「酒粕が賞味期限切れになってた!」
「酒粕の色が白くないんだけど、これって食べられるの?」



こんにちは、発酵食品マニアのすえさやです^^

酒粕って食べるときには食べるけど、食べないときは食べないですよね。
だから食べようと思って少し多めに買ったものの残ってしまったり、人から貰ったはいいけど食べてなくて気付いたら賞味期限が切れていたっていうのは結構多いはず。

それに酒粕って不思議で賞味期限が切れてなくても色が変わってきたりするし、そうなると食べていいのかどうかわからなくなりますよね。

かくゆう私も酒粕は年中食べているものの1kgとか5kgのものを買って使うので賞味期限を切らすのはよくあることだし、使い切るまでに時間がかかるので変色もまぁまぁ起こしています。

でも私は酒粕を食べ始めてもう8年くらいだから、酒粕が変色していても賞味期限切れしていても自分で判断できるようになったんですよね。
だから今回は、酒粕を食べ始めて長い私が「酒粕の賞味期限切れ」や「変色」についていろいろとお話ししていこうと思います。

最後まで読むころにはあなたも酒粕を扱いやすくなっているはずですよ。

それではさっそく、酒粕の賞味期限切れについてのお話からしていきましょう。


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酒粕の賞味期限切れっていつまで大丈夫なの?


酒粕の賞味期限が切れてると、なんだかドキッとしますよね。
期限が切れて少しくらいならまだ食べられるけど、1ヶ月とか2ヶ月前とかになると「これは食べられるんだろうか…」と不安になる人も多いはず。

でも私は酒粕を食べ始めて8年…何度も何度も賞味期限を切らせているうちに気付いてしまったんです。
そう、酒粕って基本的にいつまでも食べられるって!

すえさやすえさや

ちなみに私は、最高で1年前に賞味期限切れになっている酒粕を食べたことがありますが全く問題ありませんでした。(胃腸の弱い夫も問題なし)

というのも、そもそも酒粕って日本酒の絞りカスなのでアルコールを結構含んでいるんですよね。
だから雑菌も繁殖しにくいし、発酵食品なので熟成が進んでいっている状態なんです^^

なので酒粕が賞味期限切れしたからって焦らなくても大丈夫だし、異常がなければいつまでも食べられるというわけ!

ちなみに、ここでいう酒粕の異常というのは

  • カビが生えている
  • 酸っぱい臭い
  • 糸をひく

という状態のこと。これはあきらかにおかしい様子なので、賞味期限切れうんぬんの前にこんな酒粕は絶対に食べちゃいけません。


でもそれじゃあ「変色」はどうなのか。
酒粕の異常で1番早い段階で見つかるのが変色だと思いますが、気付いたときには黄色にピンク色に茶色に…綺麗な白色から変色してしまっていることが多いですよね。

目に見える変化なので、不安に思う人もきっと多いでしょう。
どうして変色は酒粕の異常にならないのか、その不安をしっかり解消するために次は「酒粕の色」についてお話ししていきますよ。

酒粕は色が変わってきても食べられるの?


賞味期限切れの酒粕を見て「な、なんか茶色くなってるんだけど!」って驚く人はきっと多いはず。
私なんか酒粕がピンク色になっていて思わず捨てようとしたことがあるし^^;

でも実は酒粕の色が変わるのって熟成によるもので、ごく自然のことなんですよね。
だから賞味期限切れの前でも後でも問題はないんですよ。

なのでもし賞味期限切れ&色が変わっていてもカビや異臭などおかしな部分がないかぎりその酒粕はまだ食べられるので、昔の私みたいに「腐ってる!捨てよう!」と思わないようにしてください^^

すえさやすえさや

ちなみに酒粕の色は、白色→ピンク色→黄色→茶色→こげ茶色と変わっていきます^^

色が濃くなるにつれて熟成していく(香りも味も濃くなっていく)ので、あえて賞味期限を切らせてその過程での酒粕を楽しむのもいいかもしれません。


あ、そうそう!
酒粕は色が変わるだけじゃなく、表面に「白や黄色の斑点」がでることがあるんですよね。

一瞬カビかと疑ってしまいそうですけど、これは熟成の証なので安心して大丈夫。
私の経験では、保存状態がよければ酒粕にカビが生えることは滅多にありません。
そう、滅多に…。

酒粕のカビについて

酒粕はアルコールが含まれているので、カビも生えにくいです。
でもだからこそ、酒粕の「乾燥」には要注意!

