「いろんな味噌漬けの作り方が知りたい!」


こんにちは、発酵食品マニアのすえさやです^^

味噌といえば料理に使うことが多いですけど、実は漬け床としてもすごく優秀なんですよ。
野菜から魚肉、はたまたちょっと変わったものまで、味噌に漬けるとすごく美味しくなるので味噌床が1つあればご飯づくりも楽になるし、かなり便利です。

とはいえ、漬けるものによって漬け時間が全然違うので最初は辛くなりすぎたり、アレンジなしで漬けていつも同じ味になりがち…。

なので今回は私がこれまで作ってきた味噌漬けの中から特に気に入っているものを漬け時間とアレンジを加えてあなたにお話ししますね。
どれも漬けておくだけでできるので、ぜひ気軽な気持ちで試してみてください^^

それではまず、味噌の漬物を作るのにかかせない「味噌床」の作り方から見ていきましょう。


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まずはここから!基本の味噌床の作り方とは?


味噌で漬物を作るなら、この味噌床作りがすごく大切になります。

もちろん、そのままの味噌でも漬けられるには漬けられますよ。
でも、いろいろと加えた味噌床は普通の味噌で漬けるよりも

  • 甘み
  • 味の深み
  • 香り

なんかが変わってくるので、味噌で漬物を作るときは味噌床を作るのがおすすめです。

ということで、私が使っている味噌床はこちら。

味噌床の材料

  • 味噌:250g
  • みりん:大さじ1


作り方はこれを全部混ぜるだけ!
簡単ですよね。

私は甘い麦味噌を使っているので甘みを足すものをみりんだけにしていますが、もし使う味噌が辛い場合は砂糖(大さじ2)またはハチミツ(大さじ1)を入れると甘辛い味の味噌漬けができますよ。

それと、味噌床に使う味噌は1種類だけじゃなくて数種類を混ぜて作ってもかまいません。
むしろ1種類で作るよりも違う味噌同士を合わせて作ったほうが、お互いの良いとこどりで美味しくなるのでおすすめですね(私は米味噌の赤色辛口と麦味噌の淡色甘口を合わせたものが好きです)

すえさやすえさや

ちなみにこれは基本の味噌床。アレンジについては合う食材、合わない食材があるので、これから見ていく漬け物のお話の中でそれぞれ紹介していきます^^

ということで、これで味噌床が完成しました。

さっそくこれからいろんな食材を漬けていくんですが…漬けるときはこの味噌床から必要な分量を取って使っていってください。

というのも、

  • 魚肉を漬けると魚肉の菌が味噌床に移るので、その味噌床はもう使えない
  • その他の食材も、漬けると水分がたくさん出るので味噌床の味が薄まる

というマイナスがあるので、大きな味噌床に漬けるともったいないんですよね。

だから使うときは必要な量を取って漬けるのをおすすめします。
どの食材にどのくらいの味噌床が必要になるのかはこれからちゃんとお話しするのでご安心を。

それではまず、1番始めやすい「野菜の味噌漬け」の作り方から見ていきましょう。

1番とっかかりやすい?野菜の味噌漬けの作り方(全6品)


味噌漬けはいろんな食材で作れるけど、初めて味噌漬けを作るとか、味噌漬けにまだ慣れていないとか、そういうときは野菜から漬けてみるのがおすすめです。

野菜にはそのまま漬けてそのまま食べられるものが多いので、味噌漬けのハードルはかなり下がるはず。

ということで、ここでは野菜の中でも

  1. 切ってそのまま漬けられる
    • きゅうり
    • 長芋
    • ナス
  2. 下処理がいる
    • 大根
    • たけのこ(水煮を使用)
    • れんこん

の全6品の味噌漬けの作り方をお話ししていきますね。

それではさっそく、きゅうりの漬け方から見ていきましょう。

きゅうりの味噌漬けの作り方

材料(小鉢2人分)

  • きゅうり:1本
  • 味噌床:大さじ2

アレンジに

  • 鷹の爪(1/2本)
  • 無糖ヨーグルト(大さじ1)

