「お酢の効果はどのくらい飲んだら実感できる?」


こんにちは、発酵食品マニアのすえさやです^^

お酢が体にいいと聞いて飲み始めてみたものの、思ったほど効果を感じられずにやめてしまった…そんな経験をしている人は多いはず。

かくいう私もお酢を飲んでは「全然変わらないかも」と飲むのをやめて、間をあけてはまた飲み始めて、なんてことを何度か繰り返しました。

でも飲み方やタイミングを工夫して続けてみたら少しずつ変化を感じるようになり、変化を感じることでお酢を続けられるようになったんですよね。

それでも効果を実感するまでは霧の中を手探りで進むようなもの。
何度も「やめようかな」と思ったし、効果を実感するまではどうしても「お酢を続けるぞ」という意志が大事になってきます。

そこでこの記事では私が実際にお酢を飲み始めて感じた変化を「数日~1週間」「2週間~1ヶ月」「3ヶ月以上」と期間ごとにまとめてみました。

これからお酢を試してみたい人や、続けるか迷っている人にとってお酢継続のための参考になれば嬉しいです^^


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お酢の効果を感じたタイミングとその変化とは?

~手作りのみかん酢~

私の場合、お酢を飲み始めてすぐに実感できたのは「食後の眠気の軽減」や「便通改善」でした。

その一方でお酢の効果としてよくあげられている「血圧の正常化」や「ダイエット効果」などは実感するまでにちょっと時間がかかりました。

ほかにも色々な効果を色々なタイミングで実感したのでそれをこれからご紹介しますね。
まずはお酢を飲み始めて早い段階「数日~1週間」で実感できた効果から。

お酢を飲み始めて「数日~1週間」で実感できた効果

お酢を数日~1週間飲んで感じた効果1つ目:食後に感じる眠気の軽減

私は1日のうち夕食が一番食事の量が多いので、夕食後はよく眠くなっていました。

でも食事中にお酢を飲むようになってから1週間くらいかな?
気が付くと食後に眠くなることが少なくなっていたんですよ。

ですが、さすがにラーメン&チャーハンとか食後のおやつで甘いもの…とか糖質をたくさん摂ったときには効果がありませんでした。
お酢を飲んだからたくさん食べてもいいというわけじゃないんですよね^^;

ちなみに、なぜお酢で食後の眠さが軽減されるかというと

お酢に含まれる酢酸が血糖値の上昇を緩やかにしてくれるから。

食後に血糖値が急激に上がった場合、それを下げようと膵臓から一気にたくさんのインスリンが出されます。

インスリンは血中の糖を細胞に取り込んで血中に糖が増えないようにしてくれるんですが、たくさん分泌されたインスリンが働くことで今度は血糖値が急激に低下してしまうんですよね。

つまり、血糖値の乱高下が起きるんです。
そしてこの血糖値の乱高下こそが食後の眠気の原因。

なのでお酢によって食後の血糖値が緩やかになるということは血糖値の乱高下を防ぎ、眠気が出るのも抑えられるというわけですね。

お酢を数日~1週間飲んで感じた効果2つ目:便通改善

私はお酢を飲み始める前、3日に1回くらいの便通でした。

ですがお酢を飲み始めて4日目くらいから便通が1~2日に1回になり、飲み続けて2ヶ月頃には毎日に。

ただ、私だけかもしれませんが焼き肉やピザなどを食べた次の日はお酢を飲んでいても便秘になります。
お酢を飲んでも食べるものによっては効果を実感できなかったりするので、お酢だけに頼らず食生活の改善も大事だと感じました。

ちなみに、なぜお酢で便通が改善されるかというと

お酢の酢酸が胃酸の分泌をうながし、その胃酸が腸を動かすための刺激になるから。

また酢酸には腸内で悪玉菌が増えるのを抑えて腸内環境を整える働きがあります。
これにより、腸のぜん動運動が活発になって排便がスムーズになるんですね。

ここまでが、お酢を飲んで「数日~1週間」で実感できたお酢の効果です。
次は少し長めの「2週間~1ヶ月」で実感できた効果についてお話ししていきますよ。

お酢を飲み始めて「2週間~1ヶ月」で実感できた効果

お酢を2週間~1ヶ月飲んで感じた効果1つ目:疲労感が軽減される

私はリングフィットアドベンチャーという筋トレと有酸素運動ができるゲームをしているんですが、お酢を飲む前は運動した翌日に体がだるくなることが多く連日でのプレイはしていませんでした。

