「もち米甘酒と白米甘酒ってなにか違いはある?」
「もち米甘酒ってどんな感じ?」



こんにちは、発酵食品マニアのすえさやです^^

甘酒といえば白米が一般的だけど、最近はいろんな甘酒が出ていますよね。
玄米甘酒だったり、雑穀甘酒だったり。
私も甘酒はいろいろと種類を作ってきているんですが、今回は母からもち米が送られてきたのでもち米で甘酒を作ってみました。

すえさやすえさや

もち米を買ったことがないから、もち米甘酒を作るのは初めて。
どんな違いがあるのかドキドキわくわくです^^

白米甘酒ともち米甘酒にどんな違いがあるのかはもちろん、私が過去に作った玄米甘酒との比較もしてみました。

最後にはもち米甘酒の作り方もお伝えするのでぜひ見ていってくださいね^^


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もち米甘酒と白米甘酒の違いは4つあった!


もち米甘酒と白米甘酒を作って飲んでみると、どちらも美味しいんですが4つの違いがあることに気付きました。

その違いというのが下のとおり。

もち米甘酒と白米甘酒の違い 4つ
  1. 香り
  2. 食感
  3. 作るときのコスト


どんな感じで違ったのか、これからひとつずつお話していきますね。
まずは香りから^^

もち米甘酒と白米甘酒の違い1つ目:香り

白米甘酒の香りは米麹の香りが強くて、白米の香り(ご飯を炊いたときの香り)はあまりしません。
でももち米甘酒は完成してすぐの香りがもう、もち米の香りなんですよ。

その香りはじょじょに控えめになっていくものの、最後まで白米甘酒に比べると米麹の香りは控えめでした。

なので米麹独特のあの香りが苦手な私からすると、もち米甘酒は最初から抵抗なく飲むことができたのでよかったですね^^


ただ、さすがはもち米甘酒。
白米甘酒と違って食感?喉越し?が違うので、飲むのはちょっと工夫が必要かもしれません。

もち米甘酒と白米甘酒の違い2つ目:食感


私は白米甘酒を作るときと同じ分量でもち米甘酒を作ったんですが、さすがもち米。
見事なとろみでした。

試しにスプーンですくって傾けてみたら白米甘酒はすぐにスプーンから落ちていったけど、もち米甘酒はもったりしていて落ちにくかったです。

このまとまりは料理に使うぶんには問題ないけど、白米甘酒と同じ感覚で豆乳や水で割って飲むととろみが残ってちょっと飲みにくい…(ブレンダーで滑らかにしたらとろみがより出ます)

なので個人的には飲みやすくするなら水分は多めにするのがおすすめかな^^
仕込むときにあえて水を多くしても良いかもしれません。


「味が薄まるのでは?」と心配になるかもしれませんが、もち米甘酒は白米甘酒と違って甘みが強いので水分は多くても大丈夫です!

もち米甘酒と白米甘酒の違い3つ目:味

白米で作った甘酒もしっかり甘いけど、もち米甘酒はさらに甘くて飲んだらあなたも絶対びっくりするはず。

とくに冷蔵庫で冷やしたものをそのまま薄めずに食べたらもう…喉にへばりつくような強い甘みに思わず「甘い!!」って言うと思います(笑)


ちなみに、甘酒が甘いのはお米のでんぷんが発酵の段階で糖になるからなんですが、もち米は白米よりもでんぷんがたくさん含まれているんですよね。
だからもち米甘酒のほうが甘くなるんです。

すえさやすえさや

ホットケーキミックスにもち米甘酒を入れて焼いたら、何もつけなくてもめちゃ甘い+もっちもっちのホットケーキができました。おすすめ!

