~我が家の発酵食品たち(一部)~

「発酵食品の種類をたくさん知りたい!」
「毎日摂りやすい発酵食品は何があるの?」



こんにちは、発酵食品マニアのすえさやです^^

発酵食品はテレビで紹介されることも多いですけど、いつも同じ食品ばかりで正直「他の発酵食品も知りたい」と思っている人は結構多いはず。

ということで今回は、発酵食品生活をおくる私が自分の飽き予防のために調べた「発酵食品の種類」をあなたにも紹介しますね。

私自身、種類をたくさん知ることによって発酵食品生活を続けやすくなったので、これから発酵食品を生活に取り入れようと思っているなら要チェックですよ!

それと、最後には私がおすすめする「摂りやすい発酵食品」も紹介しているので参考にどうぞ^^


それではさっそく、発酵食品の種類を見ていきましょう♪


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発酵食品が124種類も!日本&海外から大集合


今回はより多くの発酵食品の種類を紹介するために日本だけでなく海外の発酵食品も追加で調べてみました^^

すると思った以上に多くて、全部でなんと124種類も発見!

すえさやすえさや

発酵食品マニアの私でも知らないものが結構あったので、きっとあなたも聞いたことのない発酵食品がたくさんあるはず♪

ただ、ちょっと種類が多すぎるので全部をバーンと出すと頭がこんがらがってしまう可能性が…^^;

なので混乱を防ぐためにも、分類別に細かく紹介していきますね。


ではさっそく、どんな分類があるのか一覧を見てみましょう^^

発酵食品の分類 8つ
  1. 穀物(12種類)
  2. 野菜(15種類)
  3. 魚肉(21種類)
  4. 乳製品(4種類)
  5. 調味料(41種類)
  6. お酒(19種類)
  7. 飲料(8種類)
  8. デザート(4種類)


ざっと見てみると調味料の種類が圧倒的に多いですが、そこはさらに細かく分類して分かりやすくしているので安心して大丈夫!

それに途中でコメント(という名の休憩(笑))もはさんでいくので、ゆっくりお付き合いください^^


それではトップバッター「穀物」を使った発酵食品の種類を紹介していきますよ♪

発酵食品の分類その1:穀物(12種類)


この穀物の分類では、米・麦・豆を使った発酵食品の種類を紹介しています^^

お馴染みのものから「その食べ物なに?」と思うものまで幅広いので、じっくり見ていきましょう。

米麹 蒸した白米に麹菌(カビの一種)をふりかけ繁殖させたもの・白米麹と玄米麹がある
豆麹 煮た大豆に麹菌をふりかけて繁殖させたもの
麦麹 蒸した麦(精白麦か裸麦)に麹菌をふりかけて繁殖させたもの
塩麹 麹と水と塩で発酵熟成させたもの
納豆 煮た大豆を納豆菌で発酵させたもの
豆腐よう 豆腐を麹と泡盛に漬けて発酵させたもの【 沖縄 】
臭豆腐(しゅうどうふ) 植物の塩漬けや石炭で作った汁を納豆菌と酪酸菌で発酵させ、その発酵液に豆腐を漬け込んだもの【 中国、台湾、香港 】
腐乳 豆腐と麹を一緒に塩水へ漬けて発酵させたもの【 中国 】
テンペ 茹でた大豆にテンペ菌を入れて発酵させたもの・インドネシアの納豆とも呼ばれている【 インドネシア 】
パン 小麦などの穀物粉に水と塩とイースト菌(酵母)を入れて発酵させ、膨らんだ生地を焼いたもの
サワードウ 小麦粉やライ麦粉に水とイースト菌と乳酸菌を入れて発酵させたパン種のこと【 ヨーロッパ、アメリカ 】
サンフランシスコ・サワードウ・ブレッド サワードウで作られたパンのこと・酸味が特徴【 ヨーロッパ、アメリカ 】


この「穀物」という分類で私たちがよく食べる発酵食品といえば、やっぱり納豆とパンですよね。

納豆は独特の味とニオイがあるので苦手な人も多いかもしれませんが、パンは菓子パンやおかずパンなど美味しいものばかりなので好きな人も多いはず^^


ちなみに私は、土日の朝になると高確率でパンを食べるんですがまだ「サンフランシスコ・サワードウ・ブレッド」を食べたことがありません。

だから酸味のあるパンをいつか…いつか味わってみたいです(笑)


