「猫がイタズラするのはなんで?」
「どうやったら防止できるの?」
こんにちは、猫と暮らしている発酵食品マニアのすえさやです^^
猫って一回イタズラを覚えると同じことをず~っと繰り返しますよね。
「ダメ!」って言ってもやめないし、困っている人は多いはず。
とはいえ、猫のイタズラってものによっては危険なものもあったりするので、どうにかして防止したいところ。
そこで今回は「猫がなぜイタズラをするのか」その理由と防止策についてお話ししていきたいと思います。
防止策は猫ちゃんによってイタズラの内容が違うので、数ある防止策のうちのひとつとして参考にしてみてくださいね。
それではさっそく猫がイタズラをする理由を見ていきましょう。
猫がイタズラをする理由5つとは?
我が家には赤ちゃんのときに保護して以来、ずっと一緒に暮らしている猫が2匹います。
8歳の姉妹なんですが、これがまぁやんちゃで…いまだにイタズラをするんですよ。
でもさすがに8年間毎日イタズラされていればイタズラする理由も分かるようになるもの。
イタズラにはだいたい下のような理由があることがわかりました。
- 習性
- 楽しい遊び
- 人間の気を引くため
- 暇つぶし
- ストレス発散
もう少し詳しく、我が家の猫のイタズラを例にお話ししていきますね。
猫がイタズラをする理由1つ目:習性
例えばイタズラに思える
- 壁や家具で爪とぎ
- カーテンをよじ登る
- カーテンに飛びかかる
- コードに絡みついたり噛んだりする
- 排水口に手を突っ込む
- ティッシュをびりびりにする
- 引出しを開ける
- 絨毯をめくる
などですが、これは猫の縄張り主張や狩猟本能によるものが大きいんですよね。
我が家の猫達のイタズラを例にもう少し詳しくお話しすると
- 壁や家具で爪とぎ
⇒爪の手入れやマーキングをしている - カーテンをよじ登る
⇒猫は敵に見つかりにくく獲物を見つけやすい高い場所が好きなので高いところに行こうとする - カーテンに飛びかかる、コードに絡みついたり噛んだりする
⇒ひらひら舞う虫や鳥、トカゲや小さなヘビなどの獲物に見立てている - 排水口に手を突っ込む
⇒小型の獲物は穴に住んでいることが多いので、つい手を入れてしまう - ティッシュをびりびりにする
⇒穴の獲物を捕まえる感覚、ひらひらした虫を捕まえる感覚、鳥の羽をむしる感覚など狩猟本能をくすぐられる - 引出しを開ける
⇒エサやおやつを収納している場所を覚えると、お腹がすいたときに自分でとろうとする - 絨毯をめくる
⇒絨毯の下に獲物が隠れていると想定していたり、絨毯に包まれる感覚が安心する
こんな感じですね。
たぶん猫のイタズラはこの習性によるものが一番多いんじゃないかと思います。
ここから「楽しいからやる」とか「人間の気をひくためにやる」とかに変わることもありますけど…。
猫がイタズラをする理由2つ目:楽しい遊び
たまたまやったことが、たまたま猫にとって楽しかった場合、イタズラとして習慣化することがあるんですよね。
しかも猫によって楽しいと感じるポイントが違うので「よその子はしないのに何でうちの子だけ?」とか「一緒に暮らしている他の子はしないのに何でこの子だけ?」とかよくあります。
イタズラをする理由が「楽しいから」なので、すぐ飽きることもあるし逆に何年か続くことも。
変にかまうとイタズラの理由が「人間の気を引くため」に変わってしまうこともあるので、どう対応するかが難しいんですよね。
ちなみに我が家の猫は一時期「壁紙はがし」にはまっていてすごく困りました。
2匹のうち1匹だけなんですが、気付いたらするようになっていて…。
たぶん最初はちょっと破けたところが虫かなんかに見えて狩猟本能をくすぐられたんでしょう。