初めてもち米甘酒を作って飲んでみたけど、私は正直もち米甘酒のほうが好みです^^
だから「これからはもち米甘酒で生活していきたい」と思いました。

けど、もち米は……高い。

もち米甘酒と白米甘酒の違い4つ目:作るときのコスト


今回は母がもち米を送ってきてくれたから作ることのできたもち米甘酒。
実はずっと前、白米甘酒を始めたころに「もち米甘酒にしようかな」って思っていた時期があるんですよ。
でももち米の値段を見て諦めました^^;

もち米は白米よりも値段が高い!2倍くらいする。
白米よりも生産が少ないから仕方がないんですけど、買い続けるのは結構な負担になります。
そもそも白米で十分甘いし、わざわざもち米にするのもなぁと貧乏性が出て今までもち米甘酒には手を出していませんでした。

でも今回もち米甘酒を飲んでみて、たまにはもち米甘酒も作ろうかなと検討中です^^
あなたももち米を手にする機会があったら、ぜひ1度作ってみてくださいね。


ということで、ここまでもち米甘酒と白米甘酒の違いについて見てきました。
…が、お米にはもう1種類ありますよね。そう「玄米」です。

私は玄米甘酒も作ったことがあるので、参考までに玄米甘酒とも比較してみました。

【おまけ】もち米甘酒・白米甘酒・玄米甘酒の違い

~玄米甘酒は作り方が3種類~

実は玄米甘酒って作り方が

  • 玄米麹のみ
  • 白米+玄米麹
  • 玄米+米麹

と3種類あってそれぞれ香りや味が違います。

でも今回比較するもち米甘酒と白米甘酒が「米+米麹」で作られているので、玄米甘酒も「玄米+米麹」で作られたもので比べました。

それではさっそく比べていきますが、比べるのは香り・食感・味です。

もち米甘酒・白米甘酒・玄米甘酒の違いその1:香り

  • 玄米甘酒と白米甘酒:米麹の香り
  • もち米甘酒:炊いたもち米の香り


玄米甘酒(玄米+米麹の場合)は、炊いた玄米をブレンダーにかけてから米麹と合わせて作るので、もうほとんど白米甘酒みたいなものです。

玄米甘酒も白米甘酒も完成したときは米麹の香りがとても強く、ご飯を炊いたときのような香りはあまりしません。

一方、もち米甘酒は完成しても米麹甘酒の香りは控えめで、もち米の香りがかなり強めになります。


どの甘酒も香りはだんだん落ち着いてくるけど、作りたては香りが強いので苦手な人は気をつけてくださいね。

もち米甘酒・白米甘酒・玄米甘酒の違いその2:食感

  • もち米甘酒:とろっとやわらか(ブレンダーにかけるとなめらかになる)
  • 白米甘酒:さらっとなめらか(ブレンダーにかけるとなめらかになる)
  • 玄米甘酒:さらっとシャキシャキ(ずっとシャキシャキ)


もち米甘酒と白米甘酒はお米も米麹も舌でつぶせるくらいやわらかくて、ブレンダーにかけるととてもなめらかになります。

でも玄米甘酒は完成したものをブレンダーにかけたとしても、食感はずっ~とシャキシャキ。
玄米の皮の部分は発酵してもやわらかくなることはないのでいつまでも残ります。


食感が楽しいのは玄米甘酒だけど、飲むときにざらざらするのが気になる人は玄米甘酒(玄米+米麹)はちょっと苦手かもしれません。

もち米甘酒・白米甘酒・玄米甘酒の違いその3:味

  • 甘みの強さ
    玄米甘酒 < 白米甘酒 <<< もち米甘酒


「玄米甘酒 < 白米甘酒」としていますが、これはほとんど同じくらいの甘さと言ってもいいくらいそんなに違いはありません。

「玄米甘酒って甘さ控えめになりそうなのに…」って思うかもしれませんが、炊いた玄米をブレンダーにかけてから作っているのでちゃんと甘く仕上がります。

とはいえ、甘さに関してはもち米甘酒の圧勝ですね!


ということで今回は「玄米+米麹」で作った玄米甘酒でもち米甘酒・白米甘酒と比較しましたが、玄米甘酒は作り方によって香りも味も変わってきます

他の作り方だと結果が変わるので、玄米甘酒について詳しく知りたい人はこちらを参考にしてみてくださいね。
玄米甘酒と白米甘酒の違いは3つ!あなたならどっちを飲む?