ということで、「穀物」を使った発酵食品の種類はこれでおしまい^^
お次は、「野菜」を使った発酵食品の種類を見ていきますよ~。

発酵食品の分類その2:野菜(15種類)


この「野菜」の分類では、日本と世界にあるいろいろな漬物を紹介しています^^

漬物は馴染みのあるものも多いですが、それ以上に種類が豊富なのであなたが食べたことのないものもきっと入っているはず。

ぬか漬け 米ぬかと塩を混ぜたぬか床に野菜を漬けたもの
奈良漬け 白うりなどの野菜を塩漬けしたあとに酒粕床に漬けたもの
べったら漬け 塩漬けした大根を米麹と砂糖で漬けたもの
野沢菜漬け 野沢菜を塩漬けして乳酸発酵させたもの
三升漬(さんしょうづけ) 青唐辛子と醤油と麹を同じ分量で混ぜて漬けたもの
わさび漬け わさびの葉や茎を刻んで酒粕に漬けたもの
からし漬け 野菜を塩漬けにしたあとで、酒と辛子と麹に漬けたもの
すぐき漬け カブの変種であるスグキナの葉と根を塩漬けにしたあと、乳酸発酵させたもの
すんき漬 赤カブを無塩で乳酸発酵させたもの
黒ニンニク 白いニンニクを湿度の高い場所で発酵させたもの
キムチ 白菜などの野菜を塩漬けにしたあと、ニンニクと塩辛と唐辛子に漬け乳酸発酵させたもの【 韓国 】
メンマ 蒸したタケノコを乳酸発酵したあとで、塩などの調味料によって味付けされたもの【 中国、台湾 】
ザーサイ カラシナの変種であるザーサイを塩漬けにしたあと、唐辛子や酒などで味付けしたもの【 中国 】
ザワークラウト キャベツを塩や香辛料などと一緒に乳酸発酵させたもの【 ドイツ 】
ピクルス 野菜などの食材を酢漬けにしたもの【 ヨーロッパ 】


さて「野菜」を使った発酵食品を見てきましたが、なんだか日本って漬物の種類がすごく多い!

でも漬物って、保存性が高いしお米も美味しく食べられるし、良いことばかりなので考えついた昔の人には感謝ですね^^


すえさやすえさや

ちなみに私は普段からぬか漬けをしているし、冬にはキムチを漬けたりもしています。

無添加で安心安全だし、自分の好きなように漬物が作れて結構おもしろいですよ。

なので、興味がある人はぜひ一度お試しあれ♪


ということで、「野菜」を使った発酵食品の種類はこれでおしまい^^
お次は、「魚肉」を使った発酵食品の種類を見ていきましょう。

発酵食品の分類その3:魚肉(21種類)


この「魚肉」の分類は少し種類が多いので、さらに「魚介類」と「肉類」に分けて紹介していきますよ。

ではさっそく、魚介類を使った発酵食品から^^

1.魚介類を使った発酵食品(17種類)

イカの塩辛 イカの身と肝を一緒に塩漬けにしたもの
このわた なまこの内臓を塩漬けにしたもの
めふん サケの腎臓を塩漬けにしたもの
酒盗(しゅとう) 魚の内蔵を塩漬けしたもの・使われる魚はカツオやマグロやサケなど様々
へしこ 塩漬けした青魚をぬか漬けにしたもの
ふぐの卵巣の糠漬け ふぐの卵巣を1年以上塩漬けにしたあとで、さらに2年以上ぬか漬けにしたもの
くさや 開いた魚をくさや液(繰り返し魚を漬けてきた塩水)に漬け込んで干したもの
舞昆(まいこん) あけびの花びらから抽出された酵母と熟成させた果物で昆布を発酵させ、そのあと醤油で炊いたもの
かつお節 いぶして乾かしたカツオにカビ付けを何度か繰り返したもの
かぶら寿司 切り込みを入れたカブを塩漬けしたあと、切り込みに同じく塩漬けしたブリや人参を挟んで米麹で発酵させたもの
飯寿司(いずし) 魚を野菜と米麹と一緒に樽に入れて、乳酸発酵させたもの
鮒寿司(ふなずし) 塩漬けしたフナにご飯を詰め、容器内でフナとご飯を交互に敷き詰めたもの
ハタハタ寿司 ハタハタを塩漬けしたあと、米麹や野菜などと一緒に詰めて漬けたもの
チョッカル 魚介類を使った塩辛の総称・生のカニを塩とタレに漬け込んだ「ケジャン」もチョッカルの一種【 韓国 】
ホンオフェ エイの切り身を壺に入れて、冷暗所で10日ほど放置し自然発酵させたもの【 韓国 】
アンチョビ 塩漬けしたカタクチイワシをオリーブオイルに入れたもの【 イタリア 】
シュールストレミング ニシンを塩水とともに缶詰の中で発酵させたもの・世界一臭い食べ物として有名【 スウェーデン 】


