「甘酒が熱中症に効果があるって本当?」
「どんな飲み方をすればより効果的なの?」



こんにちは、発酵食品マニアのすえさやです^^

夏になると屋外とか屋内とか関係なく注意しておきたいのが、そう、熱中症
毎年夏になるとテレビで必ずと言っていいほど、熱中症で救急搬送されたというニュースを見ますよね。

救急搬送が必要なほど酷くなる…そんな怖い熱中症の症状の予防と回復に効果があるとして「甘酒」が注目されているんですが…。

あなたはどうして甘酒が熱中症に効果があると言われているか知っていますか?^^

最近では当たり前のように夏でもお店に甘酒が並んでいますけど、甘酒が熱中症に効果があるのはなぜなのか知っている人はきっと少ないはず…。


なので今回は、

  • 甘酒が熱中症に効果がある理由
  • 熱中症への効果を上げる飲み方

についてお話ししようと思います^^

最後まで読めば、あなたもきっと夏に甘酒が飲みたくなるに違いない!


スポンサーリンク

甘酒が熱中症に効果がある理由は2つ!

~米麹甘酒ヨーグルト割り~

ここ最近は夏に甘酒が普通になってきたけど、もともと甘酒といえばのイメージが強かったですよね。

年始の初詣で甘酒…とか^^

でも甘酒って実は、平安時代からずっとに飲まれていたって知っていましたか?

すえさやすえさや

ちなみに平安時代だと甘酒は貴族の飲み物で、庶民が飲めるようになったのは江戸時代からなんだって。

なんか「昔は夏に甘酒を飲んでいた」って聞くだけで、甘酒は熱中症に効果があるんだ~ってなんか納得しちゃいません?(笑)
昔の人の知恵は偉大だし^^


とはいえ、今は昔とは違ってだいぶ技術が進歩している時代!
甘酒がどうして熱中症に効果があるのか、明確な理由を見てみましょう。

はい、ドン!

甘酒が熱中症に効果がある理由 2つ
  1. 熱中症予防に効果のある飲み物の基準を満たしている
  2. 栄養がバランスよく含まれている


さて理由を一気に見てみましたが、か・な・りザックリですよね^^;
なのでここからは、もう少し細かくお話ししていきますよ~。

まずは1つ目の理由から!

甘酒が熱中症に効果がある理由その1:予防に効果のある飲み物の基準を満たしている

~木陰に入っても油断禁物な熱中症~

実は私、夏場に水やお茶をしっかり飲んでいたのにも関わらず、気分が悪くなってしまったことがあるんです。

そのときは「水分をちゃんと摂っていたのに何で?」って思っていたんですが…。


本来、熱中症を予防するためにはただの水やお茶ではなく「100mlあたり40~80mgのナトリウム」が含まれている飲料が効果的とのこと!(厚生労働省「職場における熱中症の予防について」より)

すえさやすえさや

というのも、汗でナトリウムやカリウムなどの色んな成分が流れ出るので、それを補うのにただの水やお茶じゃ役不足なんですよね。

そのてん、甘酒には100mlあたり60mgのナトリウムが含まれているので熱中症予防の飲み物としての基準はばっちり!(文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」より)

それに甘酒にはナトリウムだけじゃなく、熱中症に効果のある栄養もたくさん入っているんです♪

ということで、ここで2つ目の理由。

甘酒が熱中症に効果がある理由その2:栄養がバランスよく含まれている


甘酒にはナトリウムだけなく

  • 糖分(ブドウ糖):腸内で水分の吸収を促進、体のエネルギーになる
  • タンパク質:血液になって発汗や放熱を助ける
  • 必須アミノ酸:エネルギー代謝を助ける
  • マグネシウム:糖をエネルギーに換える
  • カリウム:細胞内に水分を維持する
  • ビタミンB群:糖、タンパク質、アミノ酸の代謝を促進する

などなど、熱中症の予防に効果のある栄養がバランスよく含まれています^^

すえさやすえさや

甘酒は飲む点滴」なんて言葉もありますしね!

ちなみに私は甘酒を飲む前、夏場の朝に駅まで30分くらい歩いただけで頭がボヤ~としてしまうことが多々ありました。

でも「甘酒」を飲んでから動くようにすると、不思議なことに体のダルさが激減


きっと水分・ナトリウム・エネルギーになる成分を一緒に摂ることで、水分不足にもエネルギー不足にもならなかったからでしょう^^

それ以来、夏場に動く前は必ず甘酒を飲むようにしています♪


さてさて、ここまで甘酒が熱中症に効果がある理由を見てきました。
きっとあなたも「ちょっと飲んでみようかな~」と思ったはず。


でもちょっと待って!
実は甘酒って飲み方を工夫すれば、より熱中症予防の効果をアップさせることができるんです^^

なのでお次は、甘酒の飲み方についてお話ししていきますね。


スポンサーリンク

熱中症に効果を発揮させる甘酒の飲み方とは?


