「水キムチの作り方を知りたい!」

こんにちは、発酵食品マニアのすえさやです^^

私は冬になると自分でキムチを漬けるんですが、まだ水キムチは作ったことがなかったんですよね。
でも水キムチって乳酸菌たっぷりで体に良いし、作らないなんてもったいない!ということで、さっそく韓国語教室でお世話になっている先生(韓国の方)に作り方を教わってきました。

ここではその作り方をお話しするので、ぜひあなたも作ってみてくださいね♪


あ、でも作り方を見るその前に!
今回水キムチの作り方を3種類教えてもらったので、まずは水キムチの種類についてお話をしていきますよ^^

すえさやすえさや

実は私、水キムチに種類があるって初めて知りました



スポンサーリンク

水キムチには漬け汁の色が3種類ある

韓国人の先生に聞く前に、一応自分でも下調べはしたんです。
韓国語で水キムチの作り方を検索してね!

そうしたら漬け汁の色がなんと白・赤・茶の3つがありまして。

日本語で調べてみたときは白い水キムチしかなかったのにどういうことや…と思って調べてみると、下のとおりでした。

高麗大学韓国語辞典によると、唐辛子粉を入れず大根の葉や白菜を漬けた汁の多いキムチが水キムチであるとのこと(ようするに白い汁のキムチが水キムチだよってことですね)

でも韓国の標準国語辞典では、汁の量が多く汁の味でよく漬かったキムチが水キムチと定義されているんですよ(汁が多いキムチは全部水キムチだよってこと)


言っとることが違う~と思いつつ、韓国人の先生に聞いてみると「漬け汁の色が違っても、汁が多くて汁ごと食べるキムチは水キムチだよ」と言っていたので、今回は漬け汁が白色・赤色・茶色の3つの種類の水キムチの作り方について教えてもらいました。

ちなみに3種類の水キムチのおおまかな違いは下のとおりなので、お好きなものを作ってみてくださいね。

水キムチの色の違いは「作り方の違い」

  • 漬け汁の色が白い水キムチ:唐辛子不使用
  • 漬け汁の色が赤い水キムチ:唐辛子を使用
  • 漬け汁の色が茶色い水キムチ:醤油を使用



それではこれから見ていく水キムチの種類が分かったところで、さっそく漬け汁の色が白い水キムチの作り方から見ていきましょう!

漬け汁が白い水キムチの作り方


漬け汁が白い水キムチは唐辛子を一切使わないので、辛いのが苦手な人におすすめです。

辛みがないだけで味は普通のキムチなので、初めて食べるときはちょっと不思議な感覚になるかもしれません^^


ではそんな漬け汁の色が白い水キムチを作るためにまずは道具を揃えていきましょう!

漬け汁が白い水キムチを作るのに必要な道具

  • 大きめのボウル(漬け汁を作るときに使う)
  • 大きめのザル(野菜を洗った後の水きりに使う)
  • 鍋(キムチのりを作るのに使う。小さめでOK)
  • ヘラ
  • ブレンダー or おろし器(漬け汁を澄んだ色にしたいなら「おろし器」がおすすめ)
  • こし器 or こし布(漬け汁を澄んだ色にしたいなら「こし布」がおすすめ)
  • キムチを保存する容器(水たっぷりなので底の深いタッパーが望ましい)


こうして見てみると使う道具が多いので「もしかして手間がかかるのかな?」と思うかもしれませんが、作業として大変なことは何もないので気軽な気持ちで作ってみてくださいね。


ということで、これで道具の準備はオッケー!
お次は材料を揃えていきましょう^^

材料(作りやすい分量)

必ずいる材料

  • 白菜:1/4株
  • 大根:1/4本

お好み食材(好きなものを2~3つほど選んでください)

  • 玉ねぎ or 紫玉ねぎ:1/4玉
  • 人参:1/4本
  • パプリカ:1/4個
  • わけぎ:3本
  • セリ:3本
  • 細ねぎ:2本
  • きゅうり:1/4本
  • りんご:1/4個


この分量を見て「少ない!」と思うかもしれませんが、水キムチは作って早めに食べるキムチなので保存期間がそもそも短めなんですよ。

だから食べ方に慣れていないうちは簡単に食べきれる分量で作るのをおすすめします^^

それに作る頻度が増えれば、作るたびにいろんな食材の組み合わせを試せるし自分好みの味を見つけるチャンスにもなりますからね!