この「魚介類」を使った発酵食品の種類の中で一番気になるのはやっぱり世界一臭い食べ物といわれている「シュールストレミング」!

ウワサでは服に汁がつくと洗濯しても一生ニオイとシミが取れないんだとか…。
気になるけど食べるのにはかなり勇気がいりますね^^;

さて、もう少しシュールストレミングについて話したい(笑)ところですが、続きがあるので先に行きましょう!


お次は「お肉」を使った発酵食品の種類の紹介です^^

2.お肉を使った発酵食品(4種類)

生ハム 豚肉を塩漬けにしたあと、乾燥させて熟成したもの【 イタリア、スペイン 】
サラミ 豚ひき肉に塩や酒などを混ぜて腸詰めし、そのあと乾燥熟成をしたもの【 イタリア 】
ペパロニ サラミの一種・サラミとの違いは香辛料が効いていてちょっとピリ辛【 イタリア 】
キビヤック 海鳥をアザラシに詰め込んだあと、土に長期間埋めて作ったもの【 カナダ、グリーンランド、アラスカ 】


「お肉」を使った発酵食品の種類を見ると、キビヤック以外は食べる機会が多いかもしれませんね。

ちなみに私は生ハムが好きなんですが、なにとも合わせずにそのまま食べるのが一番好きです^^
生ハムの原木(豚の足まるまる一本)も買ってみたいけど、お高いし置く場所がないので断念中…。


ということで、「お肉」を使った発酵食品の種類についてはここまで^^
お次は、発酵によって作られた「乳製品」の種類を見ていきますよ。

発酵食品の分類その4:乳製品(4種類)


この乳製品の分類で紹介する発酵食品は、きっとあなたにも馴染みのあるものばかりだと思います^^

お店でも見かけることが多い発酵によって作られた「乳製品」をさっそく見ていきましょう。

ヨーグルト 牛乳または豆乳を乳酸菌で発酵させたもの
サワークリーム 生クリームを乳酸菌で発酵させたもの
発酵バター サワークリームを混ぜてできる固形のもの
チーズ 牛などの乳に乳酸菌や酵素を入れて固め、液体(ホエイ)を取り除いたものに乳酸菌やカビ菌をつけて発酵させたもの


発酵で作られた「乳製品」はお店でもたくさん販売されていますが、特にヨーグルトは種類が豊富ですよね。

しかも乳酸菌の特徴を活かして風邪予防や内臓脂肪を減らすなど効果も様々だし、目的に合わせて選べるのは嬉しいところ^^

★ヨーグルトの菌についてはこちら
5種類のヨーグルト菌それぞれの特徴とは?混ぜて食べたらどうなる?

でもヨーグルト以外にも、発酵食品の乳製品は料理やお菓子に使いやすいものばかり!
なので、あなたもぜひ取り入れてみてくださいね。


それでは「乳製品」の分類についてはここまでにしておいて、お次は発酵によって作られる「調味料」について見ていきますよ~。

発酵食品の分類その5:調味料(41種類)


ここからは発酵によって作られた調味料を見ていくんですが、なんと41種類もあるんですよね。

なので、分かりやすくするために

  1. お酢
  2. 醤油
  3. 魚醤(ぎょしょう)
  4. 味噌

という順番で紹介していきますよ。

それではさっそく、「お酢」の種類から見ていきましょう。

1.お酢(10種類)