甘酒は熱中症に効果的ですが、実は5つのことに気をつけるだけで効果をさらに高めることができるんです^^

では何に気をつければいいのか…さっそく一覧で見てみましょう。

熱中症予防を高める甘酒の飲み方 5つ
  1. 米麹タイプを選ぶ
  2. 冷やし(常温)で飲む
  3. 朝に飲む
  4. 1日200mlを目安に飲む
  5. プラスアルファをして飲む


どれも簡単にできそうなものばかりですよね。

でも、どうしてこの飲み方がいいのか…。
継続していくためにも理由を詳しくお話ししていきますね。

熱中症予防での甘酒の飲み方その1:米麹タイプを選ぶ


人は暑いときに汗をかきますが、そのなかには糖分やミネラルなども一緒に流れて出ています。

その流れ出た成分を補うのに、甘酒だと米麹タイプがピッタリ!

もちろん酒粕メインの甘酒も栄養は豊富ですよ。
でも熱中症の予防や回復を考えると、ナトリウムがより多く含まれている「米麹タイプ」の甘酒のほうが向いているんです^^

すえさやすえさや

しかも米麹甘酒の成分は、点滴の成分と似ているというから驚き!

★米麹甘酒と酒粕甘酒の違いをもっと知りたい人はこちらも
甘酒は米麹と酒粕で違いが4つも!マニアおすすめの飲み分け法とは?

熱中症予防での甘酒の飲み方その2:冷やし(常温)で飲む


甘酒はホットなイメージが強いですけど、熱中症を予防するなら温めるのはNG

というのも、甘酒に含まれている酵素は加熱すると働きを失ってしまうんですよね。


酵素は弱った胃の消化活動を助けてくれるので、甘酒の効果をめいいっぱい活かしたいなら「冷やし」または「常温」で飲むのをおすすめします^^

すえさやすえさや

ただし、キンキンに冷えた甘酒をがぶ飲みするのはやめましょう。

胃腸の働きを弱めてしまうので、飲むならゆっくり!

ちなみに私はいつもスマホをつつきながら飲んでいるので、飲み終わるのに30~40分くらいかかっているんですよね。

そうすると、飲み終わるころには甘酒はすっかり常温に。


でもこれくらいゆっくり飲むと血糖値の急上昇も抑えられるので、結構おすすめな飲み方です^^

★市販の甘酒レビューも参考にどうぞ
甘酒の市販でおすすめはどれ?28種類の商品レビュー【随時追加】

熱中症予防での甘酒の飲み方その3:朝に飲む

甘酒を朝に飲むと夜に失ったぶんの水分を取り戻すだけでなく、朝から活動するのに必要なエネルギーも得ることができますよ。

なので「朝からご飯は食べられない~」という人にはとくにおすすめ♪

すえさやすえさや

ちなみに私の夫も夏になって朝食が入らないときは、甘酒を飲んでから会社に出かけるようにしています^^

栄養不足のまま暑い中を活動していると熱中症にもなりやすいので、朝からしっかりエネルギー&水分をチャージしましょう!

熱中症予防での甘酒の飲み方その4:1日200mlを目安に飲む

甘酒は栄養価が高いぶん、カロリーが100gあたり81kcalと高め。

だから飲みすぎればカロリーオーバーになって、当然太ります^^;


私も実際に甘酒で太ったことがあるんですけど、甘酒は1日の食事量を考えながら飲むことが本当に大事だって痛感しました(笑)

甘酒で太るのはなぜ?飲んで5年の私が教えるNGな飲み方は3つ!

だから私はその日に出かける予定がないときは朝に100ml

出かける予定があるときには朝に200ml…というふうに飲む量を変えたりもしています^^

すえさやすえさや

あなたもライフスタイルに合わせて、飲む量を変えてみてくださいね。

熱中症予防での甘酒の飲み方その5:プラスアルファをして飲む

~甘酒はいろんなアレンジが可能!~

甘酒だけでも栄養バランスはいいんですが、プラスアルファをすることで熱中症により効果的な飲み方ができるようになります^^


なかでも今回は、私がハマっている(かつ、甘酒が苦手な夫も美味しいと言っている)