などがおすすめ

作り方

  1. きゅうりを洗って水気をふきとる
  2. きゅうりの両端を切り落とし、さらに半分に切る
  3. 密封できる袋にきゅうりと味噌床を入れて揉み込む
  4. 空気を抜いてチャックしたら冷蔵庫で
    • 細いきゅうり(直径2cmくらい)なら12時間
    • 太いきゅうり(直径3cmくらい)なら24時間

    漬ければ完成

  5. ついた味噌床を洗い流して食べる


きゅうりは味噌漬けにすると、きゅうりの青臭さ・苦み・渋みが味噌に消されてそのままで食べるよりも美味しくなるんですよね。
食感も失われないし、味もしっかりつくのでご飯のお供にはぴったり。

しかも味噌床に無糖ヨーグルトを混ぜて漬ければ、ぬか漬け風の漬物にもなるのでおすすめです^^

ちなみに私はぬか漬けも作っているんですけど「味噌+ヨーグルト」の漬物の味はぬか漬けにかなり似ていて、ぬかの匂いがないぶん食べやすく感じました。

それにぬか漬けだと漬ける前にきゅうりを塩もみしないといけないんですけど、味噌漬けなら何もせずそのまま漬けられるのでその点も楽でいいですよね。
だから味噌漬けにしたり、ぬか漬け風にしたり、ぜひ好きな漬け方をしてみてください。


ということで、きゅうりの味噌漬けの作り方でした。
次はあまり漬物としては聞かない長芋の味噌漬けの作り方を見ていきましょう。

長芋の味噌漬けの作り方

材料(小鉢2人分)

  • 長芋:5cm(だいたい200g)
  • 味噌床:大さじ2

アレンジに

  • 鷹の爪(1/2本)
  • 白ごま(食べるときにかける)
  • 梅肉(食べるときに和える)

などがおすすめ

作り方

  1. 皮が気になる人は皮をむく
  2. 長芋をひとくちサイズに切る
  3. ジップロックに長芋と味噌床を入れて揉み込む
  4. 袋の空気をぬいてチャックを閉める
  5. 冷蔵庫で24時間漬けたら完成(12時間がたったくらいに長芋の水分と味噌を馴染ませるように揉み込むと漬かりムラがなくなる)
  6. 漬け床の水気を切って食べる


長芋はぬるぬるしていて最初は味噌がまんべんなくつきません。

でも大丈夫!
12時間くらいすると長芋からたくさん水分が出てくるので、最終的には全体に味が染み込みますよ。

そして気になる長芋の味噌漬けの味なんですが、これがすごく不思議で、食感は長芋なんだけど味がきゅうりの味噌漬けに似た味になるんですよね。
しかもちょっと酸味も感じるような、浅漬けみたいな味になるんです。

作るのに時間はかかるけど、この美味しさは長芋にしか出せないのでぜひ1度漬けてみてください^^


ということで、長芋の味噌漬けの作り方でした。
次は味噌と相性のいいナスを漬けてみましょう。

ナスの味噌漬けの作り方

材料(小鉢2人分)

  • ナス:1/4本
  • 味噌床:大さじ2

アレンジに

  • 鷹の爪(1/2本)
  • おろしにんにく(小さじ1)
  • ごま油(食べるときにかける)

などがおすすめ

作り方

  • ナスの皮に切れ目を入れる
  • ジップロックにナスと味噌床を入れて揉み込む
  • 袋の空気をぬいてチャックを閉める
  • 冷蔵庫で12時間漬けたら完成


ナスの味噌漬けは味噌床を洗い流して食べても良いし、味噌床はそのままに、そこに刻んだ青ネギや白ごまを入れて混ぜて食べても美味しく食べることができますよ。

もともとナスは味噌を使った料理に入れられることが多いので、それを参考にすると味噌床のアレンジも食べ方のアレンジもしやすいですよね。
だから個人的には、野菜の味噌漬けの中でナスが1番優秀なんじゃないかなって思っています。