米酢(こめず) 蒸したお米を米麹と酵母でアルコール発酵させたあとに、酢酸発酵させたもの
穀物酢 材料に米だけでなく、コーンや麦などの穀物がブレンドされたお酢のこと
黒酢 蒸した穀物と米麹と水をカメに入れて発酵させ、2年以上熟成させたもの
果実酢 果実や果汁を酢酸発酵させたもの・お酢に果実を漬けたものもある
粕酢(かすず) 酒粕を酢酸菌(さくさんきん)で酢酸発酵させたもの
香酢(こうず) もち米を酢酸発酵させたもの【 中国 】
ワインビネガー ブドウ果汁やワインを酢酸発酵させたもの【 イタリア、フランス、スペイン、ポルトガル 】
バルサミコ酢 ブドウの濃縮果汁を酢酸発酵させたあと、樽で長期間熟成させたもの・100年熟成したものもある【 イタリア 】
タバスコ 唐辛子と岩塩と穀物酢で発酵させたもの【 アメリカ 】
ウスターソース 野菜や果実などのピューレに、塩と酢と砂糖を入れて熟成させたもの【 イギリス 】


タバスコやウスターソースがお酢の分類になるなんて驚いた人も多いのでは?
というより、そもそも発酵食品だったということに驚いた人のほうが多いかもしれませんね^^

でもお酢の種類を知っておくことは、お酢選びや使い分けなどにも役立つので結構おすすめですよ。
ちなみに私は、米酢・黒酢・果実酢を常に置いて使えるようにしています♪

★お酢の種類の違いや使い分けについてはこちら
お酢の種類の違いとは?マニアが使い方&選び方を紹介します!


ということで「お酢」についてはこのくらいにしておいて、お次は「醤油」について見ていきましょう。

2.醤油(11種類)

醤(ひしお) 豆麹と麦麹に、醤油と水を入れて発酵させたもの・醤油や味噌の原型と言われている
濃口醤油 蒸した大豆に同量の小麦を入れて麹と塩で発酵させた醤油のこと
薄口醤油 濃口醤油より塩分を多くして発酵と熟成をおさえ、さらに醸造期間も短くしている醤油のこと
生醤油(なましょうゆ) 濃口醤油をろ過しただけの醤油のこと・加熱処理はしない
白醤油 大豆ではなく小麦を使って、薄口しょうゆよりも発酵をおさえた醤油のこと
たまり醤油 蒸し大豆をみそ玉にして麹菌をつけたあと、塩水に入れて熟成した醤油のこと・小麦は使わない
再仕込み醤油 塩ではなく、塩と同じ濃度で加熱していない醤油を使って発酵させた醤油のこと
加工醤油 甘みなどの味付けをされている醤油のこと
もろみ/醤油の実 麹を生醤油で仕込んで発酵熟成させたもの・食べる醤油とも言われている
醤油麹 醤油に米麹を入れて発酵させたもの
カンジャン 茹でた大豆を枯草菌(こそうきん)と塩水で発酵させたあと、絞って出てくる液体のこと・日本の醤油のようなもの【 韓国 】


醤油といえば、ちょっと前に「生醤油」が有名になりましたよね。

でも実は、生醤油には

  • きじょうゆ:出汁などで味付けをしていない火入れをした醤油
  • なましょうゆ:火入れをせずろ過だけをした醤油

と2種類あるので注意しないといけません^^;

なので、買うときは「生」の読み方がどうなっているのかを確認してから買ってくださいね。


ということで「醤油」についてはこれでおしまい^^
お次は「魚醤(ぎょしょう)」について見ていきましょう。

3.魚醤:ぎょしょう(7種類)

さて、魚醤の紹介に入る前に「魚醤ってなに?」というあなたのためにちょこっと説明。

すえさやすえさや

魚醤というのは魚介類を使って作った調味料のことで、魚醤油(うおしょうゆ)とも呼ばれています^^

それでは魚醤がどんなものか分かったところで、さっそく種類を見ていきましょう。

いかなご醤油 いかなごを塩漬けにしたときにできる発酵した液体のこと
しょっつる ハタハタなどの魚を塩漬けしたときにできる発酵した液体のこと
いしる スルメイカやアジなどを塩漬け発酵したときにできる液体のこと
ナンプラー カタクチイワシなどの小魚を塩漬け発酵したときにできる液体のこと【 タイ 】
ニョクマム 材料や作り方はナンプラーと同じ・ニョクマムのほうが香りがキツくて塩味はやや控えめ【 ベトナム 】
シュリンプペースト オキアミやエビに塩を入れて発酵させたもの・固形とペーストがある【 東南アジア 】
カピ つぶしたエビや小魚に塩を入れて発酵させたもの・固形とペーストがある【 タイ、ミャンマー 】