酒粕からアルコールがとんでしまうと雑菌に弱くなるので、当然カビは生えやすくなります。
私は酒粕をあえて熟成させるために常温で保存していたんですけど、保存方法が悪くうっかり酒粕を乾燥させてしまってカビを生やしてしまったことがあります…。

なので、賞味期限切れでも酒粕を食べられるようにするには保存方法がとにかく大事!
絶対に酒粕を乾燥させないようにしましょう。

★酒粕の保存方法に自信のない人はこちらを参考にしてみてください
酒粕の保存方法を紹介!常温・冷蔵・冷凍での違いはなに?


ということで、ここまで酒粕の賞味期限切れについてお話ししてきましたが酒粕は

  • 異常がなければ、いつまでも食べられる
  • ピンク色や茶色の変色は熟成によるものなので問題はない

ことが分かったと思います。
それではなぜ酒粕には賞味期限が設定されてるんでしょう?
ここからはおまけのちょこっと話。


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酒粕に賞味期限が設定されているワケ


酒粕は異常がなければいつまでも食べられるのに、どうして「賞味期限」がついているのか。

実はこれ、酒粕の熟成具合が関係しているんです。


前の章でお話ししましたけど酒粕って熟成が進むごとに香り・味・色が変わってくるので、熟成した酒粕を合わない料理に使ってしまった場合、美味しくない料理ができあがってしまうんですよ。

でも熟成具合によって酒粕を使い分けるなんて難しいじゃないですか?
だから賞味期限を設定して「何にでも使える(熟成が進んでいない)うちに使い切ってもらおう」というわけ。
それに個人の保存方法によっては品質が落ちることもあるし、傷み予防というのもあるでしょうね。

ちなみに酒粕の色と使う料理についてですけど、個人的に

  • 白色~ピンク色:甘酒、粕汁、粕漬け、お菓子などなんにでも使える(この色の酒粕はクセが少ないのでそのまま食べても美味しい)
  • 黄色~うす茶色:粕汁、粕漬け、お菓子に合う(この色の酒粕は香りがちょっと強い)
  • 濃い茶色~:漬物に使う(色の濃い酒粕は香りも味も濃いので、食材に酒粕の風味がしっかりつく)

という感じかな。


というわけで、ここまで酒粕の賞味期限切れや変色についていろいろ見てきました。
最後にもう少しだけお話ししたいことがあるので、あとちょっとお付き合いくださいね。

まとめ

  • 酒粕は賞味期限切れしていても異常がなければいつまでも食べられる
  • 酒粕の変色は熟成によるものなので、色が白くなくても問題はない
  • 異常がなければいつまでも食べられる酒粕に賞味期限が設定されているのは、使いやすくて美味しいときに食べ終わってもらうため


酒粕は賞味期限切れしても異常がなければ食べられますが、色の変化(熟成のスピード)は「保存方法」によって変わってきます。

基本的に常温保存は熟成が早く、冷凍保存は熟成が遅いので賞味期限切れしたあとのことやあなたが酒粕をどう食べたいのかによって保存方法も変えるといいでしょう。

ちなみに私は普段は冷蔵庫で保存しているんですが、奈良漬けを自分で作りたかったときは常温で保存していました。
常温で保存すると色が変わっていく過程が面白いので機会があればぜひ試してみてください^^

★奈良漬けの作り方、酒粕の色の変わり具合が見たい方はこちら
奈良漬の作り方は簡単!きゅうりが1年で飴色ポリポリな漬け物に!


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  • 発酵食品と猫LOVE
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