「ヨーグルトの菌ごとの特徴が知りたい!」
「違う種類どうしを混ぜて食べても効果はあるの?」
こんにちは、発酵食品マニアのすえさやです^^
手軽に食べられる発酵食品として人気な「ヨーグルト」!
いろんな種類の商品があって楽しめる一方で、どれがどう良いのかよく分からないですよね。
ナントカ菌入りとかってアピールされても正直よく分からないし^^;
私もこれまで色んな種類のヨーグルトを食べてきたけどやっぱり効果ってそれぞれ違うものだし、あなたにもぜひ自分に合うものを選んでもらいたい^^
だから今回はあなたが迷わずヨーグルトを買えるように、ヨーグルトによく使われている「5種類の菌」についてお話ししていきますね。
また最後には、違う種類のヨーグルトを混ぜると菌はどうなるのかもお話ししているので、お楽しみに♪
それではさっそく「5種類の菌の特徴」から見ていきましょう!
ヨーグルトの主な菌5種類それぞれの特徴とは?
ヨーグルトは見た目ではわからなくても、商品によって使われている菌はバラバラ。
しかも菌の種類によって期待できる効果も違ってくるので、菌について知るっていうのは意外と大事なことなんですよね。
私自身、なにも考えずにヨーグルトを食べていた時期があるんですけど、菌の種類によって食べ分けるようにしたら便秘が治ったっていう経験もあります^^
まずは、これからお話ししていく菌の名前を一覧で見てみましょう。
- ブルガリア菌
- サーモフィルス菌
- クレモリス菌
- ガセリ菌
- ビフィズス菌
あなたも聞いたことがある菌がチラホラあるはず^^
では、これらの菌の特徴についてもう少し詳しくお話ししていきますよ~!
まずは1つ目の菌「ブルガリア菌」についてです♪
ヨーグルト菌の種類その1:ブルガリア菌
ブルガリア菌の特徴
- 便秘の改善
- ニキビや吹き出物ができにくくなる
- 免疫力アップ
ブルガリア菌が含まれているヨーグルト
- 明治「明治ブルガリアヨーグルト」
(ラクトバチルス・ブルガリカス2038株) - 明治「明治プロビオヨーグルトR-1」
(ラクトバチルス・デルブルッキー・サブスピーシーズ・ブルガリカス OLL1073R-1)
ブルガリア菌というと、やっぱり明治さんのブルガリアヨーグルトが1番有名ですよね。
でも実は、ブルガリア菌って多くのヨーグルトのスターターとして使われているので、知らず知らずのうちに摂っていることが多い菌なんですよ。
国連食糧農業機関と世界保健機関が定めた国際規格では「ブルガリア菌とサーモフィルス菌により発酵し、凝固した乳製品をヨーグルトと呼ぶ」と定義されています^^
私自身、学生時代に1番よく食べていたのがブルガリアヨーグルトだったんですけど、5年間のうち4年間は皆勤賞をもらっていました。(皆勤賞をとれなかった1年も、休んだのはなんと1日だけ!)
なので、風邪をひきやすい人はブルガリア菌メインのヨーグルトを選ぶといいでしょう。
とくに「R-1ヨーグルト」はブルガリアヨーグルトとは違う種類のブルガリア菌を使っていて、免疫力アップの効果も高くなっているのでおすすめですよ♪
ということで、ヨーグルトによく使われている菌の1つ目「ブルガリア菌」についてのお話でした。
お次は2つ目の菌「サーモフィルス菌」について見ていきますよ^^
ヨーグルト菌の種類その2:サーモフィルス菌
サーモフィルス菌の特徴
- ニキビや吹き出物ができにくくなる
- 便秘が改善
- ガンの予防
サーモフィルス菌が含まれているヨーグルト
- 明治「明治ブルガリアヨーグルト」
(ストレプトコッカス・サーモフィラス1131株) - チチヤス「チチヤスクラシックヨーグルト」
(ストレプトコッカス・サーモフィラスST9618株)
サーモフィルス菌は、ブルガリア菌と一緒にヨーグルトのスターターとなる存在です^^
色んなヨーグルトで摂ることができるので、名前は聞いたことがなくても意外と身近な菌なんですよね。
そんなサーモフィルス菌の特徴はやっぱり、ガン予防に効果があるということでしょうか。
サーモフィルス菌は発ガン性物質を体外に排出する
野菜に含まれる「硝酸」が口内細菌によって「亜硝酸」に変化し、その亜硝酸が肉や魚に含まれるアミンと胃酸によって「ニトロソアミン」という発ガン性物質になる。
このニトロソアミンを吸着して体外に排出する作用があるのが「サーモフィルス菌」。
ちなみにビタミンCはニトロソアミンがつくられるのを防いだり、発ガン性を弱めたりしてくれるので、ヨーグルトと一緒にビタミンCの多い果物(黄色いキウイ・柿・いちご・オレンジとか)を食べるのがおすすめです^^
こんな嬉しい作用のあるサーモフィルス菌なんですが、実は残念なことに腸に留まることができません。
だから毎日継続して食べないと意味がないんですよね…。
とはいえガンは日本人の死因で上位に入るし、予防する効果があるなら積極的に摂りたいところ。
市販のヨーグルトには小さなカップのものもあるし、コツコツ食べていきましょう^^
ということで、ヨーグルトによく使われている菌の2つ目「サーモフィルス菌」についてのお話でした。
お次は2つ目の菌「クレモリス菌」について見ていきますよ~!