さて、ここまでもち米甘酒について見てきましたが、最後に作り方をお伝えします。
もち米を手にする機会があったらぜひお試しあれ^^

もち米甘酒の作り方とは?


私はもち米甘酒に限らず、初めて作って飲む場合は苦手だったときのことも考えて少量で試しています。

なので今回のもち米甘酒もお試し分量で材料をお伝えしているので、もっとたくさん作りたい場合は量を増やして作ってくださいね。

もち米甘酒の材料

  • もち米:1合(炊くのは1合、使うのは50g)
  • 米麹:80g
  • 水(もち米を炊く用):180ml
  • 水(甘酒の仕込み用):100ml

もち米を1合だけ炊いて、そこから50gをもち米甘酒に使っています。
この分量でだいたいジャム瓶1つくらいの分量になるので、飲むときは薄めて飲んでください。

では材料が用意できたら、さっそくもち米甘酒を作っていきましょう。

もち米甘酒の作り方

  1. お釜にもち米ともち米がかぶるくらいの水を入れてささっとすすいで水を捨てる
  2. もう1度水を入れて洗い、水が白く濁ったら水を捨てる。これを2~3回繰り返す
  3. 水を180ml入れて、炊飯のスイッチを押す
  4. 炊き上がったら混ぜてもち米をほぐす
  5. 甘酒を作る容器を熱湯消毒 or 食品用アルコールで消毒する
  6. 容器に水ともち米を入れて混ぜる
  7. 米麹を入れて混ぜる
  8. 60度6時間で発酵させたら完成

発酵は炊飯器でも大丈夫。
炊飯器での詳しい発酵のさせ方はこちらをご覧ください^^
米麹甘酒の作り方は簡単!5つの方法を試した私のおすすめはコレ!


ということでここまでいろいろ見てきましたが、最後に要点だけまとめておきますね。

まとめ

  • もち米甘酒と白米甘酒の違いは
    1. 香り:白米甘酒は米麹の香り、もち米甘酒は炊いたもち米の香り
    2. 食感:白米甘酒はさらさら、もち米甘酒はもったり
    3. 味:もち米甘酒のほうが甘みが強い
    4. 作るときのコスト:もち米甘酒のほうが高い

    の4つである。

  • もち米甘酒の作り方は
    1. もち米を洗って炊く
    2. 甘酒を作る容器を熱湯消毒 or 食品用アルコールで消毒する
    3. 容器に水ともち米を入れて混ぜる
    4. 米麹を入れて混ぜる
    5. 60度6時間で発酵させたら完成

    である。


私はこれまでいろんな甘酒を作ってきましたが、こんなに強い甘みを感じたのはもち米甘酒が初めてでした。

だから私は飲み物としてじゃなくて、ほぼほぼ料理やお菓子の砂糖代わりとして使いましたね。
普通の白米甘酒よりも少量で甘みがつくので、お菓子を作るとき甘酒分の水分量をそんなに気にしなくてもいいのがかなり良かったです^^


「もち米は高いから自分で作るのはちょっと~」という人は市販だと普通の白米甘酒と同じくらいの価格で売っているので、そちらでもいいかもしれません(甘さも食感も飲みやすく調節されてるし)

なので気になった人はぜひもち米甘酒を試してみてくださいね。

~いつもと違うの飲んでみよ!アレンジ米麹甘酒シリーズ~
第1弾:さつまいも甘酒
超うまい!さつまいもを使った甘酒の簡単な作り方&食べ方とは?
第2弾:かぼちゃ甘酒
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第3弾:玄米甘酒
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第5弾:梅甘酒(ナンバー1の美味しさ!おすすめ!)
米麹甘酒が苦手でも惚れる!美味しくて簡単な梅甘酒の作り方!
第6弾:発酵あんこ(小豆を米麹で発酵させました)
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第7弾:もち米甘酒
もち米甘酒と白米甘酒の違い4つとは?玄米甘酒とも比較してみました!

ハピパリ運営者 “ すえさや ” ってどんな人? 

  • 「広島県」出身の「福岡県」住まいのアラサー主婦(生い立ち
  • 発酵食品と猫LOVE
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  • 韓国語の勉強中

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