すえさやすえさや

辛い味噌床と甘い味噌床、どっちに漬けても合うしね。

ということで、ナスの味噌漬けの作り方でした。

ここまでは切ってそのまま漬けられる野菜の味噌漬けの作り方をお話ししてきましたが、ここからは漬ける前にちょっとした下処理が必要な野菜になります。
ちょっと面倒だけど、できた味噌漬けは美味しいのでぜひ作ってみてくださいね。

ではさっそく、大根の味噌漬けの作り方から見ていきましょう。

大根の味噌漬けの作り方

材料(小鉢2人分)

  • 大根:10cm
  • 味噌床:大さじ2


大根が辛いので、甘めの味噌床がおすすめ

作り方

  1. 大根の皮をむき、ひとくちサイズの角切りにする
  2. 大根に塩小さじ1を振って1日重しをして水抜きをする
  3. 大根の水気を拭き取る
  4. ジップロックに大根と味噌床を入れて揉み込む
  5. 袋の空気をぬいてチャックを閉める
  6. 冷蔵庫で12時間漬けたら完成
  7. 味噌床を洗い流して食べる


ここでは漬け時間を12時間にしているけど、大根は伸ばして漬けても大丈夫!
漬け時間が12時間だと大根の香りや味が強く残って、例えば24時間くらい漬けると味噌の味のほうが強くなるので好みで変えてくださいね。

それと大根を味噌漬けにするときは水抜きをしてから漬けましょう。
大根は生でも食べられるし、何もせずそのまま漬けてもいいんじゃないかって思うかもしれませんがそれはあんまりおすすめしません。

私は面倒くさくてそのまま漬けたことがあるんですが、少し苦みが残っていたり大根の水分が多すぎて水っぽい味になったりで美味しくありませんでした^^;
水抜きした大根は苦みもなく、味噌の味もしっかり入った味噌漬けになって美味しいので水抜きは必須です!


ということで、大根の味噌漬けの作り方でした。
次はたけのこの味噌漬けの作り方を見てみましょう。

たけのこの味噌漬けの作り方

材料(小鉢2人分)

  • 水煮たけのこ:80g
  • 味噌床:大さじ2

アレンジに鷹の爪(1/2本)がおすすめ

作り方

  1. 水煮たけのこを湯通しして水で洗う
  2. たけのこの水気を拭き取る
  3. ジップロックにたけのこと味噌床を入れて揉み込む
  4. 袋の空気をぬいてチャックを閉める
  5. 冷蔵庫で12時間漬けたら完成
  6. 味噌床を洗い流して食べる


私はいつも義理のお祖母さんから茹でたものをいただくので、自分でたけのこを茹でたことがありません。
なのでここでは、すでに煮たたけのこを使うこと前提でお話ししているのでよろしくお願います(正直たけのこの湯がきかた調べないと分からん^^;)

そんなたけのこの味噌漬けですが、ごはんのお供のお漬物というよりは煮物みたいな感覚に近いですね。
味も漬物みたいに濃いわけじゃないので、おかずのひとつという扱いのほうがしっくりきます^^

だからたけのこの味噌漬けは、たくさんの量をぺろりと食べられちゃう。
たくさん漬けていても困らない野菜のひとつですね。


ということで、たけのこの味噌漬けの作り方でした。
次はこれまた煮物にも使われるれんこんの味噌漬けの作り方を見ていきましょう。

れんこんの味噌漬けの作り方

材料(小鉢2人分)

  • れんこん:1cm幅の半月切り6切れ
  • 味噌床:大さじ3

アレンジに

  • 鷹の爪(1/2本)
  • 白ごま(食べるときにかける)