ヨーグルト菌の種類その3:クレモリス菌
クレモリス菌の特徴
- 生きたまま腸にとどく
- 中性脂肪とコレステロールを下げる
- アレルギー症状を改善する
- 血糖値の上昇を緩やかにする
クレモリス菌が含まれているヨーグルト
- フジッコ「カスピ海ヨーグルト」
- グリコ「おいしいカスピ海」
(ラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシーズ・クレモリス菌FC株)
「クレモリス菌って聞いたことないなぁ」という人でも、カスピ海ヨーグルトなら知っている人は多いはず!
そう、他のヨーグルトにはないあの「粘り」。
それを生み出しているのが「クレモリス菌」なんです^^
クレモリス菌はもともとカスピ海付近の地域にいた菌(日本にはいなかった菌)で、実はブルガリア菌やサーモフィルス菌とは大きな違いがあるんですよね。
それは生きたまま腸にたどり着くってところ!
ブルガリア菌やサーモフィルス菌はたいてい胃酸で死滅してしまうんですけど、クレモリス菌はあの粘りのおかげで生き残ることができるんです♪
もちろん死滅したとしても腸内の善玉菌のエサになるので無駄にはなりませんが、生きて届いたほうが効率的に善玉菌を増やせるので、より効果を実感しやすいんですよ。
私自身、ブルガリアヨーグルトを食べていた時に比べるとカスピ海ヨーグルトのほうが便秘解消効果がありました^^
ということで、ヨーグルトによく使われている菌の3つ目「クレモリス菌」についてのお話でした。
お次は4つ目の菌「ガセリ菌」について見ていきますよ♪
ヨーグルト菌の種類その4:ガセリ菌
ガセリ菌の特徴
- 腸に長くとどまる
- 内臓脂肪を減らす
- 免疫力アップ
ガセリ菌が含まれているヨーグルト
- 雪印メグミルク「恵 ガセリ菌SP株」
- 雪印メグミルク「ナチュレ恵」
(L.ガセリSBT2055) - 明治「明治プロビオヨーグルトLG21」
(ラクトバチルス・ガッセリーOLL2716株) - 明治「明治プロビオヨーグルトPA-3」
(ラクトバチルス・ガッセリーPA-3)
ガセリ菌のスゴイところは、生きて腸に届くだけではなく長く腸にいてくれるというところです^^
その長さなんと90日(約3ヶ月)との報告も!
留まるというより、もう定着ですよね^^;
そんなガセリ菌ですから、もちろん効果もより実感しやすくなります。
他のヨーグルトじゃいまいち効果を実感できなかった…という人は、ぜひガセリ菌入りヨーグルトを試してみてください♪
もちろん食べ続けないと意味がないですが、他のヨーグルトよりも早く効果を実感できるでしょう。
ちなみに私は、社会人時代にガセリ菌入りヨーグルトを食べていました^^
社会人ってなにかとお付き合いが多いじゃないですか…。
たくさん食べて飲んでも太らなかったのはヨーグルトのおかげかも?(笑)
ということで、ヨーグルトによく使われている菌の4つ目「ガセリ菌」についてのお話でした。
お次は4つ目の菌「ビフィズス菌」について見ていきますよ♪
ヨーグルト菌の種類その5:ビフィズス菌
ビフィズス菌の特徴
- コレステロールを下げる
- 便秘を改善
- 貧血を予防する
ビフィズス菌が含まれているヨーグルト
- DanOn「ダノンビオ」
(ビフィドバクテリウム・ラクティスCNCM I-2494 ) - グリコ「朝食BifiX」
(ビフィドバクテリウム・アニマリス・ラクティスGCL2505) - 森永乳業「ビヒダスプレーンヨーグルト」
(ビフィドバクテリウム・ロンガムBB536) - 雪印メグミルク「ナチュレ 恵」
(ビフィドバクテリウム.ロンガムSBT2928株)
ビフィズス菌は人の腸内にも住んでいる菌なので、私たちと相性がいいんですよね。
だからこれまで紹介してきた菌、「全部効果なかったわ~」という人こそ試す価値アリ!