ちなみにここで紹介しているお好みの食材は、韓国のサイトをいくつか見てみた中でよく使われていたものです^^

すえさやすえさや

私は今回、パプリカときゅうりとりんごを選びました。

ということで、水キムチの材料が準備できたら今度は必要な調味料を用意していきますよ。

必要な調味料

  1. 白菜と大根の塩漬け用
    • 粗塩:大さじ1(普通の塩でもかまいません)
  2. 漬け汁
    • 常温の水:1800ml
    • りんご:1/2個
    • 梨:1/2個
    • おろし生姜:3g
    • おろしにんにく:15g
    • 粗塩:20g
  3. キムチのり
    • 小麦粉 or 上新粉 or もち米粉 or 白玉粉:大さじ2(約18g)
    • 水:200ml


キムチのりは発酵をうながすために必要なもので、韓国でも家庭によって使うものはバラバラ^^

なかには「おかゆ」をすりつぶしてキムチのりにするところもありましたが、私は家にもとからあった小麦粉を使うことにしました。


ということで、これで水キムチを作るのに必要な材料が全てそろったので、ここからいよいよキムチ作りにはいっていきますよ~^^

漬け汁が白い水キムチの作り方

1.白菜と大根(皮をむいたもの)をだいたい3cm×3cmの大きさに切る


このときの大根の薄さは3mmくらいがおすすめ。
もっと薄くてもいいけど噛み応えあったほうが美味しいし、ここは好みかな。

でも厚くなると塩漬けに時間がかかるので、5mm以下の厚さになるようにしましょう。

2.白菜と大根を水でザブザブ洗い、ザルにあげて水を切る

3.水キムチの保存容器に白菜と大根を入れ粗塩を振りかけてさっくり混ぜる


ここでは揉み込むのではなく、まぶすように。
野菜から自然に水分が出るので混ぜるのはさっくりで大丈夫です^^

4.40分ほど白菜と大根を置いておく

5.粉と水を混ぜて鍋に入れ、中火で混ぜながら加熱しキムチのりを作る


とろみが出てフツフツなったら完成ですが、小麦粉を使う場合はフツフツなり始めてからさらに1分くらい加熱すると小麦くささがなくなるとのこと。

キムチのりが完成したら、火からおろして冷ましておきましょう。

6.水キムチに入れる食材を切っていく


私は今回、パプリカときゅうりとりんごを選んだのでその準備をします。

  • パプリカ:さいの目切りにする
  • きゅうり:薄く輪切りにする
  • りんご:1~2mmの厚さに切る


ちなみに私が今回選ばなかった材料の切り方は下のとおり。

  • 玉ねぎ or 紫玉ねぎ:薄くいちょう切りにする
  • 人参:長さ3cmの細切りにする
  • わけぎ、セリ、細ネギ:長さ3cmでざく切りにする


基本的に白菜と大根のサイズに合わせた切り方になります^^

7.漬け汁をつくる

1.りんごと梨をすりおろし、おろし生姜、おろしニンニク、キムチのりと合わせる

ブレンダーを使うとよりエキスを絞りとることができますが、水キムチの漬け汁がちょっと濁ってしまうのが難点。
栄養をとるか、見た目をとるか…お好きなほうでどうぞ^^

ちなみに私はブレンダーの洗い物が面倒だったので(笑)手ですりおろしました。

2.おろしとのりを混ぜたものに、漬け汁用の水のうち200mlを混ぜてエキスをこし器 or こし布で搾りとる


もしもこし器でキムチのりがダマになるようなら、2回3回と繰り返すと綺麗に溶けます。

3.絞り出したエキスに粗塩と残りの漬け汁用の水を混ぜる


これで漬け汁は完成!
次の工程へ行きましょう^^

8.保存容器に入れていた塩をまぶした大根を折り曲げてみて、ふにゃっとなるか確認する


ふにゃっとならなかったらまだ塩漬けされていないということなので、もう少し時間をおきましょう。
ふにゃっとなるのが確認できたら次の工程へ!

