものでOK。今回はきゅうり3本が360gだったので、塩は72g使用)
- 漬け物用の酒粕:きゅうりの2倍の重さの量
- 黄褐色の中ザラ糖:きゅうりの重さの10%の量(砂糖でもOK。今回はきゅうり3本360gなので、ザラメは36g使用)
私は奈良漬を作るのにザラメを使うんですが、これはカラメルのコクのおかげで砂糖を使うより美味しくなるから。
とはいえ、砂糖でも奈良漬を作ってみたけどちゃんと美味しくできたので好きなほうでいいと思います^^
甘さは私の好みでしっかりめなので、これで漬けて甘いと感じる場合は砂糖の量を減らしてくださいね。
それと漬け物用の酒粕ですが、私は今回買わずに家にあった白い酒粕を常温で1年以上置いて熟成させたものを使いました。
これ↓
香り豊かで美味しい熟成酒粕はおうちで放置しているだけで作れるので、酒粕が余ったときなんかにぜひ。
★酒粕の熟成方法についてはこちら
⇒酒粕の保存方法を紹介!常温・冷蔵・冷凍での違いはなに?
それでは奈良漬を作るのに必要な道具と材料が揃ったところで、いよいよ作り方を見ていきましょう!
奈良漬の作り方
1.きゅうりを水洗いし、水分をしっかり拭き取る
2.きゅうりと粗塩をジップロックに入れて軽くまぶす
塩分が20%と高いですが、これはきゅうりの余分な水分を抜くためなのでしっかり塩を使いましょう。
塩漬けには
- 酒粕の旨味が入りやすくなる
- 水分が抜けて食感がポリポリになる
- 殺菌になる
などちゃんと意味があります。
塩辛いのは酒粕に漬ければ減っていくので、しっかり塩漬けしてくださいね。
3.重しをして1週間漬ける
漬けるときは水分が漏れないように袋を二重にするか、漏れてもいいようにバットの上や容器の中で塩漬けすると安心です。
使う塩が大粒で粗ければ粗いほど、重しによって袋に穴があきやすいので気をつけてください!
私は韓国の粗塩&ジップロック1枚で漬けたら案の定、袋に穴が開いて水浸しになりました(笑)
こんな感じ↓
4.1週間後、きゅうりをとりだし水気をしっかり拭き取る
ここでの注意点はきゅうりを水で洗わないこと!
水で洗うとせっかく塩できゅうりの水分を抜いたのに、水を吸ってしまって酒粕の旨味が入らなくなってしまいます。
出来上がりがなんだかふぬけた味になるので気をつけてくださいね。
5.ザル or かごにきゅうりを入れて、風通りのいい場所で半日ほど陰干しをする
~私はこういうかごを使用していますが、ザルでもOK~
6.漬け物用の酒粕にザラメ(または砂糖)を入れてよく混ぜる
7.ジップロックにきゅうりと酒粕を入れて、しっかり空気を抜いて封をする
きゅうりがちゃんと漬かるように、外からきゅうりが見えないようにしましょう。
8.1年ほど日の当たらない涼しいところに置いておく
9.きゅうりが塩辛くなくて、飴色になっていたら完成!
もしもまだ塩辛い場合は、新しい漬け物用の酒粕にザラメ(または砂糖)を混ぜ、そこに漬けかえて2ヶ月ほど待ちましょう。
そうすると塩分が酒粕にうつり、塩味がやわらぎますよ。
それか漬け床を新しく作るのが面倒なときは、今漬けてある漬け床にそのまま漬け続けてもOK!
ただ、塩辛さがなくなるまでかなり時間がかかりますけど^^;(だいたい半年くらいかな)
ちなみに奈良漬を漬け終えた酒粕は捨てずに他のことにも使えるので再利用するのがおすすめですね^^
ちょっと甘い酒粕って感じなので、
- そのまま味噌汁に入れて粕汁に
- 醤油や味噌を足して魚や野菜と混ぜて酒粕和えに
- わさび、唐辛子、塩または味噌を足して魚や肉を漬ける
などが美味しいですよ。
ただ、酒粕の色が暗い茶色なのでいろどりはちょっと悪くなります(^-^;
簡単に作り方を振り返ったあとに、残った奈良漬の保存方法についても軽くお話しますね。
まとめ
- きゅうりを使った簡単な奈良漬の作り方とは
- きゅうりを水洗いし水分をしっかり拭き取る
- きゅうりと粗塩をジップロックに入れて軽くまぶす
- 重しをして1週間漬ける
- 1週間後、きゅうりをとりだし水気をしっかり拭き取る
- ザル or かごにきゅうりを入れて、風通りのいい場所で半日ほど陰干しをする
- 漬け物用の酒粕にザラメ(または砂糖)を入れてよく混ぜる
- ジップロックにきゅうりと酒粕を入れて、しっかり空気を抜いて封をする
- 1年ほど日の当たらない涼しいところに置いておく
- きゅうりが塩辛くなくて、飴色になっていたら完成!
である。
簡単に奈良漬を作ってみて分かったんですが「塩漬け」、これ大事!
塩漬けが甘いと漬けたときに酒粕がびしゃびしゃになったり、きゅうりの食感がふにゃっとなったり…良くないことばかりでした。
最初はこんな塩分大丈夫かなって思ったけど、できた奈良漬を食べたら塩味がちょうど良くなっていたので安心してしっかり塩漬けしてくださいね。
ちなみに食べきれない奈良漬は空気に触れないよう酒粕に漬けたまま冷蔵庫に入れておくとかなりもちますよ。
ただ、ずっと置いておくと漬けがすすんで最終的に色が真っ黒になるし酒粕の主張もかなり強くなるので、美味しく食べたいなら早めに食べきるのがおすすめです^^
1年でできる奈良漬、作り方も簡単なのでぜひあなたも作ってみてくださいね!
ハピパリ運営者 “ すえさや ” ってどんな人?
- 「広島県」出身の「福岡県」住まいのアラサー主婦(生い立ち)
- 発酵食品と猫LOVE
- ゲームも好き
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