がおすすめ

作り方

  1. れんこんを洗って皮をむく
  2. 鍋に500mlの水とれんこんを入れ、火にかける
  3. れんこんに竹串が刺さるまで茹でる
  4. れんこんをざるにあけ、熱が冷めるまで置いておく
  5. れんこんの熱がとれたらキッチンペーパーで水気を拭き取る
  6. ジップロックにれんこんと味噌床を入れて全体に味噌をまぶす
  7. 袋の空気をぬいてチャックを閉める
  8. 冷蔵庫で12時間漬ける
  9. 味噌床を洗い流して食べる


れんこんの味噌漬けは12時間の漬け時間だとそんなに塩味が強くありません。
だからお漬物というよりは煮物という感じ。
おかず感覚で食べられるので、たくさん漬けてしまっても困ることはないでしょう。

ただ、れんこんは茹でると黒く変色したり、味噌に漬けると茶色くなったりしてしまいます。
なのでもしも、れんこんの白さを保ったまま漬けたいときは

  • 茹でるときにお酢大さじ1/2を入れて茹でる
  • 白味噌を使って漬ける

と綺麗なれんこんの味噌漬けができますよ。


ということで、ここまで野菜の味噌漬けの作り方を見てきましたがいかがでしょう?
だいたい野菜の漬け方が分かってきたと思いますが、ここでちょっと軽くまとめておきましょうか。

野菜の味噌漬けの作り方

そのまま食べられるものはそのまま、加熱して食べるものは加熱して漬ける
水分が多い野菜は塩で水抜きすると味がボケない

野菜は味噌漬けにすると水分が出るものが多いので、ジップロックや容器で漬けると安心ですよ。

食べやすいサイズだったら12時間くらいで漬かる

例えば

  • ピーマン(半分に切って種とって漬ける)
  • 人参(5mmくらいの厚さで切って漬ける)
  • キャベツ(3cm×3cmのサイズに切って漬ける)
  • 小松菜(4cmくらいの長さで切ってそのまま漬ける)
  • ミニトマト(つまようじで5箇所くらい刺して漬ける)
  • さつまいも(1cm幅の輪切りで切って硬めに茹でて漬ける)

なんかも12時間で漬かります。

ただし例外も

しいたけ(蒸してから漬ける2日)

ということで、野菜の味噌漬けの作り方についてはこれでおしまいです。

次はメインのおかずにぴったり!
「魚や肉の味噌漬け」の作り方について見ていきましょう。

冷凍もできる!魚肉の味噌漬けの作り方(全4品)


お魚とお肉の味噌漬けはしっかりした味付けで白米に合うし、何より嬉しいのが漬けたまま冷凍保存ができるというところ!

冷凍した味噌漬けはだいたい1ヶ月くらいもつので、安いときに魚肉を買って味噌に漬け、冷凍しておけばご飯づくりもかなり楽になりますよ。

そんな魚肉の味噌漬けですが、ここでは

    • さけ
    • アジ
    • 鶏モモ肉
    • ぶた肉ロース

の全4品の味噌漬けの作り方をお話ししますね。

それではさっそく「ちゃんちゃん焼き」などで味噌との相性の良さがすでに分かっている、さけの味噌漬けの作り方を見ていきましょう。

さけの味噌漬けの作り方

材料(2人分)

  • さけ:2切れ
  • 味噌床:大さじ2~3


アレンジで

  • 酒粕(大さじ1)
  • 白ごま(焼くときにかける)
  • バター(焼くときに使う)

などがおすすめ

作り方

  1. ラップに味噌床を少量ぬって、その上にさけを置く
  2. さけの上から味噌床をぬり、その上にまたさけを置く
  3. 最後に残った味噌床を全体にぬってラップをぴったりと巻く
  4. 密封できる袋に入れる
  5. 冷凍するなら冷凍庫へ、その日食べるなら冷蔵庫で3時間寝かせたら完成


さけの味噌漬け焼きはそのまま焼いて食べるなら味噌床は大さじ2で大丈夫。
味噌も拭いてから焼けば焦げにくいですよ。

でももし、さけの味噌漬けといっしょに野菜も食べるなら味噌床の量は大さじ3がおすすめですね。
それで残った味噌床も一緒に入れれば、ホイル焼き程度なら調味料を追加しなくても全体に味がいきわたります。