醤油を使う人のほうが多いせいか、お店では魚醤ってあまり見かけませんよね。
私自身、タイ料理を作るときに「ナンプラー」を使うくらいで他の魚醤を使ったことはないし^^;

でもせっかく日本には魚醤が何種類かあるんだから、1つくらいどんな味がするのか食べてみたいところ…。

もし、あなたも魚醤を食べたことがないなら一緒にトライしてみましょ!^^


ということで「魚醤」についてはここでおしまい。
お次は「味噌」について見ていきますよ~。

4.味噌(13種類)

米味噌 大豆を米麹と塩で発酵させた味噌のこと
麦味噌 大豆を麦麹と塩で発酵させた味噌のこと
豆味噌 大豆に麹菌を直接かけて、塩と一緒に発酵させた味噌のこと
かんずり 塩漬け唐辛子をアク抜きしたあとで、麹や柚子と一緒に発酵させたもの
なめ味噌 煎った大豆と小麦や米などで麹をつくったあと、食塩を足して発酵させたもの・普通の味噌とは違ってそのまま食べる味噌
加工なめ味噌 なめ味噌に調味料や野菜などが入ったもの・例えばピーナッツ味噌とか柚子味噌など
納豆味噌 刻んだ納豆と味噌を混ぜたもの
味噌麹 味噌に麹を入れて熟成させたもの
コチュジャン もち米、麹、唐辛子、塩を一緒に発酵させたもの【 韓国 】
テンジャン カンジャン(韓国の醤油)を作ったときにできる絞りカスのこと【 韓国 】
チョングッジャン 茹でた大豆に枯草菌を入れて発酵させたもの・テンジャンより発酵期間は短め【 韓国 】
豆板醤(とうばんじゃん) 皮をむいたソラマメを麹と食塩で発酵させたあとに、唐辛子などを入れてさらに熟成させたもの【 中国 】
甜麺醤(てんめんじゃん) 小麦粉を塩と麹で発酵させたもの【 中国 】


味噌は日本のものだけじゃなくて、韓国のコチュジャンや中国の豆板醤・甜麺醤なども使う機会が多いですよね。

これ1つで簡単にその国の味を出せるし日本の料理にちょい足ししても美味しいので、1つずつでも持っておけばかなり便利でしょう♪

すえさやすえさや

ちなみに我が家では、私と夫が韓国料理を好むので「コチュジャン」は必ず常備しています^^

ということで、これで長かった「調味料編」はおしまい!
しかも残る分類もあと3つなので、もう少しお付き合いくださいね。

ではさっそく、お次に紹介するのは発酵で作られる「お酒」の種類についてです^^

発酵食品の分類その6:お酒(19種類)


この「お酒」の分類ではお酒はもちろん、お酒を作るときにでるカスについても紹介しています^^

お酒が苦手な人でも食べられる&飲めるものもあるので、じっくり見ていってくださいね。

日本酒 蒸した白米を麹菌と清酒酵母で発酵させたもの
酒粕 日本酒を作るときに出る絞りカスのこと
焼酎 蒸した白米や麦などを麹菌と清酒酵母で発酵させたあと、蒸留(アルコール度数を高く)したもの
泡盛(あわもり) タイ米を黒麹菌と泡盛酵母で発酵させて蒸留したあと、さらに熟成させたもの
みりん 蒸したもち米に米麹と焼酎(または醸造用アルコール)を入れて熟成させたもの・甘いお酒
みりん粕/こぼれ梅 みりんを作るときに出る絞りカスのこと・酒粕と違って粘り気があって甘い
甘酒 麹と水で発酵させた飲料でノンアルコール・酒粕を溶かして作る甘酒もある
マッコリ 蒸したモチ米や米を麦麹と水で発酵させ、裏ごししてできるお酒【 韓国 】
黄酒(おうしゅ) 蒸した米と酵母と麦麹をカメに入れて発酵熟成させたもの・穀物を使った醸造酒の総称【 中国 】
馬乳酒 馬の乳に酒母(馬乳酒や野草など)を入れてひたすら混ぜ続けたあとに、一晩置いてできたお酒【 モンゴル 】
ビール 大麦を発芽させたもの(麦芽)をビール酵母でアルコール発酵させたもの
マーマイト ビールの酒粕から作られた黒くて粘度のあるペーストのこと・塩辛くて苦みを感じるがパンにぬって食べる【 イギリス、ニュージーランド 】
ベジマイト マーマイトとほぼ同じ作りだがマーマイトよりも柔らかくて少し甘い・ベジマイトも同じくパンにぬって食べる【 オーストラリア 】
ウイスキー ビールとは同じ材料と作り方だけど、ビールとは違って蒸留したお酒【 イギリス 】
ウォッカ ウイスキーと同じ穀物が原材料だけど、蒸留したあと白樺の炭でろ過したお酒【 ロシア 】
テキーラ 蒸したピニャという植物の絞り汁を発酵させて蒸留したもの【 メキシコ 】
ワイン 搾ったブドウ果汁を自然酵母でアルコール発酵させたあと、熟成させたもの
シードル リンゴの皮についた天然酵母で自然発酵させたリンゴ酒・最近では発酵を安定させるために培養した酵母で作られている【 フランス 】
カルヴァドス シードルをさらに蒸留して熟成させたお酒【 フランス 】


