~手作り玄米甘酒~
「玄米甘酒の作り方が知りたい!」
こんにちは、発酵食品マニアのすえさやです^^
「玄米は白米よりも栄養価が高いから、甘酒も玄米のものを飲みたい!」って思う人は意外と多いはず。
だけど玄米甘酒ってお店で見つけるのめちゃくちゃ大変じゃないですか?(;´Д`)
甘酒ブームになったときでさえ置いてあるのは米麹や酒粕入りのものばかり。
私もいろいろとお店に行くんですが、玄米甘酒は市販では見たことがありません。
さいわいなことに玄米甘酒には作り方が3パターンあって自分にあう方法を選べるし、手作りなら添加物とかも気にしなくていいですしね。
ここでは
- 玄米甘酒の3つの作り方
- 作り方による味、香り、食感の違い
についてお話ししているので、ぜひあなたもお好きな方法で玄米甘酒を作ってみてください^^
それではさっそく玄米甘酒の作り方から見ていきましょう。
お好きな組み合わせでどうぞ!玄米甘酒の作り方は3つとは?
米麹甘酒を手作りするとき、
- 米麹のみ
- 白米+米麹
と2つの方法があるように、玄米甘酒にもいくつか作り方があります^^
どんな作り方かというと…それは下のとおり!
- 玄米麹のみ
- 白米+玄米麹
- 玄米+米麹
私はこの3つすべての方法で玄米甘酒を手作りしたことがあるんですが、どれもちゃんと甘くておいしい玄米甘酒ができました。
ただ、作り方によって美味しく作るためのポイントが違うのでそこはチェックしといたほうがいいかも…^^;
ということで、どの作り方でつくっても美味しい玄米甘酒ができるようにこれから詳しい作り方をお話ししていきますね。
まずは「玄米麹のみ」で作る方法から~( *´艸`)
玄米甘酒の作り方その1:玄米麹のみ
作り方を見る前に、まずは材料&分量のご紹介。
材料(お試し分量)
- 水:200ml
- 玄米麹:100g
量が少なめですが、どの作り方が自分に合っているのかを知るためにまずは試しやすい分量になっています^^
お好きな組み合わせが分かったら分量を増やして作ってくださいね^^
では分量がわかったところでいよいよ作り方を見ていきましょう。
「玄米麹のみ」玄米甘酒の作り方
- 玄米甘酒をつくる容器を消毒する(熱湯や食品用アルコールなどで)
- 玄米麹をバラバラにほぐす
- きれいにした容器に材料を入れて、軽くかき混ぜる
- ヨーグルトメーカーに容器をセットし、
- 温度:55~60度
- タイマー:6時間
- アラームがなり、玄米麹を指でつぶして芯がなかったら完成
(芯があったら、保温を1時間ずつ延長)
ここでは玄米甘酒の保温に「ヨーグルトメーカー」を使っていますが、炊飯器や魔法瓶を使ってもOK!
★炊飯器や魔法瓶を使った方法はこちら
⇒米麹甘酒の作り方は簡単!5つの方法を試した私のおすすめはコレ!
玄米麹だけでつくる玄米甘酒はご飯を混ぜないので、発酵ムラができにくく失敗しにくいのが特徴です^^
なので、玄米甘酒を初めて手作りするなら「玄米麹のみ」の作り方が一番おすすめかな~。
私も初めて玄米甘酒をつくったときは「玄米麹のみ」だったし^^
とはいえ、この作り方には良いことばかりじゃなくて残念なところもあるんですよね…。
それは玄米麹が米麹よりも、お値段がちょっと高いということ!
だから毎回「玄米麹のみ」で玄米甘酒を作るとなると結構な負担になります^^;
ちなみに節約中の我が家も玄米麹のみの甘酒はたま~にしかしないんですが、出費を抑える玄米麹の作り方もあるのでご安心を。
お次はその作り方を見ていくので、節約したい場合はぜひこちらの方法でお試しあれ♪
玄米甘酒の作り方その2:白米+玄米麹
まずは材料&分量を見てみましょう。
材料(お試し分量)
- 水:100ml
- 玄米麹:50g
- 白米:80g
この作り方だと、玄米麹の割合が少なくなるのでお財布にやさしいんですよね。
だから負担なく玄米甘酒を続けたいなら、この作り方のほうがおすすめかな。
ということで、さっそく作り方も見ていきましょうか^^
「白米+玄米麹」玄米甘酒の作り方
- 白米を炊いておく
- 玄米甘酒をつくる容器を消毒する(熱湯や食品用アルコールなどで)
- 玄米麹をバラバラにほぐす
- きれいにした容器に水と炊きたての白米を入れて、軽くかき混ぜる
- 白米の熱がさがったら玄米麹を入れて、よくかき混ぜる
- ヨーグルトメーカーに容器をセットし、
- 温度:55~60度
- タイマー:6時間
- アラームがなり、玄米麹を指でつぶしてに芯がなかったら完成
(芯があったら、保温を1時間ずつ延長)
白米を混ぜた玄米甘酒は、玄米麹のみの甘酒に比べると少しだけ失敗しやすくなるので注意が必要です^^
とくに守ってほしいのが
- 白米の熱がさがってから玄米麹を入れる
- 玄米麹はしっかりほぐす
- 白米と玄米麹をしっかり混ぜる
ということ!