ビリビリ破れる感覚が思いのほか楽しかったみたいで、爪で少し引っ掻いて軽く剥げたところを前歯で噛んで一気に剥ぐということをしばらく繰り返していました。
でも今はブームが去ったのか全くしなくなったのでホッとしています。
イタズラをしているとき、こちらをチラチラ見ていたので「悪いこと」という感覚はあったみたいだし、たぶんそのときに注意したり怒ったりしていたらイタズラの理由が「人間の気を引くため」に変わってさらに長引いていたかもしれません。
猫がイタズラをする理由3つ目:人間の気を引くため
猫は1人が好きって言われていますが、甘えん坊な子は結構多いし人間のことも意外とよく見ています。
「かまってほしくて近くに行ったのに無視された」とか「鳴いてアピールしたのに無視された」とか、そういったときに猫はあえて「過去に怒られたこと」をして気を引こうとするんですよね。
ここで困るのが「猫の感覚」なんですが、人間としては目も合わせて話しかけていて無視はしていないつもりなんですけど、かまう時間が短いと猫によっては「片手間だ。無視と同じだ。」と感じる子もいます。
例えばうちの猫も料理中、仕事中など何かの合間に相手をしてもらっても満足はしません。
完全に手を止めて猫に意識を向け、しばらく相手をしないと過去に怒られたイタズラをこれみよがしにし始める…これが癖になると本当に大変なんですよ。
かまってくれるまで永遠に続けるんですから。
猫がイタズラをする理由4つ目:暇つぶし
猫は「暇だな~」と感じると、人間にかまってもらうためにアピールしたり、家の中のものを獲物に見立てて狩りをしてみたり、何か面白いものはないかと部屋をうろうろしたりします。
そのときにやったことが人間にとってイタズラになることも多く、我が家の場合だと
- カーテンむしり
⇒爪を研ぐのではなくカーテンの編み目に爪を1本ひっかけ続けるだけ。ぷちん、ぷちんと音がする - 棚を開けてまわる
⇒手が器用なので引出し式もスライド式も開けられる
ことがあります。我が家は多頭飼いなので猫同士で遊ぶことも多いんですが、どっちかが寝ていたり人間が留守または寝ているときにこのイタズラをすることが多いですね。
引出しや棚から物を落としてみたり、取り出してみたり…猫は手が器用なのでできることも多いんです。
猫がイタズラをする理由5つ目:ストレス発散
猫は
- 環境が変わる
- 騒音
- 誰もかまってくれない
- 何も楽しいことがない
- 嫌なことをされた
ときなどにストレスを感じる動物です。
ストレスがたまると、わざと棚から物を落としたり物を壊したり走り回ったり…何かにストレスをぶつけて発散するのでイタズラは破壊とか大暴れとかエネルギーが高めのものが多い気がしますね。
また飼い主と離れることに強い不安を感じる「分離不安」を持っている猫も、飼い主と離れることがストレスになってイタズラすることがあります。
うちの猫は姉妹なんですがなぜか1匹だけ軽い「分離不安」があって、私がお風呂やトイレに入ると扉が開くまで鳴いたりドアをガリガリやったりするんですよ(それでも出てこなかったら部屋を走り回ったり、ときには物を落としたりする)
ここ何年かは1匹が大声で鳴き始めると、もう1匹が走ってその子のもとへ行くというのが増えたので分離不安によるイタズラはなくなりましたけどね。
こんな感じで猫がイタズラをするのには理由があります。
猫のイタズラは内容によっては人間のストレスになったり、猫にとって危ないものだったりするので防げるものなら防ぎたいところ。
そこでここからは猫のイタズラをどう防止するかお話ししていきますよ。
あくまで我が家の猫の場合なので、参考の1つとして見てみてください。
猫のイタズラを防止するには?