ここではノンアルコールの甘酒も「酒」という文字が入っているので「お酒」に分類しました^^

そういえば、甘酒って冬の飲み物というイメージが強かったですけど最近は夏にも飲むようになりましたよね。
夏限定の甘酒…なんてものも販売されているので、これからは季節を問わず甘酒を楽しめそうです♪

★市販の甘酒が気になる人はコチラ
甘酒の市販でおすすめはどれ?28種類の商品レビュー【随時追加】


では、発酵でつくる「お酒」についてはここまでにしておいて、お次は「飲料」について見ていきましょう^^

発酵食品の分類その7:飲料(8種類)


この「飲料」の分類では、主にお茶を紹介しています^^

お茶といえば普段から飲むものなので、発酵食品を手軽に取り入れたいという人は必見ですよ!

阿波晩茶(あわばんちゃ) 茹でて酵素発酵を止めた茶葉を乳酸菌で発酵させたお茶
碁石茶(ごいしちゃ) 蒸して酵素発酵を止めた茶葉にカビをつけて一次発酵させ、その後さらに乳酸菌よる二次発酵を行ったお茶
紅茶 茶葉を乾燥させたあと、揉み込んで完全に発酵させたお茶
紅茶キノコ 紅茶や緑茶に、砂糖と酢酸菌の集まりが作ったゲル状の塊を漬けてできたもの・欧米ではコンブチャと呼ばれている
ウーロン茶 茶葉の酵素による発酵中、わざと加熱して発酵をとめた半発酵のお茶【 中国 】
プーアル茶 加熱で酵素発酵を止めた茶葉をカビ発酵させたお茶【 中国 】
ルイボスティー ルイボスの葉を35℃で約8時間発酵させたもの・ちなみにグリーンルイボスティ―は非発酵【 南アフリカ 】
シッケ 炊いたもち米を麦芽で発酵させたもの・飲むときは冷たくして松の実や干しナツメなどを入れる【 韓国 】


私の家では前までプーアル茶を飲んでいたんですが、一風堂というラーメン屋さんで「ルイボスティー」を飲んでからというものそちらへグイグイ。

気が付けば我が家のお茶はルイボスティーになっていました(笑)

ルイボスティーには独特な香りと味があるんですが、さっぱりしていて美味しいしノンカフェインなので、気になる人はぜひ飲んでみてくださいね^^

すえさやすえさや

ただし、ルイボスティーには発酵していないグリーンルイボスティー」があるので要注意!

発酵しているルイボスティーはお茶の色が赤いので、お間違えなく^^

ということで、「飲料」の分類はこれでおしまい。
お次はいよいよ最後の分類、発酵で作られる「デザート」についてです♪

発酵食品の分類その8:デザート(4種類)


最後の分類は、みんな大好き「デザート」ですよ^^

正直なところ、全部の食品が「え、これ発酵食品だったの?」と思うものだったので、きっとあなたも驚くはず。

くず餅 小麦のデンプンを乳酸菌で発酵させたもの
カカオ カカオの実と豆は発酵させることで、チョコレートらしい香りと味の素ができる【 アフリカ 】
バニラビーンズ 成熟する前のサヤを天日干しと保温を繰り返しながら発酵熟成させたもの・発酵することで甘い香りが出てくる【 マダガスカル、メキシコ、インドネシア 】
ナタデココ ココナッツの果汁にナタ菌(酢酸菌の一種)を入れて発酵させ、コンニャク状になった部分をお湯で茹でたもの【 フィリピン 】


この分類での驚きは、カカオとバニラビーンズは発酵しないと香りが出ないということ!