9.塩漬けした白菜と大根が入った保存容器にお好みの野菜、漬け汁を入れて全体を混ぜる


ここでのポイントは、白菜と大根から出てきた水もそのまま使うこと。

というのも韓国の情報番組によると、夏の湿度が高い状態で育った白菜は甘みが少なく、塩の浸透圧現象によって水分とともに貴重な甘みも出ていっている状態なんですって。

だから出てきた水を入れないで水キムチを作ると、熟成していない浅い味になるので保存容器で白菜と大根に塩をまぶしたら、何もせずにそのまま他の材料や調味料を入れるようにしてくださいね。

10.容器のふたをして、1日だけ室温に置いたら完成!

室温が25度くらいで直射日光の当らない、風通しの良い場所に置いておきましょう。
たった1日だけどこの1日だけで酸味が出てくるから不思議…

11.翌日からは冷蔵庫に入れての保管

~作って3日目(食べたので量は減ってます)~

この水キムチですが、作って1~2日はそこまで「美味し~い!」って感じにはなりません。
なんか塩味が目立つような、酸味が足らないような、なにかが足らない…迷走している味になるんですよね^^;

でもこれが作って3~4日になると激変!
めちゃくちゃ美味しくなっているんですよ。

なので初めて作るときは微妙な味に「んん?」ってなるかもしれませんが、気にせず味の変化を楽しんでいってくださいね。
美味しくなる日が突然くるので。

ちなみに漬け汁が白い水キムチの日持ちは?

この水キムチは唐辛子が入っていないので、だいたい1週間くらいしかもちません。

1週間を過ぎると酸味が強くなって、色もだんだん茶色っぽくなってきてしまいます。
見た目も味も良いままで楽しむなら、作って1週間以内に食べる。これがおすすめですね^^


ということで、漬け汁が白い水キムチの作り方はこれでおしまい!
お次は唐辛子を使って作る、漬け汁が赤い水キムチの作り方を見ていきましょう。

漬け汁が赤い水キムチの作り方


漬け汁が赤い水キムチは唐辛子粉唐辛子を使うので、辛いのが好きな人におすすめですよ。

ちなみにこの漬け汁が赤い水キムチは、昔から家庭での出現率が高いみたいで今でもよく食べられているんですって^^


ではそんな漬け汁の色が赤い水キムチを作るためにまずは道具を揃えていきましょう。

漬け汁が赤い水キムチを作るのに必要な道具

  • 大きめのボウル(漬け汁を作るのに使う)
  • 大きめのザル(野菜を洗った後の水きりに使う)
  • こし布 or お茶パック(唐辛子粉から色をとるのに使う)
  • キムチを保存する容器(水たっぷりなので、底の深いタッパーが望ましい)
  • ゴム手袋(写真にないけど、唐辛子粉を絞る工程で必須)


それでは道具の準備ができたところで、お次は材料を揃えていきますよ!

材料(作りやすい分量)

必ずいる材料

  • 白菜:1/4株
  • 大根:1/4本
  • 赤唐辛子:8本(青唐辛子と半々にしてもOK、私は甘長唐辛子を使用)

お好み食材(好きなものを2~3つほど選んでください)

  • 人参:1/4本
  • わけぎ:3本
  • セリ:3本
  • ラディッシュ:2つ
  • きゅうり:1/4本
  • 玉ねぎ:1/4玉


ちなみに韓国で一番使われるのは「わけぎ」と「玉ねぎ」ですが、家庭によってさまざまだし今回私は家にもともとあった玉ねぎときゅうりをチョイスしました^^


それでは食材の準備が整ったところで、お次は調味料を用意していきましょう。

必要な調味料

  1. 白菜と大根の塩漬け用
    • 粗塩:大さじ1(普通の塩でもかまいません)
  2. 漬け汁
    • 常温の水:2000ml
    • おろし生姜:5g
    • おろしにんにく:40g
    • 唐辛子粉:40g
    • 粗塩:40g
    • 砂糖:40g(私は三温糖を使用)


そうそう、韓国では砂糖を減らして梅シロップを入れている家庭もあるみたいなので、もし家に梅シロップがある場合はぜひ入れてみてくださいね。

ちなみに入れるとしたら、

  • 砂糖:13g
  • 梅シロップ:大さじ2

にするといいでしょう(梅シロップは冬にキムチを漬けるときにもいるので、あると便利♪)


