「麹納豆の作り方が知りたい!」
「麹納豆ってどう食べたらいいの?」
こんにちは、発酵食品マニアのすえさやです^^
麹納豆は米麹と納豆を組み合わせた食品で、なんとこれ1つで麹菌と納豆菌の両方をとることができるという優れもの。
だから腸活がより簡単になるし、なにより麹や納豆の独特な香りや味が苦手でも麹納豆にすることで食べやすくなるんですよ。
しかも日持ちするから作り置きもOK!
ちなみに私はいつも納豆3パック分を作り置きして、主食に主菜に副菜に…と使いまくっております(のせたり混ぜたりするだけだからご飯作りも楽^^)
今回はそんな麹納豆の作り方や食べ方はもちろん、さらに楽しむためのアレンジもお話ししているので、美味しく簡単に腸活できる麹納豆をあなたもぜひ作ってみてくださいね。
簡単!麹納豆の作り方とは?
麹納豆の材料
- 納豆:3パック
- 米麹(乾燥 or 生):100g
- 人参:100g
- えのき:100g
- 乾燥ひじき:3g
- 白ごま:大さじ1
- 醤油:大さじ5
- 酒:大さじ5
- みりん:大さじ5
今回はこれらの具材で作っていますが、お好きな具材をお好きな量で入れてもらってかまいません。
ただし納豆の量とのバランスはとること。
納豆がちょっとで、他の具材がもりもり…なんてことにはならないようにしましょう。
入れる具材としては例えばですけど
- しめじ
- 椎茸
- ごぼう
- 水で戻した切り干し大根
- 塩昆布
なんかは私も好きでよく入れます。
ちなみに塩昆布は入れすぎると味がしょっぱくなるので最初は少なめに入れるのがおすすめですね。
麹納豆の作り方
1.具材を切る
人参を千切りまたはみじん切り、えのきは石づきをとって2〜3cm幅に切ります。
自分好みの具材を使うときも千切りかみじん切りをしましょう。
みじん切りをするときは納豆の豆のサイズに合わせると食べやすいのでおすすめです。
2.鍋に醤油・酒・みりんを入れて火にかけ、1~2分ほど沸騰させアルコールをとばす
アルコールをとばすことでツンとした香りがなくなり味もまろやかになりますよ。
3.中火にして人参とえのきと乾燥ひじきを入れ、火を通す
生の物や加熱して食べるものはここで火を通しておきましょう(例えばごぼうや切り干し大根など)
加熱せずに食べられるものもここで入れてしまっても良いんですけど、香りや食感を活かしたいならここで入れずに後からいれるのがおすすめですね(例えば白ごまや塩昆布など)
4.火を止めて、60℃くらいまで冷めたら米麹をほぐして入れて混ぜる
温度が高いと米麹の酵素の活性が失われるし、低いと働きがにぶくなるので50~60℃くらいで入れるのがベスト。
とはいえ温度計がない人も多いはず。
その場合はとりあえず熱々のときに入れないことだけ気をつけましょう。
5.しっかり冷めてからから納豆と白ごまを混ぜる
納豆の菌は熱に強いんですが、酵素は熱に弱い(50℃以上で活性が低下し始める)ので鍋の中身がしっかり冷めてから納豆を入れること。
ちなみに、塩昆布を使う場合はここで入れると昆布の食感がぶよぶよになりにくいですよ。
6.消毒した容器に麹納豆を入れ、常温で2時間ほど味を馴染ませた後、冷蔵庫で3〜5日発酵させたら完成
麹納豆の発酵を均一にするため、1日に1回かき混ぜを行いましょう(このとき使うスプーンの消毒をお忘れなく)
3〜5日経ったら甘みが出てきて食べ始められますが、発酵具合によっては米麹の芯が残っていることがあります。
でも米麹自体、蒸したお米に麹菌をつけて作っているのでそのまま食べても大丈夫!
もしも米麹の芯が残るのがイヤな場合は、麹納豆を作るときに
- 生麹を使う
- 乾燥麹を使う場合はぬるま湯でふやかして使う(割合は1:1で30分ほど)
- 60℃をしっかり測る
などすれば防ぐことができますよ。
麹納豆の保存方法と保存期間
蓋をしっかり閉めて冷蔵庫で保存し、1週間~10日を目安に食べ切るのがおすすめです(発酵が進むにつれて味が少しずつ変わっていくので)
ただ、使う道具の殺菌が上手くされていなかったりすると食べられる期間であっても味が酸っぱくなったり、異臭がしたり、納豆の糸がひかなくなったりすることがあります。
この場合は麹納豆が傷んでいるサインなので食べないようにしましょう。
ということでここまで麹納豆の作り方を見てきました。
この手作りした麹納豆、そのままでも美味しいんですけどちょっとした工夫でもっと楽しむことができるんですよね。
なので今回は麹納豆の使い方と一緒にアレンジ法もお話しするので、麹納豆を作ったのならぜひアレンジも楽しんでみてください^^
楽しみ方いろいろ!麹納豆の美味しい食べ方
麹納豆は本当に便利で、主食から副菜まで幅広く使うことができます^^
今回はその中でも私がよくやっている使い方を主食・主菜・副菜ごとに例でご紹介しますね。
主食への使い方
ご飯に混ぜる
炊きたてご飯に混ぜるだけで、うま味と香りをしっかり感じられる炊き込みご飯風に。
焼き麹納豆おにぎり
麹納豆を具にして握り、フライパンやトースターで表面をカリッと焼く。
醤油をちょっと塗ると香ばしさがアップ。
麹納豆を入れすぎるとご飯がまとまらなくなるので注意!