ちなみに、さけは味噌に漬けるとしっとりするのでパサつきが気になる人は一度味噌に漬けてみてはどうでしょう?
身もふっくらやわらかくなるので、普通に焼くよりもさけを美味しく食べることができますよ。


ということで、さけの味噌漬け焼きの作り方でした。
次はアジの味噌漬け焼きの作り方を見ていきましょう。

アジの味噌漬けの作り方

材料(2人分)

  • アジ(フライ用):小さいサイズ6枚
  • 味噌床:大さじ2
  • 酒:小さじ1

アレンジに

  • 鷹の爪(1/2本)
  • おろしにんにく(小さじ1)
  • おろししょうが(小さじ1)
  • 白ごま(焼くときにかける)
  • かつお節粉末(焼くときにかける)

などがおすすめ

作り方

  1. 味噌床と酒を合わせる
  2. ラップに味噌床を少量ぬって、その上にアジを置く
  3. アジの上から味噌床をぬり、その上にまたアジを置く
  4. アジを全部置いたら残った味噌床を全体にぬってラップをぴったりと巻く
  5. 密封できる袋に入れる
  6. 冷凍するなら冷凍庫へ、その日食べるなら冷蔵庫で15分寝かせたら完成


アジは味噌漬けにするとしっとりふわふわになるので、焼くときにほろほろ崩れるくらいやわらかくなります。
なのでアジをひっくり返すときは注意しましょう。

また、アジは大きさによって漬け時間が少しだけ変わるんですよね。
今回は小さいアジの開きだったので15分ですが、大きいものなら3時間くらい置いとくと味が染みますよ。

より味をしっかり、身もしっとりさせたいなら数日置いておいても大丈夫なので好みの漬け時間を見つけてみてくださいね。


ということで、ここまでが魚の味噌漬けの作り方でした。
でもここでお話ししたのは、さけとアジだけなので他の魚の味噌漬けについてまとめておきますね。

魚の味噌漬けの作り方

味噌漬けに合うのは青魚とか白身魚

今回はさけとアジの味噌漬けだけお話ししましたが、ほかにも

  • サバ
  • ブリ
  • タラ
  • タイ
  • サワラ

なども味噌漬けにすると美味しいですよ。
あと魚じゃないけど、イカとかホタテも味噌漬けにおすすめです^^

漬け時間は15分~3時間

目安は魚の厚みがペラペラなら15分くらい、2cmあったら3時間かな。
でもこれは個人的な好みなので、濃い味が好きなら時間を増やしてもかまいません。

日持ちは冷凍なら1ヶ月、冷蔵なら3日~5日

魚の味噌漬けは空気に触れないようにしっかり密封してから保存すると、味噌の塩分などによって生で置いておくよりも日持ちします。

でも青魚とか、もともと傷みやすい魚だと長くても3日くらいしかもたないのでなるべく早く食べましょう。
それと漬けた魚が薄かったり小さかったりすると、めちゃくちゃ塩辛くなるので注意です^^;


ということで、ここまでお魚の味噌漬けの作り方についてお話ししてきました。
次はお肉の味噌漬けの作り方について見ていきますよ。

まずは鶏肉から!

鶏肉の味噌漬けの作り方

材料(2人分)

  • 鶏モモ肉:350g
  • 味噌床:大さじ3

アレンジに

  • おろしにんにく(小さじ1)
  • おろししょうが(小さじ1)
  • レモン汁(小さじ1)
  • 醤油(小さじ1)
  • 鷹の爪(1/2本)