さて、これでやっと水キムチを作るのに必要な材料が全てそろいました!
ここからはいよいよキムチ作りに入っていきますよ。

漬け汁が赤い水キムチの作り方

1.唐辛子粉におろし生姜とおろしにんにくを入れてよく混ぜる

2.こし布 or お茶パックにおろしを混ぜた唐辛子粉を入れ、漬け汁用の水を600mlだけ入れたボウルに浸ける

3.白菜と大根(皮をむいたもの)をだいたい3cm×3cmの大きさに切る


このときの大根の薄さはだいたい3mmくらいがおすすめです^^
厚くなると塩漬けに時間がかかるので、できるだけ5mm以下の厚さになるようにしましょう。

4.白菜と大根を水でザブザブ洗い、ザルにあげて水を切る

5.水キムチの保存容器に白菜と大根を入れ粗塩を振りかけてさっくり混ぜる


後々、野菜から自然と水が出てくるので揉み込まずにまぶす程度でいいですよ^^

6.40分ほど白菜と大根を置いておく

7.水キムチに入れる食材を切っていく


私は今回、玉ねぎときゅうりを選んだのでその準備をします。

  • 玉ねぎ:薄くいちょう切りにする
  • きゅうり:薄く輪切りにする


ちなみに私が今回選ばなかった材料の切り方は下のとおり。

  • 紫玉ねぎ:薄くいちょう切りにする
  • 人参:薄くいちょう切りにする
  • わけぎ、セリ:長さ3cmでざく切りにする
  • ラディッシュ:薄くいちょう切りにする


水キムチの食材を切るときは基本的に一口サイズ以内厚さは5mm以下…というのが多く、輪切り・いちょう切り・さいの目切り・細切りと切り方はさまざまでした^^

要するに味が染み込みやすくおまけに食べやすいサイズならいいということなので、そこまで神経質にならなくてもOK。

8.赤唐辛子を斜めに切り、種をすべて取り除く

9.水に浸けてあった唐辛子粉を揉んだり絞ったりして赤い水を出す


絞りカスである唐辛子粉はもう使わないので、ここでしっかりエキスを絞りだしておきましょう。

素手で絞ると手に色がつくし、1時間ほど皮膚がヒリヒリするのでゴム手袋を使ったほうが安心です^^

10.唐辛子粉の水ができたら、そこに塩と砂糖を加えて混ぜる

11.保存容器に入れてある塩をまぶした大根を折り曲げてみて、ふにゃっとなるか確認する


もしもふにゃっとならない場合はまだ漬かっていない証拠なので、もうしばらく時間を置きましょう^^

12.塩漬けした白菜と大根が入った保存容器に、赤唐辛子・お好みの野菜・唐辛子粉の水・残りの漬け汁用の水を入れて全体を混ぜる

13.容器のふたをして、1日だけ室温に置いておいたら完成!

室温が25度くらいで直射日光の当らない、風通しの良い場所に置いてくださいね。

14.翌日からは冷蔵庫に入れて保管しましょう

~作って2日目~

この水キムチは作って1日後から食べられますが、正直なところ作って数日は辛さばかり目立って「う~ん」って感じなんですよね。
だからつい失敗したかも…って思っちゃいますが、味はどんどん変わっていくのでご安心を!

だいたい作って1週間くらいで酸味もちょうど良くなって美味しくなりますよ。
漬け汁が白い水キムチは作って3~4日目が1番美味しくなる食べ頃だったけど、この漬け汁が赤い水キムチは唐辛子が入っているからか乳酸菌の活動が抑えられて美味しくなるのに少し時間がかかるみたい。

ちなみに漬け汁が赤い水キムチの日持ちは?

この水キムチは唐辛子が入っているので、3週間くらいはもちます^^
色の変化や香りの変化なんかもありません。
でも味がどんどん酸っぱくなっていくので、美味しく食べたいなら2週間くらいで食べ終わるのがおすすめかな。


ということで、漬け汁が赤い水キムチの作り方についてでした!
お次はいよいよ最後、漬け汁が茶色い水キムチの作り方を見ていきましょう。

漬け汁が茶色い水キムチの作り方


漬け汁が茶色い水キムチは「ジャンキムチ(장김치)」といって塩辛や塩、唐辛子粉などは使わずに醤油で漬けた水キムチになります。

漬け汁が白いものや赤いものと違って、この水キムチは秋から冬に作ると美味しいキムチなんですって!