納豆チャーハンのベースに
普通の納豆よりも味がついている分、調味料が少なくて済む。
麹納豆には野菜などの具がすでに含まれているので材料を切らなくてもいい。
ゴマ油で炒め、玉子やネギを加えても美味しい。
納豆トースト
食パンに麹納豆+とろけるチーズをのせて焼くだけ。
あまじょっぱい味と納豆とチーズの香り、麹納豆の具材の食感が意外とパンに合います。
黒胡椒や七味を少しふりかけるのもおすすめ。
納豆冷製パスタ・うどん
茹でたパスタやうどんを冷水でしめ、麹納豆と混ぜる。
味が薄ければ醤油やポン酢をちょい足し。
ごま油やレモン汁を少し混ぜても美味しい。
トマト・きゅうり・大葉などが合うのでプラスするのも◎
主菜への使い方
豚バラ巻き
ニラや長ネギ、いんげんなどの野菜と麹納豆を豚バラで巻いて焼く。
ボールみたいに巻くと中身がこぼれません。
タレなしで、塩だけでも美味しい!
鶏もも肉の麹納豆あえ
鶏肉に塩を軽くふって焼き、焼き上がりに麹納豆をのせて絡める。
お好みでごま油や七味を少しかけても◎。
大葉やネギを散らすと爽やかになります。
牛しゃぶ
さっと茹でた牛肉に麹納豆をタレ代わりに使う。
ポン酢+ごま油+麹納豆がおすすめ。
焼き魚の麹納豆のせ
焼いた魚に麹納豆をのせるだけ。
さっぱりした魚より脂ののった魚のほうが合います。
レモンをちょっと絞ったり、大葉を混ぜるとさっぱりして◎
ちなみに、魚に塩味があるととてもしょっぱくなるので注意!
お刺身のたれに
生のアジやカツオの刺身に麹納豆+ネギ+生姜を混ぜてかける。
白だしを少し入れると味が整う。
鯛などのさっぱりした魚よりも香りのある魚におすすめ。
魚のホイル焼き
鮭や白身魚を野菜と一緒にホイルに包んで加熱し、仕上げに麹納豆をのせたら完成。
ホイル焼きにするとき日本酒を少し入れてから加熱すると、日本酒と麹納豆のタブル発酵食品でうま味が強くなって美味しいです。
副菜への使い方
冷ややっこにのせる
麹納豆だけで味がまとまっているから、豆腐の上にのせるだけで即完成。
青ねぎ・ごま・大葉で風味アップ。
野菜スティックのディップ
生野菜(きゅうり・大根・人参など)にそのままつけるだけ。
味噌ディップよりまろやかで後味が軽い。
温野菜にあえる
茹でたじゃがいも・ブロッコリー・かぼちゃなどに。
卵焼きに混ぜる
卵液に麹納豆を少し混ぜて焼くと、自然な塩気とうま味が出る。
ほんのり甘めの卵焼きにしても美味しい。
焼き油揚げ or 厚揚げにのせる
焼いた油揚げや厚揚げに麹納豆をのせるだけ。
お酒のおつまみにもなります。
仕上げに七味や小ねぎを散らすのもおすすめ!
こんな感じで私は麹納豆を使っていますが、麹納豆は調味料や食材を足してアレンジすることで味の幅をもっと広げることができますよ。
麹納豆のアレンジ
- 生姜(すりおろし、刻み):辛味と香りでさっぱりに
- にんにく(すりおろし、みじん切り):パンチが欲しいときに
- ごま油:香ばしさと油分でコクが出てうま味アップ
- 唐辛子(一味、輪切り):ピリ辛にしたいときに
- 柚子胡椒:ピリッと感と爽やかな香りがプラス
- 昆布だし(粉末、液体):うま味が深くなる
- 大根おろし:辛みがプラス、さっぱりに
- 青じそ(千切り):香りがよくなり爽やかに
- ちりめんじゃこや桜えび:新しい食感やうま味が足される
麹納豆はそのままでもいろんな料理に使えますが、アレンジすることで料理への使い道も美味しさもさらに広がります。
今回は私が使っている食材と調味料をご紹介しましたが、他にも合うものがたくさんあるはずなので、ぜひいろいろ試してみてくださいね。
ということで今回は麹納豆についてのお話でした。
最後に麹納豆の作り方や使い方を簡単にまとめておきましょう。
まとめ
- 麹納豆の作り方は
- 具材を切る
- 鍋に醤油・酒・みりんを入れて沸騰させアルコールをとばす
- 中火にして生の物や加熱して食べる具材を入れ火を通す
- 火を止めて60℃くらいまで冷まし、米麹をほぐして入れて混ぜる
- しっかり冷ましてから納豆と残りの具材を混ぜる
- 消毒した容器に麹納豆を入れ、常温で2時間ほど味を馴染ませる
- 冷蔵庫に移し、3〜5日発酵させたら完成
である。
- 麹納豆の使い方は
- ご飯や麺に混ぜる、パンにのせる
- お魚やお肉のタレ代わり、他の具材と一緒に炒めたり蒸したり和えたり
- 豆腐にのせる、卵焼きに混ぜる、野菜と和えたりディップにする
などなど。
麹納豆は(入れる具材で変わりますが)海藻・きのこ・野菜を一緒に摂ることができる、栄養バランスのいい発酵食品です。
しかも発酵の過程でできる酵素が炭水化物やたんぱく質、脂質の消化をサポートしてくれるので胃腸への負担も軽減。
栄養面でも体調面でも助けになってくれるんですよ。
しかも作り置きできるし、使い勝手もいい!
あなたもそんな麹納豆、ぜひいろいろ使ってみてくださいね^^
★自分で作る前にどんな味か試してみたいときにおすすめ
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