  • バナナ甘酒
  • オレンジ甘酒

の2つを紹介するので、ぜひ試してみてくださいね♪

おすすめアレンジその1:バナナ甘酒

材料
  • 甘酒:200ml
  • バナナ:1本(10cmサイズの場合)
  • 牛乳:お好み


バナナは汗と一緒に大量に流れてしまう「カリウム」の補給に、牛乳は「タンパク質」の補給になります。

私は甘党なのでバナナを入れるとかなり甘くなって好きなんですが、人によってはクドイと感じてしまうかも…(私の夫がそうでした^^;)


そんなときはバナナを3分の1~3分の2くらいの量にして、そこにカリウム豊富な茹でほうれん草を60gくらい足してください^^

ほうれん草は茹でるとカリウムが減りますが、それでも含まれている量は多いので気にしなくてOK。
むしろ生のまま入れるとエグみがでます(´;ω;`)

すえさやすえさや

ほうれん草を入れることで甘さ控えめに、おまけに野菜もちょこっとだけど摂れる!

おすすめアレンジその2:オレンジ甘酒

材料
  • 甘酒:100ml
  • 牛乳:100ml
  • オレンジ:お好み
    ※「レモン」や「グレープフルーツ」もおすすめ!


牛乳では「タンパク質」を補給し、オレンジやレモンなどの柑橘類では疲労回復に効果のある「クエン酸」を摂ることができます。

すえさやすえさや

ちなみに、私の好みは甘みと香りの強い「オレンジ」。

でも夫は甘さ控えめな「グレープフルーツ」がいいみたいです^^

そうそう!
オレンジとかグレープフルーツを入れるときは、皮が入ると苦みや食感が悪くなるので、できるだけ綺麗に皮をむきましょう。


さてさて、ここまで甘酒が熱中症に効果のある理由や効果的な飲み方について見てきました。

でも結構長くなっちゃったので、最初のほうを忘れちゃった人も多いはず。
なので、今まで見てきたことを最後にもう一度振り返っておきましょう♪

まとめ

  • 甘酒が熱中症に効果がある理由2つとは
    1. 熱中症予防に効果のある飲み物の基準を満たしている
    2. 栄養がバランスよく含まれている

    ことである。

  • 熱中症予防の効果を高める甘酒の飲み方5つとは
    1. 米麹タイプを選ぶ
    2. 冷やしまたは常温で飲む
    3. に飲む
    4. 1日200mlを目安に飲む
    5. プラスアルファをして飲む

    ことである。


甘酒はたしかに熱中症の予防に効果がありますが、飲んでいるからといって油断するのは禁物!

熱中症は睡眠不足・運動不足・体調不良などなど色んな原因でなりやすくなるので、規則正しい生活をすることも大事ですよ^^

すえさやすえさや

かくゆう私も、甘酒を飲んでいたのに頭痛で外を歩いたとき、微妙に気分が悪くなったことがあるし…。

甘酒はあくまでも補助であって薬ではないので、上手に使って熱中症を予防していきましょうね!


~いつもと違うの飲んでみよ!アレンジ米麹甘酒シリーズ~
第1弾:さつまいも甘酒
超うまい!さつまいもを使った甘酒の簡単な作り方&食べ方とは?
第2弾:かぼちゃ甘酒
かぼちゃ甘酒の作り方とは?おすすめの利用法も2つ紹介!
第3弾:玄米甘酒
玄米甘酒の作り方3つとは?味・香り・食感の違いを飲み比べて比較!
第4弾:栗甘酒
栗で甘酒を仕込んでみた!気になるお味&作り方(栗の処理)とは?
第5弾:梅甘酒(ナンバー1の美味しさ!おすすめ!)
米麹甘酒が苦手でも惚れる!美味しくて簡単な梅甘酒の作り方!
第6弾:発酵あんこ(小豆を米麹で発酵させました)
発酵あんこの失敗しない作り方!硬い渋い甘くないは今日でおしまい!
第7弾:もち米甘酒
もち米甘酒と白米甘酒の違い4つとは?玄米甘酒とも比較してみました!

ハピパリ運営者 “ すえさや ” ってどんな人? 

  • 「広島県」出身の「福岡県」住まいのアラサー主婦(生い立ち
  • 発酵食品と猫LOVE
  • ゲームも好き
  • 韓国語の勉強中

SNS

SNSではブログに載せていない写真だったり、お話をしています

  • Instagram
    ↑ 猫メイン(=・ω・=)♥(写真がたくさん溜まったら一気にあげるスタイル)
  • X(旧:Twitter)
    ↑ 新着記事の情報、その他たまにつぶやきます
  • 公式LINEアカウント
    ↑ 新着記事の情報、ブラッシュアップ記事の情報をお知らせ(個別チャットで発酵食品についての相談も受け付けております)

この記事と関連のある記事(一部広告を含む)