それではそんな漬け汁の色が茶色い水キムチを作るためにまずは道具を揃えていきましょう。

漬け汁が茶色い水キムチを作るのに必要な道具

  • 大きめのボウル2つ(白菜と大根の醤油漬け、漬け汁を作るのに使う)
  • 大きめのザル(野菜を洗った後の水きりに使う)
  • 小さめのボウル(白菜の芯と葉をわけるのに使う)
  • キムチを保存する容器(水たっぷりなので、底の深いタッパーが望ましい)


それでは道具の準備ができたところで、お次は材料を揃えていきますよ!

材料(作りやすい分量)

必ずいる材料

  • 白菜:1/4株
  • 大根:1/4本
  • にんにく:5かけ
  • 生姜:2かけ

お好み食材(好きなものを4~5つほど選んでください)

  • セリ:5本
  • 高菜:5本
  • わけぎ:5本
  • 細ねぎ:5本
  • 人参:1/2本
  • りんご:1/2個
  • 梨:1/2個
  • 甘柿:1/2個
  • 椎茸:3本(大きいものだと1つ)
  • 栗:3個
  • 乾燥なつめ:5個
  • 松の実:大さじ2
  • 石茸:6g

薬味(食べるときの盛りつけ用、なくてもOK)

  • 松の実
  • 糸唐辛子


この材料を見ると「薬膳っぽい~」って思うかもしれませんがそれもそのはず、韓国民族文化大百科事典によるとジャンキムチ(장김치)って昔は宮中で出される格式高いキムチだったんですって。
だから入れる食材も多いんですね。

すえさやすえさや

そのせいなのか韓国のサイトで水キムチを検索するとジャンキムチの記事や動画は少なめ(初めて見たって人もいたし)

まぁ材料を揃えるのに手間がかかるもんね…

ちなみに、そんな数少ない韓国のジャンキムチの記事や動画では高確率で

  • セリ
  • 乾燥なつめ
  • 松の実
  • 椎茸

が使われていたので、これらを入れるともっと本場の味に近づけるでしょう。

私は今回

  • りんご
  • 細ねぎ
  • 人参
  • 椎茸

を選びました^^


それでは食材の準備が整ったところで、お次は調味料を用意していきましょう。

必要な調味料

  1. 白菜と大根の漬け用
    • 醤油:350ml(無添加のもの)
  2. 漬け汁
    • 常温の水:2000ml
    • 砂糖 or はちみつ:150g(私は三温糖を使用)


さて、これでやっと水キムチを作るのに必要な材料が全てそろいました!
ここからはいよいよキムチ作りに入っていきますよ。

漬け汁が茶色い水キムチの作り方

1.白菜と大根(皮をむいたもの)をだいたい3cm×3cmの大きさに切る


このときの大根の薄さは厚いと漬からないので、3mmくらいがおすすめ。

それと白菜の白い部分&大根、白菜の葉でそれぞれ分けておきましょう。

2.白菜と大根を水でザブザブ洗い、ザルにあげて水を切る

3.大きなボウルに白菜の白い部分と大根、そして醤油を入れて混ぜ40分ほど置いておく


白菜の葉は漬かりやすいので、あとで入れます。

4.水キムチに入れる食材を切っていく


必須材料のにんにくと生姜はそれぞれ千切りに、お好み食材は下のように切って準備しましょう。

  • セリ、高菜、わけぎ、細ねぎ:長さ3cmでざく切り
  • 人参:千切り
  • りんご:皮ごと薄くいちょう切りして、変色防止のため砂糖水(分量外)に浸けておく
  • 梨、甘柿:皮をむいて薄くいちょう切り
  • 椎茸:薄く切る
  • 栗:鬼皮と渋皮をとって薄く切り、変色防止のため砂糖水(分量外)に浸けておく
  • 乾燥なつめ:種をとって千切り
  • 石茸:千切り


実はこれらの材料はすべて生のまま使うんですが、そうなると「椎茸と栗は加熱したほうがいいのでは?」と思う人が多いはず(私もそう思ったし^^;)

でも韓国では生のまま使われているんですよね。
なので私も生のまま使うことに不安は感じたんですが、それが本来のレシピだしたくさん食べるわけじゃないし発酵するし…と加熱せずに作ってみました。