などがおすすめ

作り方

  1. ジップロックに材料をすべて入れて揉み込む
  2. 密封して冷凍するなら冷凍庫へ、その日食べるなら冷蔵庫で3時間漬けたら完成


鶏モモ肉は味噌漬けをすると皮と肉の間に味噌が入り込むので、そのまま焼くとモモ肉の油と味噌が合わさって味がしっかりします。

なのでキャベツやニラなど他の野菜と一緒に調理したり、焼く前に味噌を拭き取ってから焼くとこってりになりにくいですよ。

むね肉の場合は肉の味もさっぱりしているし脂も少ないので、味噌がついたまま焼いてもこってりすることはありません。
鶏肉の味噌漬けは脂が多いところだとよりジューシーに、脂が少ないところだとしっとりやわらかくなるのでお好きな部位で漬けてみてくださいね。

ちなみに部位ごとの漬け時間の目安は
  • むね肉(からあげサイズ):3時間
  • ささみ:30分
  • 手羽元:30分
  • 手羽中:15分
  • 手羽先:30分


これは私の好みの漬け時間なので、ここから短くしたり長くしたりしても大丈夫。

最初にこれで試してみて次回からあなたのお口に合うように漬け時間を調節してみてくださいね。

冷蔵保存なら5日、冷凍保存なら1ヶ月くらいもちますが、あんまり長く置いておくと塩辛くなるので注意です^^;


それでは次に豚肉を漬けていきましょう。

豚肉の味噌漬けの作り方

材料(2人分)

  • 豚肉ロース(生姜焼き用):8枚(約260g)
  • 味噌床:大さじ2

アレンジに

  • おろしにんにく(小さじ1)
  • おろししょうが(小さじ1)
  • 鷹の爪(1/2本)
  • 白ごま(焼くときにかける)

などがおすすめ

作り方

  1. ジップロックに材料をすべて入れて揉み込む
  2. 密封して冷凍するなら冷凍庫へ、その日食べるなら冷蔵庫で15分漬けたら完成


今回は生姜焼き用を使ったので漬け時間は15分でしたが、もしもトンカツ用の厚いお肉(2cm)なら3時間くらい漬けてください。

豚肉は脂が甘いので、辛い味噌床よりはちょっと甘めの味噌床のほうが美味しいですし、おろしにんにくを入れたほうがよりご飯がすすむおかずになるのでおすすめです。

ちなみに部位ごとの漬け時間の目安は
  • ヒレ(1cmの厚さに切って):1時間
  • バラ(薄切り):15分
  • バラブロック(1cmの厚さに切って):1時間
  • スペアリブ:3時間
  • モモ(薄切り):15分


これは私の好みの漬け時間なので、ここから短くしたり長くしたりしてあなたのお口に合うように調節してくださいね。

ちなみに冷蔵なら5日、冷凍なら1ヶ月くらいもちますが、薄いお肉を長く置いておくと塩辛くなるので薄いお肉の場合は早く食べましょう。


ということで、ここまでお肉の味噌漬けの作り方を見てきましたが「あれ?牛肉は?」と思った人は多いはず。

牛肉の味噌漬けももちろん美味しいんですが、牛肉ってもともと味が濃いお肉なので味噌漬けにしても鶏や豚ほど食感や味の変化が大きくならないんですよね。
だからわざわざ味噌漬けにするならやっぱり鶏肉か豚肉だよな…と思っちゃって^^;

でも牛肉の味噌漬けも美味しいので気になるならぜひ試してみてくださいね。


さて、ここまで野菜に魚肉と味噌漬けにしてきましたがいかがでしょう。
なんかもうどんなものでも味噌漬けにできるような気がしてきませんか?
してきましたよね!

じゃあここで野菜でも魚肉でもないもの、漬けちゃいましょう!