もともと運動嫌いだし、疲れるのがイヤで気付いたらゲームをしばらく放置していた…なんてこともあります。

でもお酢を飲み始めて2週間くらいでしょうか。
運動しても翌日すっきりしていることが増えて「今日も運動しよう」と思える日が多くなったんですよね。

ただ疲労感の軽減を感じるのは運動とか肉体的な疲れだけで、ストレスとか精神的な疲れには効果を感じられませんでした(気疲れした翌日は運動しようと思えなかったので)

なのでお酢の疲労感を軽減させる働きは運動などの疲れ限定なのかもしれません。

ちなみに、なぜお酢で疲労感が軽減されるかというと

お酢に含まれる酢酸が体内に蓄えられた脂肪をエネルギーに変える働きを高めてくれるから。

普段、運動すると最初は血液中の中性脂肪がエネルギーになり、それが不足すると肝臓や筋肉に貯められたものが使われるようになります。

しかし肝臓や筋肉に貯められたエネルギーの量は筋肉の量や食事内容によるものが大きいので、食生活や運動量によっては体がエネルギー不足を起こしてしまうことも。
そうすると疲れが出てきたり、回復が遅くなったりしてしまうんですよね。

でもお酢を飲むと脂肪からエネルギーを補充できるようになるので、体がエネルギー不足にならず疲労がたまりにくくなるというわけです。

お酢を2週間~1ヶ月飲んで感じた効果2つ目:ニキビが改善される

私はあるときからTゾーンとあごニキビが酷くて、治ってはすぐに新しいのができる…というのを繰り返していました。

洗顔料や化粧品をニキビ用に変えたりもしましたが治ることはなく、2年くらい悩みに悩む毎日。

でもお酢を飲み始めて1ヶ月くらい経ったころから、新しいニキビができるスピードが落ちたように感じたんですよね。

いつもなら治りそうなニキビの隣で新しいニキビの気配を感じていたのが、気付いたら何の問題もなく治っていくニキビが増えたんです。

甘いものや脂質を多く含むものを食べるのが続いたときにはお酢の効果がありませんでしたけど、食べるものに気を付けつつお酢を飲み続けていると新しいニキビもできにくくなりました。

お酢を飲み始めてだいたい1年くらいでおでこのニキビは完全に治り、あごニキビはたまにできる程度まで改善されました。

こんな感じ↓

ちなみに、なぜお酢でニキビが改善されるかというと

お酢の血糖値の上昇を緩やかにする働きが皮脂の分泌を落ち着かせ、便通改善の効果が肌のターンオーバー正常に近付けてくれるから。

そもそもニキビはターンオーバーの乱れにより古い皮膚がはがれずに毛穴を覆ってしまい、その毛穴の中で過剰な皮脂分泌によってアクネ菌が増殖することでできます。

お酢によって便通が改善されると体内の老廃物をスムーズに体外に出せるようになり、老廃物が肌の皮脂や角質と結びついてターンオーバーを妨げることがなくなるんですよね。

それと過剰な皮脂分泌ですが、実は血糖値との関係が大きいんですよ。
血糖値が急に上昇することによって大量に分泌されるインスリンには男性ホルモンの分泌を促す働きがあって、その男性ホルモンには皮脂腺を刺激して皮脂の分泌を促す働きがあるんです。

女性の場合はインスリンがたくさん分泌される状態が続くと卵巣から男性ホルモンの産生が促されるように。

またインスリンは皮脂腺を刺激する物質(IGF-1)の分泌も促進するので、お酢の血糖値の上昇を緩やかにする働きは皮脂の過剰な分泌を抑えることに繋がるんですよ。

ということで、お酢を飲んで「2週間~1ヶ月」で実感できたお酢の効果についてでした。

次は実感するのに「3ヶ月以上」かかったお酢の効果についてお話ししていきますね。

お酢を飲み始めて「3ヶ月以上」で実感できる効果

お酢を3ヶ月以上飲んで感じた効果1つ目:血圧の改善

私は年に1回健康診断を受けていて、お酢を飲む前の血圧は上が120~125くらいでした。

上の血圧の理想値は129以下なので私は正常範囲内、とくに問題はないしお酢を飲んでも血圧に変化はないだろうと思っていたんですが、お酢を飲んで半年後の健康診断でなんと107まで下がったんです!