結果、食べてみると柔らかくなっているし意外と普通…(お腹も無事)

とはいえ、せっかく美味しい水キムチを不安な気持ちで食べるのはもったいない!
なのでもし入れるのが心配なら、ほかの食材を使うといいと思います^^

5.白菜の葉を醤油漬けしている大根と白菜に混ぜ、20分おく

6.白菜と大根を漬けていた醤油を大きいボウルにうつす

7.醤油に砂糖 or はちみつを入れて混ぜ、しっかり溶かす

8.キムチを保存する容器にすべての材料を入れてよく混ぜる

9.容器のふたをして、1日ほど室温に置いておいたら完成!

室温が25度くらいで直射日光の当らない、風通しの良い場所に置いてくださいね。

10.翌日からは冷蔵庫に入れて保管しましょう

~作って2週間目~

このキムチは作ってすぐだと醤油と砂糖の味が濃いのであまり美味しくありません^^;(砂糖醤油の味しかしない)

でも作って3日ほどすると酸味を感じられるようになるし、醤油の塩味と砂糖の甘みのバランスも良くなって美味しくなるんですよ。
だから個人的には作って3日ほどたってから食べてもらうのがおすすめかな。

ちなみに漬け汁が茶色い水キムチの日持ちは?

この水キムチはすでに発酵している醤油を使っているからなのか、4週間くらいもちます。
味も作ってから1週間以降はじょじょに酸味が増していく感じで、漬け汁が白いものや赤いものみたいに急に変わることもありません。

でも酸っぱくなっていくのは変わらないので、3週間くらいで食べ終わるのがおすすめかな。


ということで、漬け汁が茶色い水キムチの作り方についてはこれでおしまい!

ここまで漬け汁が白い水キムチ、赤い水キムチ、茶色い水キムチの作り方を見てきましたがどうでしょう?
どれも簡単に作れる分量だし試したくなった人は多いはず^^

でも水キムチって普通のキムチとは違うし、慣れないうちは食べ方に困ったりすることもありますよね。
なのでお次は安心して食べられるように食べ方についてお話ししていきますよ♪

水キムチの美味しい食べ方

水キムチは漬けている食材だけでなく、漬け汁も一緒に食べるキムチです。
だから食べるときは汁を残したりしないようにしましょう。

すえさやすえさや

水キムチの汁には食材の栄養はもちろん、たくさんの乳酸菌がいるので捨ててしまうのはもったいない!

水キムチは水があるだけで味は普通のキムチなので

  • ご飯を浸けて食べる
  • 素麺を入れて食べる
  • 豆腐を入れて冷たいチゲ風にする

と美味しいし、ゆで玉子や納豆を入れても美味しかったですね^^

ほかにも漬け汁を多めにして冷製スープ扱いにしたり、漬け汁を少なめにしてお新香扱いにしたり…ご飯を作るのが面倒なとき簡単に1品プラスできるので作っておくとものすごく役に立ちます^^


ちなみに韓国語の先生は「さつまいもを食べるときに水キムチと食べると飲み込みやすくもなるし、美味しい!」と教えてくれたので、あなたもぜひお試しあれ♪


さてここまで水キムチの作り方や食べ方を見てきましたが、最後に水キムチの作り方について大事な大事~なお話があるのでもう少しお付き合いくださいませ。

まとめ

  • 漬け汁が白い水キムチの作り方
    1. 白菜と大根(皮をむいたもの)をだいたい3cm×3cmの大きさに切る
    2. 白菜と大根を水でザブザブ洗い、ザルにあげて水を切る
    3. 水キムチの保存容器に白菜と大根を入れ粗塩を振りかけてさっくり混ぜる
    4. 粉と水を混ぜて鍋に入れ、中火で混ぜながら加熱しキムチのりを作る
    5. 水キムチに入れる食材を切る
    6. りんごと梨をすりおろし、おろし生姜、おろしニンニク、キムチのりと合わせる
    7. 合わせたものに漬け汁用の水のうち200mlを混ぜてエキスを搾りとる
    8. 絞り出したエキスに粗塩と残りの漬け汁用の水を混ぜる
    9. 塩漬けした白菜と大根が入った保存容器にお好みの野菜、漬け汁を入れて全体を混ぜる
    10. 容器のふたをして、1日だけ室温に置いたら完成!