そもそも、甘酒の甘さは麹菌がうみだす「酵素」がお米のデンプンを糖に変えるからできるもの。
だから
- 白米が熱いときに玄米麹を入れる(麹菌が熱で死んで、酵素ができない)
- 玄米麹が固まっている(酵素がしっかりできない)
- 白米と玄米麹が混ざってない(酵素が行きわたらない)
と、甘くない玄米甘酒ができてしまうんですよね。
過去に私はかき混ぜがよくできていなくて甘さの足りない甘酒をつくったことがあるので、あなたもお気をつけて^^;
米麹を玄米麹に変えるだけで玄米甘酒ができるなんて簡単ですよね。
でも中には玄米麹を置いていないお店ももちろんあります…残念なことに。
だからそんなときは「玄米麹を使わない」玄米甘酒を作りましょう!
玄米甘酒の作り方その3:玄米+米麹
まずは材料&分量のご紹介。
材料(お試し分量)
- 水:100ml
- 玄米:50g
- 米麹:80g
「玄米+米麹」の甘酒は、玄米を米麹で発酵させます^^
比較的どこにでも売られている米麹と玄米を使うので、玄米麹に出会えないときに向いている作り方ですね。
ただ、作り方がちょっと大変なのがネックかな~^^;
ということで、作り方をちょっと見てみましょう。
「玄米+米麹」玄米甘酒の作り方
- 玄米を炊く
- 1合の玄米を多めの水で、こすり合わせるように洗う(皮に傷をつけるため)
- 3回ほどすすぎ、玄米が浸るくらい水を入れて24時間放置
- 衛生面を考えて3時間おきくらいに水をかえる(夏は冷蔵庫に入れること)
- 最後にもう一度玄米を軽く洗って、炊飯器のメモリに合わせて水を入れる
- 炊飯器の玄米モードで炊く
- 玄米甘酒をつくる容器を消毒する(熱湯や食品用アルコールなどで)
- 米麹をバラバラにほぐす
- 水と炊きたての玄米をブレンダーにかける(ブレンダーも消毒しておくこと)
- きれいにした容器にブレンダーにかけたものと米麹を入れ、よくかき混ぜる
- ヨーグルトメーカーに容器をセットし、
- 温度:55~60度
- タイマー:6時間
- アラームがなり、米麹を指でつぶして芯がなかったら完成
(芯があったら、保温を1時間ずつ延長)
「玄米+米麹」でつくる甘酒は、米麹と合わせる前に玄米をブレンダーにかけておかないと甘くなりません(玄米の皮が邪魔で、お米のデンプンが糖に変えられないから)
私は玄米をブレンダーにかけずに作ったことがあるんですが、驚くほど甘くない甘酒ができました^^;
見た目も悪くなるし混ぜるときに空気をたくさん含んでいるせいで表面があわあわになるので。
「玄米+米麹」の作り方って材料を用意するのは簡単なんですが、玄米を炊くのも完成までの手順もちょっとややこしくて手間なんですよね。
それに玄米は残留農薬が心配だから、選ぶなら「有機JASマーク」のついた「農薬未使用米」が絶対!(これだと第三者の認証がされているので、信ぴょう性が高い)
なので個人的には材料調達が大変でも「玄米麹」を使った作り方のほうがおすすめかな^^
ということで、ここまで玄米甘酒の作り方について3つの方法を見てきました。
作り方の手間ひまは置いておいて、基本的にどの作り方でも甘くておいしい玄米甘酒はできます…が、残念なことに甘酒の味・香り・食感なんかは微妙に違ってくるんですよね。
そこでお次はあなたが好みの玄米甘酒を作れるように「作り方によってどんな違いがあるのか」をお話ししていきますよ。
玄米甘酒の3つの作り方で味・香り・食感はどう違う?
ここでは実際に私と夫が、玄米甘酒の3つの作り方
- 玄米麹のみ
- 白米+玄米麹
- 玄米+米麹
で作られた玄米甘酒を飲んで、味、香り、食感がどう違うのかをお話ししています^^
ぜひあなたが作り方を選ぶときの参考にしてみてくださいね。
ではまず、味について見ていきましょう。
作り方による「味(甘さ)」の違い
玄米甘酒を私と夫で飲んだところ、甘みの強さは
- 私:玄米麹のみ < 玄米+米麹 < 玄米麹+白米
- 夫:玄米麹のみ < 玄米麹+白米 < 玄米+米麹
ということになりました。
すこし違いはあるものの、私も夫も「玄米麹のみの甘酒は、甘さ控えめ」というところは一緒^^
玄米麹の皮がデンプンを糖に変えるのを邪魔しているからでしょうが、まったく甘くないというわけでもなく…。
ほどよい甘さでくどくないので「甘いのが苦手…」というあなたには、玄米麹のみの作り方のほうがいいかもしれません( *´艸`)
では、お次は香りについて見てみましょう。
作り方による「香り」の違い
「玄米麹のみ」の場合
米麹甘酒のようなクセのある香りではなく、香ばしい感じがします。
似たものでいうと…みたらし団子のような感じ^^
私は米麹甘酒の香りが苦手なんですが、玄米麹のみの甘酒の香りは全然イヤじゃありませんでした。むしろ良い香り!