飲み始めて約3ヶ月くらいで献血したときは116といつもより低かったので「まさか…」とは思ったんですが、私にとって血圧が125というのは高いほうだったようです。

「正常な血圧の場合はお酢を飲んでも変化がない」と言われていますがそれは本当のようで、私は106より下がることはありませんでした。
今も上の血圧は106~109をキープしています。

こんな感じ↓

ちなみに、なぜお酢で血圧が改善されるかというと

お酢に含まれる酢酸が血管を広げる物質の働きを助けるから。

酢酸が体内で代謝されるとき「アデノシン」という物質に働きかけるんですが、このアデノシンに血管を広げる作用があるんですよね。

これにより血液の流れがスムーズになって、結果として血圧が下がるというわけです。
なのでお酢を飲むのをやめると血圧は元に戻ります。

お酢を3ヶ月以上飲んで感じた効果2つ目:中性脂肪と悪玉コレステロールの改善

お酢を飲み始める前の今までの私の健康診断結果は毎回

  • 中性脂肪(理想値149以下):76~77
  • HDL(善玉)コレステロール(理想値40以上):50~55
  • LDL(悪玉)コレステロール(理想値119以下):100~105

くらいでした。

それぞれの項目で見ると正常範囲内なので特に気にしていなかったのですが、あるときお医者さんに「LH比」というものがある…というのをお聞きしまして。

LH比とは「LDLコレステロール値÷HDLコレステロール値」の値によって血管内の状態がわかるというもので、LH比が1.5以下ならきれいな血管、2.0以上ならコレステロールが蓄積して動脈硬化が疑われ、3.0以上なら血栓ができている可能性があるというというお話でした。

そこで私も過去の結果を自分で計算してみたところLH比が1.8~2.0。
なんと正常じゃなかったんですよね…。

ところがお酢を飲み始めて半年後。
健康診断の結果は

  • 中性脂肪(理想値149以下):40
  • HDL(善玉)コレステロール(理想値40以上):57
  • LDL(悪玉)コレステロール(理想値119以下):82

になり、LH比も1.438…と正常になっていました。

こんな感じ↓

ちなみに、なぜお酢で中性脂肪と悪玉コレステロールが改善されるかというと

お酢に含まれる酢酸には体内での中性脂肪の合成を抑える働きがあるから。

中性脂肪はわかりやすく言うと血液中に流れるエネルギー(脂肪)で、糖質や脂質が肝臓で合成されることによってできます。

本来は体温維持だったり様々な活動でエネルギーとして消費されていくんですが、食べすぎたり運動不足だったりすると中性脂肪が血液の中で多い状態になってしまうんですよね。

そうすると血液中の脂肪バランスが崩れてしまって、なんと悪玉コレステロールが増えてしまうんです…。

なので酢酸によって中性脂肪の合成が抑えられるということは、悪玉コレステロールが増えるのを防ぐことにもなるというわけですね。

お酢を3ヶ月以上飲んで感じた効果3つ目:ダイエット効果

お酢を飲む前、私の体重は徐々に増えているような感じでした。
まぁ歳を重ねるにつれ代謝は落ちるのに、食べる量はそのままで運動量や筋トレ量を増やすこともしなかったらそりゃ太りますよね。