こんなものも味噌漬けに?変わり種の味噌漬けの作り方(全3品)


味噌には野菜や魚肉以外の食材も漬けることができるんですが、今回は私が好きな

  • ゆでたまご
  • 豆腐
  • こんにゃく

の味噌漬けの作り方をお話ししますね。

それではさっそく、ゆでたまごの味噌漬けの作り方から見ていきましょう。

ゆでたまごの味噌漬けの作り方

材料

  • ゆでたまご(熱がとれたもの)
  • 味噌床:たまご1つにつき大さじ1

アレンジに

  • 鷹の爪(大さじ1に対して1/4本)
  • おろしにんにく(大さじ1に対して小さじ1/3)

などがおすすめ

作り方

  1. ラップに大さじ1/2本をぬる
  2. そこにゆでたまごを1つ置く
  3. たまごに残りの味噌床をのせる
  4. ラップでぴったり巻いたら密封できる袋に入れる
  5. 冷蔵庫で1日漬けたら完成
  6. 味噌床を洗い流して食べる


ゆでたまごは固ゆででも半熟でもどっちでも大丈夫なので、お好きな固さで作ってみてくださいね。

食べ方もそのままだったり、麺類のトッピング、おにぎりの具材、丼ぶりなどなど本当に色んな食べ方ができます。
だからぜひとも作り置きしておきたいんですが、残念なことにあんまり日持ちしないんですよ…。

とくに半熟たまごは漬けてから翌日には食べきってほしいので、少しでも日持ちさせたいなら固ゆでたまごで作るのがおすすめかな(固ゆでなら3日くらいもつので)
でも美味しいからたぶんすぐ無くなると思います^^


ということで、ゆでたまごの味噌漬けの作り方でした。
次は味噌汁とかで味噌との相性がすでにいいと分かっている、豆腐の味噌漬けの作り方を見ていきましょう。

豆腐の味噌漬けの作り方

~ケンちゃん豆腐の味噌漬け~

材料(豆腐1パック分)

  • 豆腐:1パック
  • 味噌床:大さじ1~3


味噌床の目安は

  • 水抜きして厚さ1cm以下の豆腐:大さじ1
  • 水抜きして厚さ2cmほどの豆腐:大さじ2
  • 水抜きして厚さ2cm以上の豆腐:大さじ3

という感じ。

作り方

  1. 豆腐をキッチンペーパーで2重に包む
  2. 耐熱皿にのせてラップをせずに500wで3分レンジで加熱する
  3. そのあと皿を重し代わりにのせて、10分置いておく
    ※男前豆腐(ケンちゃん豆腐)など水分が多くてやわらかい豆腐はレンジで加熱すると爆発しやすいのでキッチンペーパーに包んだら皿を重し代わりにのせて1日置く(その間に3回くらいキッチンペーパーをかえてください)
  4. 豆腐の水抜きができたら、ラップをひいて、そこに味噌床1/3ほどをぬる
  5. 豆腐に新しいキッチンペーパーを1枚巻きなおし、ぬった味噌床の上に置く
  6. 上から残りの味噌床をぬったらラップでぴったり包む
  7. 密封できる袋に入れたら冷蔵庫で漬けたら完成
  8. ケンちゃん豆腐など水抜きして厚さ1cm以下なら、12時間漬ける
  9. 小さめの豆腐など水抜きして厚さ2cmほどなら、1日漬ける


味噌をぬるとき、少ないと思うかもしれませんが味噌はびっちりぬらなくても大丈夫です。

そのうち豆腐から出る水分と味噌が合わさって全体に行きわたるので、白いところが残っていても気にしないでくださいね。

そんな豆腐の味噌漬けを作るとき、1番面倒くさいのは水抜きだと思います^^;
でもこの水抜きがすごく大事!

しっかりできていると、味噌に漬けたあとの食感がもったりなめらかな食感ですごく美味しくなるんですよ。

個人的に、木綿豆腐よりは絹豆腐。
そして時間はすごくかかるけど水分が多くてやわらかいもの(ケンちゃん豆腐とか)で作った味噌漬けがよりなめらかで好きですね。

食べるときはそのままでもいいし、豆腐サラダみたいにしてもいいし、もし塩辛すぎると思ったら味噌汁に入れてもいいですよ。
味噌汁に入れてしばらく置いておいたらドライフードの味噌汁に入っている豆腐みたいな食感と味になるから、これはこれで美味です^^