「白米+玄米麹」の場合
玄米麹の分量が少なめなせいか、香ばしさはほとんどありません。
逆に、玄米麹のみではあまり感じなかった「甘い香り」が目立っていました。
ちなみに夫いわく、この香りは「カルピスの原液」っぽいとのこと^^
「玄米+米麹」の場合
米麹を使っているし玄米もブレンダーにかけているせいか、香りは「ザ・米麹甘酒」
玄米麹のみでつくった甘酒と比べると、もう完全に別物の香りでした。
結局、私と夫のなかは3つの作り方でできた玄米甘酒の中で香りが一番いいのは「玄米麹のみ」という結論に^^
ということで、最後は食感の違いを見ていきましょう。
作り方による「食感」の違い
「玄米麹のみ」の場合
玄米麹のみで甘酒をつくると「玄米の皮」がものすごく邪魔です!
甘酒をブレンダーにかけても皮が残ってシャキシャキするので、夫にはかなり不評でした(笑)
お菓子や料理に使うぶんには全然気になりませんが、そのまま飲むとなると好みが分かれそうです^^;
「白米+玄米麹」の場合
玄米麹が少ないぶん、皮の邪魔はそれほど気になりません。
私も夫も「これなら食感を楽しめるね。」と意見が一致^^
「玄米+米麹」の場合
玄米をブレンダーにかけているおかげか、玄米の皮の感じがあまりありません。
玄米甘酒の3つの作り方の中で、一番なめらかで違和感もなく…もう「米麹甘酒なのでは?」という感じ(笑)
なので、玄米甘酒の食感を楽しみたいなら「白米+玄米麹」、シャキシャキが嫌なら「玄米+米麹」がおすすめかな^^
ということで、ここまで玄米甘酒の3つの作り方によって、味・香り・食感にどんな違いがあるのかを見てきました。
ちょっと長くなってしまったので、肝心の作り方を忘れてしまった人も多いはず^^;
そこで最後に要点だけをまとめておくので、もう一度ふり返っておきましょう。
まとめ
- 玄米甘酒の作り方は3つあり、
- 玄米麹のみ
- 白米+玄米麹
- 玄米+米麹
である。
- 「玄米麹のみ」での作り方は
- 清潔な容器に水と玄米麹を入れて、軽くかき混ぜる
- ヨーグルトメーカーで55~60度、6時間保温する
である。
- 「白米+玄米麹」での作り方は
- 清潔な容器に水と炊きたて白米を入れて、軽くかき混ぜる
- 白米の熱がさがったら玄米麹を入れて、よくかき混ぜる
- ヨーグルトメーカーで55~60度、6時間保温する
である。
- 「玄米+米麹」での作り方は
- 水と炊きたて玄米をブレンダーにかける
- 清潔な容器にブレンダーにかけたものと米麹を入れ、よくかき混ぜる
- ヨーグルトメーカーで55~60度、6時間保温する
である。
- 「玄米麹のみ」でつくる甘酒は、香ばしいかおりと控えめな甘さ、皮のシャキシャキ感が特徴。
- 「白米+玄米麹」でつくる甘酒は、ほのかな甘みある香りとしっかりした甘さ、楽しめるシャキシャキ感が特徴。
- 「玄米+米麹」でつくる甘酒は、玄米甘酒というよりも米麹甘酒っぽいのが特徴。
今回お話しした玄米甘酒の3つの作り方での味・香り・食感の感じ方は、あくまでも私と夫のものです。
だからもしかすると、あなたが飲んだときは違った感じ方をするかもしれません^^
なので、ぜひ一度ぜんぶの作り方を試してみてはどうでしょう?
そうすれば違いがわかるし、自分の好きな玄米甘酒の作り方も見つけることができますよ。
ちなみに、私の一番好きな玄米甘酒の作り方は「白米+玄米麹」です♪
第1弾:さつまいも甘酒
⇒超うまい!さつまいもを使った甘酒の簡単な作り方&食べ方とは?
第2弾:かぼちゃ甘酒
⇒かぼちゃ甘酒の作り方とは?おすすめの利用法も2つ紹介!
第3弾:玄米甘酒
⇒玄米甘酒の作り方3つとは?味・香り・食感の違いを飲み比べて比較!
第4弾:栗甘酒
⇒栗で甘酒を仕込んでみた!気になるお味&作り方(栗の処理)とは?
第5弾:梅甘酒(ナンバー1の美味しさ!おすすめ!)
⇒米麹甘酒が苦手でも惚れる!美味しくて簡単な梅甘酒の作り方!
第6弾:発酵あんこ(小豆を米麹で発酵させました)
⇒発酵あんこの失敗しない作り方!硬い渋い甘くないは今日でおしまい!
第7弾:もち米甘酒
⇒もち米甘酒と白米甘酒の違い4つとは?玄米甘酒とも比較してみました!
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