~ヨーグルトメーカーで作ったりんご酢&常温で作ったりんご酢~
「ヨーグルトメーカーを使った果実酢の作り方が知りたい!」
「常温で作った果実酢とヨーグルトメーカーで作った果実酢に違いはあるの?」
こんにちは、発酵食品マニアのすえさやです^^
果物をお酢に漬け込んで作る果実酢はだいたい1~2週間くらいかかるんですけど、ヨーグルトメーカーを使えばなんとたった半日で作れちゃうってご存知でした?
私は漬けている果物の変化を楽しみたいので常温で作ることがほとんどですが、短時間で作ることができるというのはやっぱりすごく魅力的ですよね。
とはいえ完成までの時間にあまりにも差がありすぎて「何かが違うのでは…」とも思うんですよ。たぶんそこが気になる人も多いはず。
なので今回はヨーグルトメーカでの果実酢の作り方だけでなく、常温でも同じ果実酢を作って
- 見た目
- 香り
- 味
- 漬けている果物の様子
も比較してみました。
するとやっぱりそれぞれに違いがあったので、果実酢を作るときの参考にしてみてくださいね。
それではさっそく「ヨーグルトメーカーでの果実酢の作り方」から見ていきましょう。
半日でできる!ヨーグルトメーカーを使った果実酢の作り方
果実酢はいろんな果物で作ることができますが、今回は一番手に入りやすい「りんご」で作っていきますね。
材料
- りんご:1個
- お酢:200ml
- はちみつ:150g(砂糖でもOK)
ヨーグルトメーカーでの果実酢の作り方
1.容器を熱湯消毒or食品用アルコールで殺菌する
ヨーグルトメーカーで果実酢を作るとき「ヨーグルトメーカーについている容器を使おう」と思う人は多いはず。
もちろん付属の容器でも作ることはできますが、容器がプラスチック製ならやめておいたほうがいいかもしれません。
というのもプラスチック容器だと酸性食品OKでないと使えないし、酸性食品OKでもお酢のニオイが容器に残る可能性があるんですよね。
なので果実酢を作るときは酸性食品にも使えてニオイもつきにくい「ガラス容器」で作ったほうが安心ですよ。
2.りんごを洗って水気をふき、カットする
3.容器にお酢・りんご・はちみつを入れる
ここで気をつけてほしいのが「容器に余裕を持たせること」です。
実はこの写真だと入れすぎで、この後フタをして保温したところお酢が漏れ出してヨーグルトメーカーの中がベッタベタになりました。
常温で作ったときは何も起こらなかったので、ヨーグルトメーカーで作るときだけ容器に余裕を持たせるようにしましょう。
水分が蒸発しているから飴みたいになっていて掃除も大変です(泣)
4.フタをしてヨーグルトメーカーに入れ、65度で12時間あたためる
常温で作るときはここから1~2週間、甘味料が溶けるまで1日に1回ビンを振って混ぜますが、ヨーグルトメーカーで作るときは何もしなくて大丈夫。楽ですね^^
5.ヨーグルトメーカーのタイマーが鳴ったら完成
タイマーが鳴っても、はちみつや氷砂糖がまだ残っている場合は30分~1時間くらいずつ様子を見ながら保温を続けてください。
甘味料が完全に溶けたら完成です。
保存方法と保存期間
氷砂糖を使った場合
- 常温での保存もOK(夏場は冷蔵庫が安心)
- 1年くらいで飲みきるようにする
氷砂糖以外の甘味料を使った、甘味料を少なめで作った場合
- 冷蔵庫で保存する
- 1ヶ月で飲みきるようにする
長く持たせるためにも1日に1回は果物をお酢に漬けてくださいね。
ということで、ここまでが「ヨーグルトメーカーを使った果実酢の作り方」でした。
やっぱり常温よりも早くできるのは嬉しいし、ヨーグルトメーカーで温めるだけで毎日ビンを振らなくていいのはとても楽!
でも常温で果実酢を作っている私からするとヨーグルトメーカーで作った果実酢はやっぱり何かが違う…。
そこで次は常温で作ったりんご酢とヨーグルトメーカーで作ったりんご酢をそれぞれ比較してみました。
「ヨーグルトメーカー」と「常温」で作った果実酢の違いとは?