ということで、豆腐の味噌漬けの作り方でした。
次はいよいよ最後。

こんにゃくの味噌漬けの作り方を見ていきましょう。

こんにゃくの味噌漬けの作り方

材料(こんにゃく1枚分)

  • こんにゃく:1枚
  • 味噌床:大さじ2

アレンジに

  • 鷹の爪(1/2本)
  • からし(チューブで2~3cm)
  • 白ごま(食べるときにかける)
  • 青ネギ(食べるときにかける)
  • ごま油(食べるときにかける)

などがおすすめ

作り方

  1. こんにゃくをひと口サイズに切る
  2. 沸騰したお湯でこんにゃくを3分くらい茹でる
  3. ざるにあけ、キッチンペーパーで水気を拭き取る
  4. ジップロックに材料を全部入れて揉み込む
  5. 冷蔵庫で1~3日漬けたら完成
  6. 1日で食べるときは味噌床付き、2日以降に食べるときは味噌床を洗い流して食べる


こんにゃくは味が入りにくいので長く漬けたほうが美味しいんですが、味噌をつけたまま食べるなら1日後から食べることができます。

そのときに白ごまなどをかけて食べるとより美味しいので、早く食べても良いし、しっかり漬けてから食べても良いし、お好きなタイミングで食べてください^^

こんにゃくのいいところはカロリーが低いのに食べ応えがあるところなので、私は小腹がすいたときなんかにつまんでいます。
味がしっかり入っていると気持ちも「食べた~!」って満足するのでおすすめですよ。


ということで、ここまで野菜・魚肉・ゆでたまご・豆腐・こんにゃくの味噌漬けの作り方を見てきました。
かなり長くなったので、最後に簡単にまとめておきますね。

まとめ

  1. 味噌漬けは野菜や魚肉のほかに、ゆでたまご、豆腐、こんにゃくなどでも作ることができる。
  2. 野菜で味噌漬けを作るときは
    • 生で食べられるものはそのまま、加熱して食べるものは加熱して漬ける
    • 水分が多い野菜は塩で水抜きする
    • 食べやすいサイズで漬けたら約12時間で漬かる(例外あり)
  3. 魚で味噌漬けを作るときは
    • 青魚や白身魚がおすすめ
    • 漬け時間は魚の厚みが薄いなら15分、2cmくらいで3時間(目安)
    • 日持ちは冷凍で1ヶ月、冷蔵で3日~5日
  4. 肉で味噌漬けを作るときは
    • 漬け時間は薄切りが15分、手羽元や手羽先が30分、厚さが1cmなら1時間、唐揚げサイズやスペアリブは3時間(目安)
    • 日持ちは冷凍で1ヶ月、冷蔵で5日
  5. ゆでたまごで味噌漬けを作るときは
    • ゆでたまごの熱がとれてから1日漬ける
    • 日持ちは冷蔵で半熟だと1日、固ゆでだと3日
  6. 豆腐で味噌漬けを作るときは
    • 絹豆腐がおすすめ
    • 漬け時間は水抜きして厚さ1cm以下なら12時間、厚さ2cmほどなら1日(目安)
  7. こんにゃくで味噌漬けを作るときは
    • 味噌をつけて食べるなら1日、しっかり味をつけたいなら3日漬ける


味噌漬けは漬けておくだけで1品できるし、魚肉だと冷凍もできるので作っておけば本当に便利なんですよね。
しかも美味しいし!

それに、味噌漬けの味は味噌によって大きく変わるのでいろんな味噌で作ってみると楽しいかも。
私は前まで米味噌(辛口)を使っていてそのときもそのときで「味噌漬け美味しい~」って思ってたんですけど、麦味噌(甘口)を使うようになって味噌漬けを作ってみたら私には麦味噌のほうが合っていることが分かりました。

食材によって「この味噌が合う!」とか絶対あるだろうし、なんか使い分けてたらプロっぽいですよね(ふふ(笑))
家に何種類か味噌があったらぜひ試してみてほしいです^^

ハピパリ運営者 “ すえさや ” ってどんな人? 

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