ちなみに、ビフィズス菌は基本的に酸素にも酵素にも弱い性質なんですが、「bb536」という種類は酸素にも酵素にも強く生きたまま腸に届いてくれます^^
なので、より効果を求めたいなら「bb536」を使っている森永乳業さんの「ビヒダスプレーンヨーグルト」がおすすめですよ♪
あ、余談なんですが、ビフィズス菌と乳酸菌って全くの別物って知ってました?
似たような効果を持っているので、同じだと思っている人は結構多いはず^^;
それぞれの違いについてはこちらの記事にまとめているので、気になる人はぜひ。
⇒乳酸菌とビフィズス菌の違いは3つ!食べ続けて分かったコトとは?
さて、ここまでヨーグルトによく使われている5種類の菌ごとに特徴を見てきました。
「それぞれ個性があっていいな~」と思う反面、「欲しい効果が違うときは別々に食べなきゃいけないの?」って正直なところ面倒になっちゃいますよね。
つい「全部混ぜて一気に食べたい」と思ってしまう人も多いはず(笑)
でも、混ぜたことで効果がなくなったら嫌だし…。
ということで次は、違う菌同士を混ぜたらどうなるのかお話ししていきますよ^^
違う種類のヨーグルトを混ぜる!菌の効果はどうなるの?
違う菌同士のヨーグルトを混ぜる…、結論から言うと全く問題ありません!
だって、もともと人間の腸には約100種類の菌が住んでいると言われているし、違う菌のヨーグルトを混ぜて食べたとしても腸内では同じ善玉菌扱い。
だから効果が消えることはないんです^^
ただ、人によって相性のいい菌と悪い菌があるのは事実なんですよね^^;
なので最初から数種類のヨーグルトを食べていると、どれが自分に相性のいい菌なのか見つけにくくなってしまいます…。
それを防ぐためにもまずは、1種類ずつ食べることから始めていきましょう。
相性のいい菌は食べ始めて2~3週間ほどで効果を実感できるので、そのあと効果のある者同士を混ぜるようにすればOK!
混ぜなくても朝と夜で食べるヨーグルトを変えてもいいですね。
- クレモリス菌
- ビフィズス菌
を摂ることが多いです^^
さて、ここまでヨーグルトの菌について色々なことを見てきました。
ちょっと長くなったので、最後に復習をかねてもう一度チェックしておきましょう。
まとめ
- ヨーグルトに使われる主な菌5種類とその特徴は
- ブルガリア菌
- 便秘の改善
- ニキビや吹き出物ができにくくなる
- 免疫力アップ
- サーモフィルス菌
- ニキビや吹き出物ができにくくなる
- 便秘が改善
- ガンの予防
- クレモリス菌
- 生きたまま腸にとどく
- 中性脂肪とコレステロールを下げる
- アレルギー症状を改善する
- 血糖値の上昇を緩やかにする
- ガセリ菌
- 腸に長くとどまる
- 内臓脂肪を減らす
- 免疫力アップ
- ビフィズス菌
- コレステロールを下げる
- 便秘を改善
- 貧血を予防する
である。
- ブルガリア菌
- 違う菌同士のヨーグルトを混ぜても効果がなくなることはない。
私はヨーグルトを食べ続けてきて、どんな種類でもやっぱり続けることが大事だな~って感じます^^
というのも、私は社会人になって半年くらい、節約のためにヨーグルトを食べるのをやめていた時期があるんですよ。
そうしたら今まで快腸だったのに、だんだんと便秘ぎみに…。
だからあなたもヨーグルトを食べるときは、ぜひ継続することを心がけてみてください♪
そうすれば自分の腸にあっている菌も見つけやすくなりますしね!
ハピパリ運営者 “ すえさや ” ってどんな人?
- 「広島県」出身の「福岡県」住まいのアラサー主婦(生い立ち)
- 発酵食品と猫LOVE
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