だったら発酵前のカカオやバニラビーンズはどんなニオイがするのか…ちょっと気になっちゃいますね^^


ということでここまで発酵食品の種類を見てきましたが、か・な・り多くてびっくりしたでしょう?(笑)
きっと知っているものから知らないものまでたくさんあったと思います^^

でも発酵食品生活を続けるなら、やっぱり続けやすいのが1番

そこで参考までに、発酵食品マニアの私が「毎日摂りやすい食品」を紹介するのでぜひ取り入れてみてくださいね。


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毎日摂りやすい発酵食品はコレだ!


私は発酵食品生活をかれこれ6年ほど続けているんですが、そんな私が「これは毎日無理なく摂れる!」とおすすめするのはズバリ「調味料」です^^

「納豆とかヨーグルトじゃないの?」と思った人が多いかもしれませんが、発酵で作られる調味料って分類だけでお酢・醤油・魚醤・味噌があるし、そこからさらに種類があるので正直飽きることがないんですよね。

しかも毎日の料理に自然と使うし、和食・洋食・中華・韓国料理・イタリアンなどなど料理のしばりもありません♪

すえさやすえさや

だから発酵調味料は、普段の生活でなにげな~く摂れて負担にならない( *´艸`)

あ、でも発酵調味料を使うとき1つだけ注意してほしいことがあるんです!

それは本物の発酵調味料を選ぶこと。


「本物ってなんぞや」と思っているあなたに詳しく説明すると、食品添加物が使われていない発酵調味料を選んでくださいね…ということです^^

発酵食品は発酵していてこそ健康や美容に効果があるんですが、食品添加物の入っている食品は発酵している風の味や香りをつけているだけなので食べても発酵食品の効果を得ることはできません(´;ω;`)

なので発酵調味料を買うときは「原材料」をしっかりチェックするようにしましょう。

参考までにチェックの仕方も紹介しておきますね♪

本物の発酵食品の見分け方


基本的にカタカナだったりよく分からない材料が入っているものは、たいていニセモノ発酵食品です^^;

とくに、これから紹介する材料はニセモノ発酵食品によく見かけるので要注意!

気をつけたい材料(一部)

  • 香料
  • 着色料
  • 酸味料
  • 甘味料
  • 調味料
  • 保存料
  • pH調整剤
  • 酸化防止剤
  • 増粘多糖類
  • アルコール(酒精、醸造アルコールと書かれることも)


とはいえ、全部の食品の添加物を気にしていたらかなり気持ちが疲れるので、あなたの無理のない範囲で本物を取り入れていってくださいね^^

すえさやすえさや

ちなみに私はお酢・醤油・味噌・みりんだけ本物にして、コチュジャンや豆板醤などは添加物の入ったもの(でいいやと思って)使っています。

ということで、これで発酵食品の種類&毎日摂れる食品についてはおしまい!

結構長くなってしまったので最後に要点をまとめておきましょう♪

まとめ

  • 今回紹介した発酵食品は全部で124種類あり、詳しく分類すると
    1. 穀物(12種類)
    2. 野菜(15種類)
    3. 魚肉(21種類)
    4. 乳製品(4種類)
    5. 調味料(41種類)
    6. お酒(19種類)
    7. 飲料(8種類)
    8. デザート(4種類)

    となる。

  • 毎日摂りやすい発酵食品は「調味料」類である。
    そのときは食品添加物に注意すること!


発酵食品を続けるとき、調味料以外にも自分の好きな食品を取り入れるともっと楽しんで発酵食品生活をおくることができますよ。

ちなみに私は調味料以外だと

  • 甘酒(米麹タイプ&酒粕タイプ)
  • 納豆
  • ヨーグルト
  • ぬか漬け

を食べています^^

あなたも自分のお気に入りの発酵食品を見つけて、発酵食品生活を楽しんでくださいね♪

★発酵食品生活の飽き予防についてはこちらを参考にどうぞ
発酵食品が体にいい理由は3つ!私もしている継続のコツ2つとは?

ハピパリ運営者 “ すえさや ” ってどんな人? 

  • 「広島県」出身の「福岡県」住まいのアラサー主婦(生い立ち
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