当時は身長157cmで体重が53kgの体脂肪率が30%…BMIで見ると普通体重ですが、脂肪がやや多めで「隠れ肥満”ぎみ”」でした。

それがお酢を飲み始めて3ヶ月後、食事と運動量と筋トレ量はそのまま変えず体重が51.5kg、体脂肪率が27%に減少。

しかも、もともとウエストが76cmあったんですがお酢を飲み始めて半年後には70cmに減っていました。

こんな感じ↓

お酢を飲むだけでその他を変えてないのでこのくらいの変化ですが、お菓子をやめたり運動量をさらに増やしていればもっとたくさん減ったと思います。

ちなみに、なぜお酢で痩せるかというと

お酢の酢酸には血糖値の上昇を緩やかにして無駄な間食を抑えたり、中性脂肪の合成を抑えて脂肪の蓄積を抑える働きがあるから。

血糖値が急上昇するとインスリンが大量に分泌されるんですが、インスリンの働きによって今度は血糖値が急下降してしまうんですよね。

そして血糖値が急激に低くなることで脳がエネルギー不足だと感じて食欲を出してしまうんです。

だから血糖値が緩やかに上がれば下がるのも緩やかになり、空腹感が抑えられて無駄な間食を抑えられるというわけ。

そして中性脂肪に関してですが、中性脂肪ってエネルギーとして使われなかったら内臓脂肪や皮下脂肪になるんですよ。

だから中性脂肪の合成を抑えることは余分なエネルギーを作り出さない=脂肪になりにくいのでダイエットにつながります。

また、お酢に含まれるアミノ酸には脂肪燃焼をサポートする働きがあるので運動も一緒にするとより効果を実感できるでしょう。

ということで、私がお酢を飲み始めて感じた効果と感じるまでの期間でした。
お酢は飲んで比較的すぐに感じられる効果と、感じるまでに時間がかかる効果があるので、長く続けることが大切です。

とはいえ意識してお酢を摂るのは結構大変ですよね。
ちなみに私はこんな感じでお酢を摂っているので、参考の1つにしてみてください^^


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お酢を続けるためのコツは2つ!

~お酢は料理で摂ってもOK~

私がお酢を飲み続けるのに大切だと思ったのは、摂るタイミングと摂り方の2つ。

だいたいお酢を続けられなくなるのって「飲むのを忘れてた」とか「味に飽きた」とかなんですよ。

だからまずは忘れないように毎日同じタイミングで飲むことを続けましょう。
ちなみに私は食事中~食後に飲むようにしていますが、お酢は空腹時以外ならいつ飲んでもかまいません(空腹時に飲むとものすごく胃が痛くなるのでそれだけは気をつけて!)

★お酢を飲むタイミングに迷ったらこちらも参考にどうぞ
お酢を飲むタイミングは3つ!欲しい効果に合わせて飲む時間を決めよう

そうして飲む習慣ができてくると今度は味に飽きてきます。
市販のいろんな飲むお酢を試したり、自分でいろんな果実酢を作って飲んだりしていても「なんか飲みたくないな」って日がなぜか来るんですよ。

だからそんな日が来たら、もう飲むことにこだわらず料理で摂るようにしましょう。

お酢の1日の摂取量は大さじ1ですが、足りなくても大丈夫!
少量でもいいから毎日摂ることが大事なんです。

私自身お酢を摂るのは料理だけで、1ヶ月お酢を飲まないなんて期間もありましたが効果は実感することができました。

なのでお酢を飲むのが嫌になったとき、ぜひ料理で摂ってみてくださいね。

★私が何回も作っているお酢料理をまとめました
簡単美味しい!面倒くさがりがおすすめするお酢レシピ11品とは?

ということで、お酢を続けるためのコツでした。

最初にお話しした、お酢を飲み始めてから効果を感じるまでの期間とその変化も含めて最後にまとめておきますね。

まとめ

  • お酢を飲み始めて「数日~1週間」で実感できた効果は
    1. 食後に感じる眠気の軽減
    2. 便通改善
  • お酢を飲み始めて「2週間~1ヶ月」で実感できた効果は
    1. 疲労感の軽減
    2. ニキビの改善
  • お酢を飲み始めて「3ヶ月以上」で実感できる効果は
    1. 血圧の改善
    2. 中性脂肪と悪玉コレステロールの改善
    3. ダイエット効果

    である。

  • お酢を続けるためのコツは
    1. 毎日同じタイミングで飲む
    2. 飲むことにこだわらない(料理でもOK)

    こと。


お酢を飲み始めると「いつ効果がでるかな?」って期待すると思います。

でもお酢には効果が出るまでに時間がかかるものもあるので、どうしても効果がないように感じられる期間が出てくるんですよ。

だから効果が実感できないからと焦らないこと。
続けていれば必ず変化は出てきます。

なので自分に合った摂り方、無理せず続けられる形で気長にやりましょう^^

~続けて健康に!手作り果実酢シリーズ~
第1弾:ぶどう酢・マスカット酢
ぶどう酢&マスカット酢の作り方とは?飲む以外にも料理にいろいろ!
第2弾:りんご酢
りんご酢の作り方は簡単!漬けた実も美味しく食べる方法とは?
第3弾:ザクロ酢
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第10弾:レモン酢
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ハピパリ運営者 “ すえさや ” ってどんな人? 

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  • 発酵食品と猫LOVE
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