    である。

  • 漬け汁が赤い水キムチの作り方
    1. 唐辛子粉におろし生姜とおろしにんにくを入れてよく混ぜる
    2. こし布 or お茶パックにおろしを混ぜた唐辛子粉を入れ、漬け汁用の水を600mlだけ入れたボウルに浸ける
    3. 白菜と大根(皮をむいたもの)をだいたい3cm×3cmの大きさに切る
    4. 白菜と大根を水でザブザブ洗い、ザルにあげて水を切る
    5. 水キムチの保存容器に白菜と大根を入れ粗塩を振りかけてさっくり混ぜる
    6. 水キムチに入れる食材を切る。赤唐辛子は斜めに切り、種をすべて取り除く
    7. 水に浸けてあった唐辛子粉を揉んだり絞ったりして赤い水を出す
    8. 唐辛子粉の水ができたら、そこに塩と砂糖を加えて混ぜる
    9. 塩漬けした白菜と大根が入った保存容器に、赤唐辛子・お好みの野菜・唐辛子粉の水・残りの漬け汁用の水を入れて全体を混ぜる
    10. 容器のふたをして、1日だけ室温に置いておいたら完成!

    である。

  • 漬け汁が茶色い水キムチの作り方
    1. 白菜と大根(皮をむいたもの)をだいたい3cm×3cmの大きさに切る
    2. 白菜と大根を水でザブザブ洗い、ザルにあげて水を切る
    3. 大きなボウルに白菜の白い部分と大根、そして醤油を入れて混ぜ40分ほど置いておく
    4. 水キムチに入れる食材を切る
    5. 白菜の葉を醤油漬けしている大根と白菜に混ぜ、20分おく
    6. 白菜と大根を漬けていた醤油を大きいボウルにうつす
    7. 醤油に砂糖 or はちみつを入れて混ぜ、しっかり溶かす
    8. キムチを保存する容器にすべての材料を入れてよく混ぜる
    9. 容器のふたをして、1日ほど室温に置いておいたら完成!

    である。


今回は白菜と大根をメイン食材にした水キムチの作り方を見てきましたが、韓国には他にもいろんな食材を主材料にして水キムチが作られています。

たとえば、

  • 大根の若葉
  • セリ
  • タケノコ
  • サンチュ
  • アワビ
  • パクチー
  • ほうれん草
  • きゅうり
  • 果物

などなど。

だから水キムチの作り方に慣れてきたら、ぜひいろんな食材で作ってみてくださいね。


あ、そうそう!
これは水キムチを作るときにぜひとも頭の中に入れておいて欲しいことなんですが、水キムチの漬け汁ってまれにとろみが出ることがあるんですよ。

これは暖かい季節に砂糖や長ネギを使って仕込むと出てくるみたいで「失敗か!?」と思うかもしれませんが、普通に食べられるので絶対に捨てないでくださいね。とろみあるだけでちゃんと美味しいです!

もしも水キムチの漬け汁にとろみを出したくないなら、砂糖のかわりにラカントなどの人工甘味料を入れたり長ネギを使うときに冷たい水でしっかり洗ってから入れると防げます^^


水キムチは栄養満点、すぐに作れて食べられるキムチなのでぜひチャレンジしてみてくださいね。

★冬には「本格キムチ」も手作りしてみませんか?
キムチの作り方を韓国の方に教わり挑戦!各工程の様子をお届けします


ハピパリ運営者 “ すえさや ” ってどんな人? 

  • 「広島県」出身の「福岡県」住まいのアラサー主婦(生い立ち
  • 発酵食品と猫LOVE
  • ゲームも好き
  • 韓国語の勉強中

SNS

SNSではブログに載せていない写真だったり、お話をしています

  • Instagram
    ↑ 猫メイン(=・ω・=)♥(写真がたくさん溜まったら一気にあげるスタイル)
  • X(旧:Twitter)
    ↑ 新着記事の情報、その他たまにつぶやきます
  • 公式LINEアカウント
    ↑ 新着記事の情報、ブラッシュアップ記事の情報をお知らせ(個別チャットで発酵食品についての相談も受け付けております)

この記事と関連のある記事(一部広告を含む)