猫がイタズラをする理由としては
- 猫の習性
- 楽しい遊び
- 人間の気を引くため
- 暇つぶし
- ストレス発散
この5つが大きいんですが、理由が分かっても猫のイタズラを「完全にやめさせる」ことはできません。
だって猫は自分のやりたいことをやる生き物だから。
人間がどんなに怒っても意味ないんですよ。
だから私が行っているイタズラ防止策は主に対処になります。
「イタズラをする理由や行われるイタズラに対してひとつずつ対処していく」これが一番イタズラの頻度を減らすことができる気がしますね。
ちなみに私は下のような対処をしたので、イタズラの防止策の1つとして見てみてください。
「猫の習性」によるイタズラと防止策
壁や家具で爪とぎする場合
壁や家具よりも気持ちよく爪とぎできるものを用意する。
ダンボールや麻ひもなどの材質、立てかけるタイプか床に置くタイプか、板状か丸みがあるものか…猫によって好みは違うのでその子が好きなものを置く。
カーテンをよじ登る
高い場所に行きたがっているので、天井に突っ張るタイプの大きなキャットタワーを用意したり、食器棚や冷蔵庫の上などカーテン以外の高い場所へ行けるようにする。
カーテンをよじ登るよりも楽に高い場所に行けて、カーテンレールよりも安定した高い場所を多く作るのが大事↓
カーテンに飛びかかる
狩猟本能が満たされていないのでこまめに猫じゃらしで遊んであげる。
うちの猫が子猫の頃は紙飛行機を作ってとばし、家の中で疑似狩りをさせた。
コードに絡みついたり噛んだりする
獲物に見立てて1人遊びしているので、1人で遊べるおもちゃを何個か用意する。
コードは噛むと危ないのでエアコン用の細くて固さのあるホースを買ってその中にコードを通して噛めないようにした↓
猫がホースの切り口で怪我をしないように、ホースに絶縁テープを巻くとより安心。
排水口に手を突っ込む
キッチンの排水口にはたらいをかぶせる。
洗面所の排水口にはキャップをはめる(金属のチェーンがついているキャップだとチェーンで遊び始めるので、チェーン付きのキャップは蛇口の根元にぐるぐる巻きにして別にキャップを買った)
ティッシュをびりびりにする
ボックスティッシュは隠し、卓上にはポケットティッシュをケースに入れて置いた。
ポケットティッシュだと1枚取ったときに次の1枚が出てこないのでティッシュがひらひらしないし、ケースをプラスチックなど硬いものにすれば猫の手も入りにくい。フタつきだとより安心。
引出しを開ける
危ないものは開けられない場所に移動させる。
留守にするときや寝るときなど人間が見ていられないときは、開けられないよう引き出しの一部分にマスキングテープを貼る。
「猫にとっては楽しい遊び」に対する防止策
猫にとって楽しいことを止めさせるのはかなり大変です。
だってその子はそれを楽しいと思っているから。
だから可哀想だけどイタズラを完全にできないようにするか、飽きるまでやらせるかしかありません。
うちの場合、楽しくてやるイタズラに「カーテンフック外し」がありました↓
2匹がまだ子猫だった頃、よくカーテンをよじ登ってカーテンレールの上を歩いていたんですけど、ある日突然誰も教えていないのにカーテンフックをはずして下に落とすようになったんですよね。
買い物から帰るとカーテンは全部落ちているし、カーテンフックも冷蔵庫の下や絨毯の下に隠してあったりで本当に大変でした。
なので可哀想だけどカーテンフックをカーテンに直接縫いつけたんですよ↓
そうしたら最初の1ヶ月くらいは落ちないことに「ニャーニャー」文句を言いつつ何度もトライしていましたが、半年後くらいにはフック外しをしなくなりました。
今もカーテンレールの上には行きますけどフック外しはしません。
「絶対にできないんだ」と理解させるとやらなくなるので、猫が諦めるまでは完全にできなくするのがおすすめです。
「人間の気を引くため」にするイタズラの防止策
猫は自分がした行動に対する人間の反応を本当によく見ています。