今回はヨーグルトメーカーでりんご酢を作ったので、常温でもりんご酢を作り
- 見た目
- 香り
- 味
- 漬けているりんごの様子
を比較しました。
項目ごとにまとめたので、さっそく「見た目の違い」から見ていきましょう。
作り方による果実酢の違いその1:見た目
ヨーグルトメーカーで作った場合
- 全体的に濁っているけど浮遊物がないので、たぶんりんごのエキスによる濁り
- 時間がたっても沈殿物はなく、濁り具合も変化はない
常温で作った場合
- 細かいりんごの破片が浮遊している、りんごエキスとりんごの破片による濁り
- 時間がたつとりんごの破片が沈み、果実酢が透明になる
そのときに果物同士がこすれるのでどうしても果物の破片が浮遊してしまいます。
なので果物を傷つけず、綺麗な果実酢を作りたいならヨーグルトメーカーがおすすめですね。
作り方による果実酢の違いその2:香り
ヨーグルトメーカーで作った場合
- ヨーグルトメーカーで温めているから、お酢の香りはひかえめ
- りんごの香りを強く感じられた
常温で作った場合
- お酢の香りは強いがお酢本来の刺激はなく、ちゃんとマイルドにはなっている
- りんごの香りはあまり感じられない
作り方による果実酢の違いその3:味
ヨーグルトメーカーで作った果実酢と常温で作った果実酢を飲み比べてみたところ…なんと違いはありませんでした。
原液で飲めば違いに気付くのかもしれませんが、果実酢を原液で飲むことは絶対にしてはいけません。
必ず何かで薄めてから飲むものなので今回はお水で割って飲んでみましたが、それだとどちらも同じ味でした。
作り方による果実酢の違いその4:漬けているりんごの様子
ヨーグルトメーカーで作った場合
- りんごはやわらかくなっている
- 酸味が強いのでそのまま食べるのには向かない
常温で作った場合
- りんごはヨーグルトメーカーで作ったときよりも少し固め
- 酸味はほどよいのでそのままでも食べられる
そうなると漬けていた果物は料理やお菓子に使うことが多くなると思いますが、加熱したり他に調味料を加えたりすると果物に違いがあっても気にならないですよね。
なので特にこだわりがなければ、常温で作ってもヨーグルトメーカーで作ってもどちらでも良いと思います。
ということで、果実酢をヨーグルトメーカーで作った場合と常温で作った場合の比較でした。
常温とヨーグルトメーカーでは少しの違いはあるものの、味は同じなのでお好きな方法で果実酢を作ってみてくださいね。
それでは最後にこれまで見たことをもう一度ふり返っておきましょう。
まとめ
- ヨーグルトメーカーでの果実酢の作り方は
- 清潔な容器に材料をすべて入れる
- ヨーグルトメーカーに容器をセットする
- 65度で12時間あたため、甘味料が溶けていたら完成
である。
- 作り方による果実酢の違いは
- 見た目
- ヨーグルトメーカー:果物の破片がなくて綺麗
- 常温:果物同士の摩擦でできた破片が目立つ
- 香り
- ヨーグルトメーカー:お酢よりも果物の香りがする
- 常温:お酢の香りが強いものの、刺激的ではない
- 漬けているりんごの様子
- ヨーグルトメーカー:やわらかく酸味が強い
- 常温:食感が残り、酸味もほどほど
- 見た目
私は今回初めてヨーグルトメーカーを使ってみたんですけど、常温で作るよりもお手軽感がありました。
たぶん、毎日お酢をひっくり返す手間がないからでしょうね。
しかも果物同士がこすれないから細かい破片も出ないし!
なので、
- 初めて果実酢を作る
- やわらかい果物で作る(みかんやバナナなど)
- 継続的に果実酢を作って飲んでいる(果実酢が無くなる日を逆算して仕込まなくてよくなる)
というあなたにはヨーグルトメーカーを使った作り方がおすすめですよ^^
第1弾:ぶどう酢・マスカット酢
⇒ぶどう酢&マスカット酢の作り方とは?飲む以外にも料理にいろいろ!
第2弾:りんご酢
⇒りんご酢の作り方は簡単!漬けた実も美味しく食べる方法とは?
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