だから猫のイタズラに人間が怒ったり注意したりすると「気を引ける」と覚えてしまって、後々面倒なことになる可能性が高いんですよ。
なので、できることなら無反応が一番。
そしてそのイタズラができないように対処するしかありません。
うちはイタズラをしているときにはフル無視、目の前に来たときにだけ相手をするようにしていました。
「どんなに忙しくても目の前に来てアピールしてきたら、手を止めて相手をする」これを徹底。
そうしたら時間はかなり(4年くらい)かかったけど、最近ではかまってほしいときはイタズラをせずに直接こっちに来るようになりました。
結局、猫は自由なのでこっちの都合なんてお構いなしなんですよね。
イタズラをされたくないなら猫様のお相手をするしかありません。
「暇つぶし」で行うイタズラの防止策
人間でいうペン回しとかそういうのと同じ感じだと私は思うんですけど、猫もついやってしまうんでしょうね。
うちでは「カーテンむしり」がよく行われるんですが、猫が外を見ていたと思ったらカーテンに爪を一本ひっかけてはぷちん、ひっかけてはぷちんとする謎行動をします。
爪が短いときにはしないので、人間でいう爪をむしるのと同じ感じかなと思って、ぷちんぷちんするようになったら爪切りをすることで防いでいます。
暇つぶしでするイタズラは暇を与えないようにすることが一番なので、自動で動くおもちゃだったり知育おもちゃで暇をつぶさせるのがいいですね。
ただ、自分の匂いがついたものには反応が薄くなりがちなので、新しいものをどんどん入れていくか洗えるものがおすすめです。
「ストレス発散で行うイタズラの防止策
猫も人間と一緒でストレスがたまると病気になります。
過度にグルーミングしたり、トイレの粗相をしたり、膀胱炎などにもなるので、ストレスが原因でイタズラをしていると思ったらそのストレスの原因をできるだけ早く取りのぞいてあげないといけません。
例えば
- 人間がかまいすぎてないか、逆に無視していないか
- 生活環境が変わってないか
- 運動がちゃんとできているか
- 高い場所に行けているか
など。
うちの猫の場合は小さい頃から県外の実家に連れて帰っているので、車移動・電車・新幹線・実家など環境の変化には強いんですよ(ただし病院は嫌い)
でもその代わり何も面白いことがなかったりするとイライラするタイプで、大声で鳴いて走り回ったりするんですよね。
だから窓を開けて外の匂いを入れたり、かくれんぼ・追いかけっこ・おもちゃ等で遊んで刺激を与えています↓
猫ちゃんによってストレスの原因が違うので、猫ちゃんに合わせて対応を変えてあげてくださいね。
ということで、ここまで「猫がなぜイタズラをするのか」その理由と防止策についてお話ししてきましたが長くなったので要点だけまとめておきましょう。
まとめ
- 猫がイタズラをする理由5つとは
- 猫の習性
- 楽しい遊び
- 人間の気を引くため
- 暇つぶし
- ストレス発散
である。
- 猫のイタズラを防止するには
- 猫の習性を満たせるようにする
- イタズラができないように対処する
- 猫のイタズラに反応しない
- 猫が興味をひくものを用意する
- ストレスの原因を取りのぞく
ことが効果的である。
今回お話しした防止策は本当に数ある防止策のうちのひとつです。
その家の環境や猫ちゃんによってイタズラの内容も、する理由も違ってきますからね。
でもイタズラをしてほしくないならイタズラする理由をできるだけつぶしつつ、行われるイタズラに対して今後はできないように1つ1つ対処していくしかありません。
猫もいろいろ考えているので、これはもう頭脳戦。根気も必要です。
ちなみに私は
- 猫にとって危険なこと
- 人間にとってすごくストレスになること
以外はもう諦めて自由にさせることにしました^^;
ハピパリ運営者 “ すえさや ” ってどんな人?
- 「広島県」出身の「福岡県」住まいのアラサー主婦(生い立ち)
- 発酵食品と猫LOVE
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